机の落書きから始まるボーイ・ミーツ・ガール 高身長女子と子犬系男子の漫画にときめく
かわいらしい2人を、思わず応援したくなります。
高身長にコンプレックスを持つ女子高生が、机の落書きを通してかわいらしい男子生徒と出会う漫画がTwitterで人気を博しています。作者は漫画家の春日有(@arikasuga)さんです。
移動教室は居心地が悪くて好きではない主人公の女子高生。ですが、一つだけ例外の教科がありました。その教科で座る席には、他のクラスの誰かが毎回机にかわいい落書きを残していたからです。この日のイラストは、花飾りをつけたウサギの少女。主人公は思わずにやけてしまいます。
どんな人がこの絵を描いているのだろうかと想像する主人公。小柄で、ふわっとしてて、ぬいぐるみを抱いていても許されそうな、自分とは全く別のタイプの女の子を思い浮かべます。彼女はかわいいものが大好きなのですが、高身長でクールな外見なためか、かわいいものが好きなことを「イメージと違う」「意外」と言われたことがあり、コンプレックスになっていたのです。そのため、まだ見ぬ落書きの作者がうらやましくなってしまいました。
彼女はほとんど無意識のうちに、ウサギの少女の横に、その恋人としてスーツを着たウサギのイラストを描き足してしまいます。すると翌週の移動教室のときに、新しい落書きとメッセージが残されていました。「もっと描いて」の言葉にうれしくなります。
さらに翌週、事態は急展開を迎えます。落書きの作者から友達になりたいと話しかけられたのです。作者の正体は、小柄で、ふわっとしてて、ぬいぐるみを抱いていても許されそうな、自分とは別のタイプの……男子でした。コンプレックスを刺激された主人公は「ずるい!」と言って逃げてしまいます。
「ひどいこと言ってしまった」と悔やむ主人公。もう落書きのやりとりはできないかもと思いながらあの席に行くと、机の上には彼からのイラストとメッセージが残されていました。「急に話しかけてゴメン」――どんな返事を描こうかな、というところで漫画は終わります。
Twitterでは、コンプレックスに悩む女子高生のかわいさや机の落書きで交流するシチュエーションの尊さが評判になっており、「どっちも頑張れ!」「すっごく胸がきゅんきゅんしました」「作者さんの温かい眼差しを感じます」などといったコメントとともに、続きを望む声が寄せられています。
作者の春日有(@arikasuga)さんは、とある地方のビジネスホテルを舞台に、看板猫の「おっさん」と見習い社長がトラブルを解決していく『日の出ホテルは猫日和』を出版しています。
画像提供:春日有(@arikasuga)さん
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