聖徳太子ゆかりの寺に「ギャグマンガ日和」のダンボール迷路が爆誕 四天王寺にコラボの経緯を聞いてみた(1/2 ページ)

「本家」の太子とジャージの太子がまさかのコラボ。

» 2019年06月07日 17時20分 公開
[不義浦ねとらぼ]

 四天王寺といえば、聖徳太子の戦勝祈願をきっかけに建立されたと伝えられる歴史ある寺院です。この由緒によって聖徳太子信仰の中心として栄えてきた古刹(こさつ)が、なんと今、増田こうすけ『ギャグ漫画日和』(現在の題は『ギャグ漫画日和GB』、以下『ギャグ漫画日和』/集英社)とのコラボイベントを開催しています。期間は6月5日〜9日までです。

四天王寺ギャグマンガ日和コラボ 四天王寺×ギャグマンガ日和コラボのポスター(四天王寺活動報告ブログより引用)

 告知ポスターには『ギャグ漫画日和』の聖徳太子が、ジャージではなく本家の聖徳太子の装いで登場。まさか「本家」の聖徳太子と「飛鳥文化アタック」をする方の聖徳太子がこのような形でコラボするとは、誰も予想できなかったのではないでしょうか。

 一体なぜこの企画が実現したのか? ねとらぼ編集部では、四天王寺に取材を行い、今回のコラボの経緯を聞きました。

四天王寺ギャグマンガ日和コラボ 四天王寺×ギャグマンガ日和コラボのポスター裏面(四天王寺活動報告ブログより引用)

新時代の布教

――四天王寺さんがマンガやアニメとコラボしたのは、今回が初めてなのでしょうか。

 はい、初めてです。

――なぜコラボすることになったのでしょうか?

 今回四天王寺では「霊場巡拝(おまいり)いこか」というイベントを企画しまして、昨今の御朱印ブームも加味して40年ぶりに「出開帳」をすることになりました。これは新西国霊場のいろいろなお寺の職員さんが四天王寺に集まって、来場した方へ御朱印を授与するものです。

 昔ならば催しものの広報はポスターや直接信徒さんにお伝えするなどの方法で行うのですが、今の時代に「仏さまはありがたいですよ」と言うだけでは物足りないと考えました。そこで40〜50代の若手住職・副住職が集まり、「聖徳太子ゆかりのマンガを取り上げるのはどうか」という話になったのです。聖徳太子や四天王寺が出てくる作品はこれまで多数ありましたが、若い人に人気がある作品といえばやはり『ギャグマンガ日和』だろうと考え、集英社に連絡を取りました。

――四天王寺さんからもちかけた企画だったんですね。

 そうなんです、集英社さんの持ち込みだと勘違いしている方もいるみたいですが(笑)。最初はチラシ用にイラストを描いていただくだけで話が進んでいたのですが、それだけでは味気ないのでがっつりコラボして『ギャグマンガ日和』の20周年を盛り上げたいと考えまして、今回「ダンボール迷路巡礼」をすることになったんです。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2502/08/news015.jpg パパに抱っこされる娘、13年後の成人式に同じ場所とポーズで再現したら…… 「お父さん若返った?笑」「時止まってる」2人の姿に驚き
  2. /nl/articles/2502/10/news083.jpg ありふれた鍵の穴に、毛糸でビーズを編み付けると…… 自慢したくなるふわふわアレンジが話題【海外】
  3. /nl/articles/2502/09/news037.jpg 着陸する戦闘機を撮ったはずが…… タイミングが絶妙すぎる1枚に「一部の専門家には貴重な一枚」 投稿者に話を聞いた
  4. /nl/articles/2502/09/news026.jpg スーパーで売れ残った瀕死のケガニを水槽に入れたら……翌日、まさかの展開 胸を打つ光景に「鳥肌立った」「泣きそう」
  5. /nl/articles/2502/09/news027.jpg マインクラフトで作った“超有名ゲームでおなじみの場所” 2カ月かけて建築した大傑作に絶賛「背景まで……」「全部ブロックだ!」
  6. /nl/articles/2502/09/news024.jpg 海釣り中、黒猫に「ちょっと来い」と呼び出された釣り人 → 付いて行くと…… 運命のような保護から2年、飼い主に話を聞いた
  7. /nl/articles/2502/10/news027.jpg ふと横にいる1歳息子を見ると……“まさかの姿”が100万表示 ママ絶叫の光景に「あああ!!」「これは尊すぎてやばい」
  8. /nl/articles/2502/09/news043.jpg 太巻きずしを手軽に作る方法が目からウロコ “身近なもの”で簡単にできる技に「天才的」「もっと早く知りたかった」
  9. /nl/articles/2502/06/news012.jpg 古いバスタオルをザクザク切って縫い付けると…… 目からウロコの再利用に「すてきなアイデア」【海外】
  10. /nl/articles/2502/10/news028.jpg 散歩中、花を見つけた柴犬が…… “1秒後の展開”に感涙の声「ほわああああ泣ける」「あと100000000000年生きるべき」
先週の総合アクセスTOP10
先月の総合アクセスTOP10
  1. ドブで捕獲したザリガニを“清らかな天然水”で2週間育てたら…… 「こりゃすごい」興味深い結末が195万再生「初めて見た」
  2. 「配慮が足りない」 映画の入場特典で「おみくじ」配布→“大凶”も…… 指摘受け配給元謝罪「深くお詫び」
  3. 母「昔は何十人もの男性の誘いを断った」→娘は疑っていたが…… 当時の“モテ必至の姿”が1170万再生「なんてこった!」【海外】
  4. 風呂に入ろうとしたら…… 子どもから“超高難易度ミッション”が課されていた父に笑いと同情 「父さんはどのようにしてこのお風呂に入るのか」
  5. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  6. 市役所で手続き中、急に笑い出した職員→何かと思って横を見たら…… 衝撃の光景が340万表示 飼い主にその後を聞いた
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. DIYで室温が約10℃変わった「トイレの寒さ対策」が310万再生 コスパ最強のアイデアへ「天才!」「これすごくいい」
  9. 「こんなおばあちゃん憧れ」 80代女性が1週間分の晩ご飯を作り置き “まねしたくなるレシピ”に感嘆「同じものを繰り返していたので助かる」
  10. 岡田紗佳、生配信での発言を謝罪 「とても不快」「暴言だと思う」「残念すぎ」と物議