「腐女子、うっかりゲイに告る。」とうとう学校中にゲイがバレる5話 傷つけ合う青春にハマりまくる“QUEEN楽曲”演出(1/2 ページ)

「ママ〜」。映画以上にズンと来たQUEEN「Bohemian Rhapsody」。

» 2019年05月25日 11時10分 公開
[北村ヂンねとらぼ]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 彼女へのゲイバレに続いて、今回は学校内でゲイバレしてしまった「腐女子、うっかりゲイに告る。」(NHK総合・土曜23時30分〜)第5話。

 スーパー銭湯で同性彼氏・佐々木誠(谷原章介)とキスしているところを彼女である三浦紗枝(藤野涼子)に目撃されるという、だいぶ最低な状況でゲイバレしてしまった安藤純(金子大地)。これまでゲイであることを完璧に隠蔽し続けてきた純だが、ついにクラス中にバレてしまう。


腐女子、うっかりゲイに告(コク)る。 純がゲイであることが、ついにクラス中にバレてしまう イラスト/北村ヂン

第5話のあらすじ「好きになれるかもって本当に思ったんだ」

 あれ以来、ものすごく気まずい雰囲気になっていた純と紗枝。意を決した純は紗枝を呼び出して事情を説明する。自分がゲイであること。誠と付き合っていること。ゲイだけど、普通の幸せも欲しいと思っていたこと。

 「僕は男の人が好き。でも普通の人生だって諦められないんだ」「三浦さんなら好きになれるかもって本当に思ったんだ。なのにどうしても勃ってくれなかった」

 彼氏から言われる言葉として「どうしても勃ってくれなかった」はかなり最悪の部類。しかもゲイのカミングアウト。女子高生には処理しきれない情報だ。

 「絶対に振り向いてくれない人を本気で好きになった私はどうすればいいの!?」

 最悪なことにこの会話は、ふたりが付き合っていることをよく思っていない小野雄介(内藤秀一郎)に聞かれていた。小野はかつて、純が紗枝に気がないと知った上で、親友の高岡亮平(小越勇輝)が紗枝に惚れていると伝え、紗枝からの告白を受け入れないよう忠告していたのだ。

 翌日、純のゲイ情報はすっかりクラス中に広まっており、クラスメイトたちは完全に変な空気になっていた。亮平と紗枝だけは平静を装って純に話しかけるが、怒りが収まらない小野は純をガンガン責め立てる。色々と心が折れてしまった純は、教室のベランダの手すりに立ち、身を投げた。


腐女子、うっかりゲイに告(コク)る。 5話の聞き捨てならないシーン。若干、空回り気味で声をかけ続けてくれた亮平は完全にいいヤツ、純くん、トゲトゲしないで! イラスト/北村ヂン

青春って苦しい!

 ゲイであることを隠し通し、出来れば普通の幸せを手に入れたいと思っていた純にとって、他人からゲイであることをバラされるというのは最悪の展開だ。そんな中、紗枝と亮平がものすごく優しくしてくれたのが救いだった。

 「あのね、安藤くんが心配するほど、みんな気にしてないよ。少なくとも女子は気にしてない」「私はほら、BLが好きだから。ふたりの相性は完璧!」

 「付き合っている彼氏がゲイだった」なんて噂が広まったら、紗枝自身もかなりのダメージを受けているはず。しかも、もう普通に付き合うことは不可能と思われるゲイの彼氏に対してこんな言葉をかけられるなんて、なんちゅういい子なんだ……。

 純に対し、完全に腫れ物に触る状態になっているクラスメイトたちをよそに、若干、空回り気味で声をかけ続けてくれた亮平も完全にいいヤツ!

 一方、ゲイに対する悪意と偏見を丸出しにする小野。

 「お前はアイツのこと、本当に気持ち悪いと思わないの? 男に興奮して、男に勃ってるあいつのこと、本当に理解しちゃうんだ?」

 他人の性指向をバラした小野はさすがにクソ過ぎるものの、原因を作ったのは純自身でもある。

 小野は、亮平と紗枝を裏切ったことに対してブチ切れているのであって、ただ単に純がゲイであるという情報を知ったのだとしたら、ここまえで悪意むき出しにすることはなかったのではないだろうか。それが分かっているからこそ純も、小野に反撃することなく、飛び降りるという選択をしたのだろう。

 「大丈夫。お前のせいじゃない。僕が悪い。僕がこんなふうに生まれちゃったから。もう疲れた……ただそれだけなんだ」

 友情に篤いがゆえに純をガンガン傷付けてしまう小野。自分ではどうしようもない性指向で悩む純。とにかく優しい紗枝&亮平。青春って苦しい!


腐女子、うっかりゲイに告(コク)る。 青春期特有のトゲトゲした人間関係が、見ていてホントにつらかった5話 イラスト/北村ヂン

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/13/news176.jpg 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  2. /nl/articles/2411/14/news014.jpg ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. /nl/articles/2411/14/news042.jpg 夫「250円のシャインマスカット買った!」 → 妻が気づいた“まさかの真実”に顔面蒼白 「あるあるすぎる」「マジ分かる」
  4. /nl/articles/2411/14/news090.jpg ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  5. /nl/articles/2411/14/news167.jpg 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  6. /nl/articles/2411/14/news187.jpg 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  7. /nl/articles/2208/06/news075.jpg 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. /nl/articles/2411/13/news162.jpg 「情報操作されてる」「ぜーんぶ嘘!!」 175R・SHOGO、元妻・今井絵理子ら巡る週刊誌報道を一蹴 “子ども捨てた”の指摘に「皆さん騙されてます」
  9. /nl/articles/2411/14/news035.jpg 160万円のレンズ購入→一瞬で元取れた! グラビアアイドル兼カメラマンの芸術的な写真に反響「高いレンズってすごいんだな……」「いい買い物」
  10. /nl/articles/2411/12/news194.jpg 「予約しました」 サッポロ一番の袋に見せかけた“笑っちゃいそうなグッズ”が話題 「サッポロ一番味噌ラーメン好きがバレちゃう」
先週の総合アクセスTOP10
  1. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  2. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  3. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  4. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」
  5. イモト、突然「今日まさかの納車です」と“圧倒的人気車”を購入 こだわりのオプションも披露し光岡自動車からの乗り換えを明かす
  6. 「この動画お蔵かも」 親子デートの辻希美、“食事中のマナー”に集中砲火で猛省……16歳長女が説教「自分がやられたらどう思うか」
  7. 老けて見える25歳男性を評判の理容師がカットしたら…… 別人級の変身と若返りが3700万再生「ベストオブベストの変貌」「めちゃハンサム」【米】
  8. 「ガチでレア品」 祖父が所持するSuica、ペンギンの向きをよく見ると……? 懐かしくて貴重な1枚に「すげえええ」「鉄道好きなら超欲しい」と興奮の声
  9. 「デコピンの写真ください」→ドジャースが無言の“神対応” 「真美子さんに抱っこされてる」「かわいすぎ」
  10. 「天才」 グレーとホワイトの毛糸をひたすら編んでいくと…… でっかいあのキャラクター完成に「すごい」「編み図をシェアして」【海外】
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた