「わたし、定時で帰ります。」8話 三角関係はどうなる? 結婚直前にわかった結衣(吉高由里子)と巧(中丸雄一)の価値観の違い(2/2 ページ)
何を言われてもいい覚悟で家庭を選択した賤ヶ岳
福永清次(ユースケ・サンタマリア)が持ち込んだ星印の案件は、予算的に明らかな無理がある。プロジェクトのチーフに指名されたのは賤ヶ岳だ。
「私は大丈夫だから」(賤ヶ岳)
大丈夫じゃない。彼女には生まれたばかりの双子がいるし、夫の陽介(坪倉由幸)は育休が明けたばかり。さらに、このタイミングで陽介の実家の母が倒れてしまった。母親を看るため、陽介は実家に戻った。
とにかく、福永がやばい奴なのだ。賤ヶ岳が「予算と時間がない」「先方の担当者が頼りない」と訴えても「頑張って!」と言って逃げ出す始末。全員てんてこ舞いなのに、いきなり「朝活しよう!」とトンチンカンなことを言ってきたり。仕事と家庭に追い詰められた賤ヶ岳に福永から電話がかかってきた。
「今度の日曜日、ゴルフ行こうって話になったのよ。賤ヶ岳さん、大丈夫? 磯貝課長とゆっくり話せるチャンスだし、どうだろう」
バカか。賤ヶ岳の家の状況を福永は知っているはずだ。
「家族が大変なときに、そこまでして働く必要ってあんのかな〜って。私、何のために働いてんだろうって考えちゃってね」(賤ヶ岳)
賤ヶ岳は休職を決断した。正直、彼女の決定はタイミングが急過ぎる。周囲に迷惑が掛かるのは必至である。
「ちょっと待ってよ、休職って……。困るよ! どうすんのよ、星印。チーフが抜けるってさ。本当にどうすんの? あり得ないよね?」(福永)
じゃあ、賤ヶ岳の義母が倒れた時点で代わりのチーフを決めればよかったのではないか? というか、いつも暇そうな福永がチーフをやったっていい。バックアップ体勢を作らず、福永は丸投げ三昧である。
「せっかく大きな案件を任せていただいたのに、ご期待に沿えず申し訳ありません。皆さん、本当に申し訳ありません!」(賤ヶ岳)
同僚に何を言われても「定時で帰る」を心に決めた結衣のように、何を言われてもいい覚悟で賤ヶ岳は家庭を選択した。
「先輩、大丈夫です。チーフは私が引き継ぎます」(結衣)
口をついて出た言葉に自分で一番驚いている結衣。
「私も全面的にサポートします。休んでも居場所はなくならない、ですよね? 東山さん」(三谷)
かつて「休んだら自分の居場所がなくなる気がする」と頑張り過ぎていた三谷佳菜子(シシド・カフカ)も、過去の経験を踏まえて結衣のフォローを宣言した。
結衣を詰める福永
チーフを買って出た結衣に福永は詰め寄った。
「定時で帰るっていうポリシーを貫くの、僕は悪いことじゃないと思ってる。でもさ、定時で帰るチーフだとみんなの士気が下がらないか、そこが心配でね」
決して指示はせず、暗ににおわせ、本人に決断させるよう仕向けるのが福永の攻め方。自分へ責任が向かないために言い訳の余白を残すのだ。
「このままだと、種田君倒れちゃうと思うんだよね。最近では休日返上で仕事してるし。東山さんはさ、もう少し種田君のために頑張ってあげても罰は当たらないと思うけどなあ」
福永が働いている場面を見たことがない。差し入れを持ってくるか、すぐトイレに行くかのどちらかだ。こういう人は、不思議とどこの会社にもいる気がする。
次回予告を見ると、「私も残業します」と結衣は口にしている。ついに9話では福永にスポットが当たる模様。結衣はこの男とどう決着をつけるつもりなのだろう?
「わたし、定時で帰ります。」これまでの振り返り
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父親が焦がしたハンバーグの悲哀。
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