ロードキル現場で目撃されたアナグマの親子のつらい別れに反響 「ただただ悲しい」「運転気をつけよう」

野生動物との交通事故が引き起こした悲しい現実。

» 2019年06月13日 19時55分 公開
[宮原れいねとらぼ]

 ニホンアナグマのロードキル現場で、回収される親のアナグマを寂しそうに見つめる子どものアナグマが目撃され、そのつらい別れと悲しい現実にさまざまな声が寄せられています



 勇魚屋(@isanaya223)さんが死んでしまったアナグマを見つけたのは近所の茶畑。手袋やビニール袋を準備して現場に向かい親アナグマを回収していると、まだ小さい子アナグマが草陰から出てきて、その様子を寂しそうに見つめながら、袋に入れられた親アナグマに近づく姿が見られます。


アナグマ ロードキル 親子 つらい別れ 野生動物 事故 死んだ親のアナグマを回収していると、子どものアナグマが

 人間を警戒しつつもその場から離れられないといった感じで、それから数時間たった夕方にも、車の音におびえながら、まだそこでウロウロする子アナグマの姿が見られたとのこと。ツイートでは、かわいそうだからと連れて帰るのも、エサをあげることも無責任な行動となってしまうため、心の中で「たくましく生きてくれよ」と願い、心を痛めながらもその場でお別れとなったことが語られています。これはただただつらい……。


アナグマ ロードキル 親子 つらい別れ 野生動物 事故 寂しそうに親を見つめる子アナグマ

 今回のきっかけを生んだ「ロードキル」とは、車による野生動物の死亡事故のこと。野生動物の生息域に道路が整備されたことで発生し、「動物注意」の標識がある一般道路だけでなく、侵入防止対策が施された高速道路などでも多発しています。

 もし運転中に野生動物に遭遇した場合、車同士の大きな事故等につながる急ハンドルは危険なため、止まって回避できない場合には衝突するしかない場面も(※小型動物の場合)。そのため遭遇しやすい場所、特にタヌキなどが出現しやすい夜間から早朝は普段より慎重に運転し、動物の目が光って見つけやすくなる上向きライトを状況によって使うのも有効とされています(JAF公式サイト参照)

 なお、もし衝突してしまった場合には、まず警察に連絡。そして動物が生きている場合には素手で触らないよう注意しつつ、動物病院や保護施設に運び(※治療費は基本的にドライバー負担)、それが難しい場合には電話で指示を仰ぎましょう。また亡くなっていた場合は動物を路肩に移動し、ひかれた動物を発見した場合には道路緊急ダイヤル「#9910」に連絡することで二次事故を防ぐことにつながります。

 コメントでは子アナグマを思う声が多く寄せられ、同時にそこで起こっている悲しい現実を知って「今まで以上に運転気をつけよう」とあらためて気を引き締める声が上がっています。


アナグマ ロードキル 親子 つらい別れ 野生動物 事故 人間だけでなく動物との交通事故にも気をつけたい

画像提供:@isanaya223さん



Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/01/news003.jpg パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  2. /nl/articles/2412/03/news179.jpg 「口座や住居が……」 坂口杏里、SNSで“重要個人情報を垂れ流し” 「かなりまずい状態」「大丈夫じゃなさそう」心配の声
  3. /nl/articles/2412/03/news184.jpg 部屋中に“まさかの原因”で「虫が大量発生」 松井珠理奈「寝るのも怖い」と自宅で大パニック ファンから対処法募る
  4. /nl/articles/2412/04/news067.jpg 「価格崩壊ヤバい」 セカストで2150円で買った“破格の掘り出し物”に「やっす……」「こういう事あるんすね」
  5. /nl/articles/2412/01/news031.jpg 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
  6. /nl/articles/2412/04/news110.jpg ニトリの“3990円デスク”が在宅ワークにぴったり 収納力抜群のコンパクト仕様に「サスガ、お値段以上」
  7. /nl/articles/2412/03/news188.jpg 「どういう神経してるの」 有名音楽評論家、過去の“万引き”を告白…… 「盗んだレコードで評論とは」批判殺到
  8. /nl/articles/2412/04/news084.jpg 大谷翔平、“仲間たちとのショット”に反響 幸せそうな表情に「これはすごい!」 妻・真美子さんとの“家族ショット”も
  9. /nl/articles/2412/03/news187.jpg ホロライブ・天音かなた、実母が“警察が動く犯罪に巻き込まれていた”ことを明かし視聴者騒然 「泣きながら電話かかってきた」
  10. /nl/articles/2412/04/news026.jpg ユキヒョウ? フクロウ? 新種の生物に見えて実は…… 驚きの正体に「存在していたのか!!!」「可愛すぎ」
先週の総合アクセスTOP10
  1. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  2. 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
  3. 「中学生で妊娠」した“14歳の母”、「相手は逃げ腰」妊娠発覚からの経緯を赤裸々告白 母親の“意外な反応”も明かす
  4. 勇者一行が壊滅、1人残った僧侶の選択は……? 「ドラクエでのピンチ」描くイラストに共感「生還できると脳汁」
  5. 「笑い止まらん」 海外産アプリで表示された“まさかの日本語”に不意打ち受ける人続出 「何があったんだw」
  6. パパが好きすぎる元保護子猫、畑仕事中もくっついて離れない姿が「可愛すぎる」と反響 2年以上がたった現在は……飼い主に話を聞いた
  7. アグネス・チャン、米国の自宅が“度を超えた面積”すぎた……ゴルフ場内に立地&門から徒歩5分の豪邸にスタッフ困惑「入っていいのかな」
  8. 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」
  9. 「車が憎い」 “科捜研”出演俳優、交通事故で死去 兄が悲痛のコメント「忘れないでください」
  10. PCで「Windowsキー+左右矢印キー」を押すと? アッと驚く隠れた便利機能に「スゲー便利」「知らなかった」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」