第1章推理反省会「あなたの番です」田中圭は本当に回復したのか? 原田知世は本当に? 予想のななめ上展開を徹底検証(2/2 ページ)

» 2019年06月23日 11時25分 公開
前のページへ 1|2       

田中圭は本当に回復したのか?

 となると、死んだ翔太(田中圭)は幽霊となって登場するのではないか。幽霊の翔太は、あれやこれやの方法で菜奈ちゃんを守っていくっていうゴースト展開になる。映像的にチープになりそうだが、そのあたり戯画化した展開で突き進んでいるドラマなので、ギリギリうまくいけると踏んだ。

 という予想は、みごと外れた。こんなムチャな展開にしなくても大丈夫だったのだ。

 いや、待ってくれ。

 ネット上では、実はあの「夕暮れの陽の光が差し込むなか微動だにしない翔太」のシーンで、実は、もう翔太は死んでいるのではないか(もしくは意識不明のままなのではないか)という説があるのだ。その後のシーンは、翔太の夢だという予想である。第2章は意識不明の翔太の夢を描いて、最終話で意識を取り戻し、菜奈ちゃんとハッピーエンド。

 さすがに第2章は全部夢オチでしたというのは大胆すぎるだろう。だが、確かに、意識不明の重体だったにもかかわらず、ひょこひょこと病院を抜け出せるまで一気に回復するの不自然だ。だから、あの手塚菜奈が死んだシーンは夢であるというのはありえなくもない。

 では、こういう予想はどうだ。

 翔太は意識を取り戻していない。病院を抜け出して菜奈が死を発見したのは、意識不明の翔太の夢だ。現実世界では菜奈は生きている。意識の戻らない翔太を心配しながら菜奈は真相を追い求めている。一方で、翔太は夢の中で、犯人探しをする

 見舞いにくる菜奈に、うわごとのように何かを言う翔太。夢の中で発見した推理のキーワードを菜奈に伝えるのだ。菜奈は、翔太に自分の発見を話して聞かせる。オランウータンタイムだ。わずかな意思疎通を頼りに、夢の中と、現実世界で、ふたりはオランウータンタイムを続ける

 うーん、ないかー。

 頭を冷やして、特別編を見て、また予想します。

米光一成

ゲーム作家、デジタルハリウッド大学教授。代表作「ぷよぷよ」「はぁって言うゲーム」「はっきよいゲーム」等

Twitter

たけだあや

イラスト、粘土。京都府出身。

Twitter

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
  3. 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  4. 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  5. 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  6. 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  7. 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  8. 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  9. 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
  10. 「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」