倉科カナ熱演「緊急取調室」 6話は子どもたちに愛を注ぐ保育士へのエール(1/2 ページ)
「幼稚園や保育園の先生のこと、どれだけ覚えてますか?」たしかに忘れてしまう、だけど!
5月16日放送「緊急取調室」(テレビ朝日系)のゲスト・倉科カナが演じたのは保育士。第6話はタイムリーでメッセージ性あふれる内容だったと思う。
第6話あらすじ「ウサギが園児を誘拐した」
ある夜、4歳の保育園児・西崎凛(落井実結子)が自宅から誘拐された。母親の明日香(土居志央梨)が30分の外出から帰ると、娘の姿がなかったばかりか、階段から転落したと思われる夫・康弘(向田翼)の死体がそこにはあった。近所の人が撮ったスマホ映像には、ウサギの着ぐるみをまとう不審者が凛を抱きかかえて歩く姿が映っていた。さらに捜査の結果、明日香が本当は2時間外出していたことも判明。まもなく、交番前に1人でいる凛を警察官が発見し、身柄は保護された。
明日香に疑いがかかる中、事件現場から凛の担任保育士・柴田七海(倉科カナ)の指紋が検出された。「緊急取調室(通称・キントリ)」は明日香と七海の2人を重要参考人として呼び出し、事情聴取する。すると、七海は明日香が不倫相手に会うため凛を保育園に預けていたと証言するのだ。その不倫相手を聴取し、防犯カメラの映像を確認することで2人のアリバイは証明された。結果、キントリは七海に対する嫌疑を深めていく。「死なせたのは私です」と自供する七海であったが、真壁有希子(天海祐希)は子どものことを一番に考える彼女が凛から父親を奪うようなことはしないと疑った。
後日、西崎宅で欠けたそろばんの珠を発見した有希子。凛の保育園ではトイレの前にそろばんを置き、出てきた子を転ばせることが流行っていた。凛は自宅で同じことをしていたのだ。ドアの前にそろばんを置き、待ちくたびれた凛はそのまま就寝。その後、そろばんで足を滑らせた康弘が転倒して亡くなった。その日、偶然、西崎家を訪問した七海は、凛に自分が父親を死なせたと気付かせないよう偽装工作を行った。
目の前で乳児を死なせてしまった経験が七海にはある。同じ思いをさせないため、凛に事実を知らせないでほしいと七海は懇願した。「それはできません」と、有希子は七海を諭した。
「幼稚園や保育園の先生のこと覚えてますか? 私たちはその程度の存在です」
序盤は、七海が怖く見えた。保護者の不倫相手へ会いに行ったりと、人の家庭に踏み込み過ぎだからである。エンディングの小石川春夫(小日向文世)の言葉が全てを表している。
「自分の子どもじゃないからこそ、保育士は親以上に注意して、責任を持って子どもたちを見てる。その責任感が彼女を動かしたのかもしれない」
正直、七海が取った凛ちゃんの守り方は間違っていたと思う。でも、母親がちゃんと家にいて、父親が娘に愛情を注いでいたら、この事件は起きなかったはずだ。無償の愛を注いでいたのは、父や母ではなく保育士だった。それを凛ちゃんが気付く日が来るのはいつなのだろう。
預かっていた乳児を死なせてしまった過去が七海にはある。十字架を背負う辛さを知っていた。その思いを凛ちゃんに味合わせないよう、自ら罪をかぶろうとした。
有希子「でも、凛ちゃんに聞けばそろばんを置いたことは思い出すはずです」
七海「やめて!」
七海を演じる倉科が素晴らしい。プライドの高さを滲ませる嫌味ったらしい雰囲気から、途端に感情をむき出しにする振り幅。彼女の「やめて!」で、はっきりと空気が変わった。
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