左右の判断に時間がかかる「左右盲」について描いた漫画 自分もそうだったのかと共感集まる

「右」と「左」、とっさの判断が難しい。

» 2019年06月08日 20時00分 公開
[林美由紀ねとらぼ]

 突然「右手上げて」と言われて迷うことはありませんか? 漫画家の三森みさ(@mimorimisa)さんが「右」と「左」の判断に時間がかかる「左右盲」を紹介した漫画に約14万のいいねが付き、共感が集まっています。


左右盲05 左右の判断に時間がかかる

 三森さん自身、大人になっても「左右」の判断に時間がかかるのだといいます。こうした状態を俗に「左右盲」と呼ぶのですが、病気や障害として認められたものではなく、三森さんは「教育の中で混乱して矯正される機会がなく苦手なだけ」と説明します。

 三森さんにとっての原因は、幼稚園の頃に右と左を教えてもらったとき、“同じ方の手を挙げても対面した人と反対になるのはなぜ?”と混乱したまま、今に至ってしまったことだと分析。

 左右盲は日常に大きな支障がある訳ではないものの、学生時代に先生が「左の絵を見て」と言ったときに右の絵を見てしまい、授業の内容がちんぷんかんぷんだったというようなことが頻繁にあったといいます。


左右盲01 左右盲はあくまで俗称


左右盲02 教育の中で混乱したまま大人までそれが続いているという


左右盲03 日常に大きな支障はないけど、左右で混乱することがしょっちゅうあった

 三森さんは以前は右手の甲にほくろがあったので、それを見ることで「右」を認識していたのですが、左手の同じ所にもほくろができてしまい、混乱することが増えてしまったとか。

 このように左右を判断するときに判断が遅かったり、よく間違ったり、自分なりの確認のステップが入るなら、きっと左右盲だと説明しています。


左右盲04 「左右」を聞かれて迷ったり、自分なりの確認があったら左右盲かも

 三森さんは、左右の判断が苦手な人にはできれば「3時の方向」など、左右以外で指示してほしいと結んでいます。サポートし合える世の中にしたいですね……!

 こうした悩みを抱えていた人は意外と多かったようで、読者からは「共感できる」「親指と人差し指でLが作れる方がLEFTでなんとかやってきた」「次右に曲がってと言われてもわからず間違った方向に行ってしまうのは左右盲?」「自分もそうだ」など、自分も左右盲だという人や左右盲を初めて知ったという人から大きな反響が届いています。

 作者の三森さんはこの他にも、厚労省と専門家監修のもとアルコールや薬物依存などについて描いた啓発漫画 『だらしない夫じゃなくて依存症でした』を無料公開中。三森さんの公式サイトではこれまでの作品などが紹介されています。

画像提供:三森みさ(@mimorimisa)さん



Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
  3. 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  4. 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  5. 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  6. 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  7. 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  8. 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  9. 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
  10. 「妹が入学式に着るワンピース作ってみた!」 こだわり満載のクラシカルな一着に「すごすぎて意味わからない」「涙が出ました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」