今夜2時間SP「ラジエーションハウス」最終回でも残った「謎の伏線」をどうするのか? 最初から12話構成で見たかった(1/2 ページ)

本田翼の頭痛の原因教えて!

» 2019年06月24日 11時25分 公開
※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 6月17日に放送された「ラジエーションハウス〜放射線科の診断レポート〜」(フジテレビ系)の11話。最終回だけに怒涛(どとう)の伏線回収が行われると思いきや、進まぬストーリーに途中からジリジリしてしまった。


ラジエーションハウス 唯織(窪田正孝)を見送った杏(本田翼)の真意は今夜SPで明らかになるのか イラスト/まつもとりえこ

第11話あらすじ「僕がやります」

 五十嵐唯織(窪田正孝)は、甘春杏(本田翼)の父で甘春総合病院の前院長・正一(佐戸井けん太)がうつ病ではなく別の病気ではないかと考える。MRIと髄液漏れ検査の画像を見た唯織は、正一が低髄液圧症だと確信した。正一の病気が手術で治る可能性があると知り、喜ぶ杏。

 その矢先、正一が突然意識障害を起こした。辻村駿太郎(鈴木伸之)ら甘春総合病院の医師に正一の治療をできる人間はいなかった。すると杏は、自分がやると言い出す。だが、失敗すれば運動機能に障害が出る危険性がある胸椎の治療。手術途中で、躊躇(ちゅうちょ)する杏は手が止まってしまった。それを見ていた唯織は「僕がやります」と名乗り出る。唯織は医師免許を持っていることを明かし、杏に代わって手術を成功させた。

 すると、放射線技師が手術をしたとマスコミが記事にし、騒動に発展してしまう。甘春総合病院に多くの医師を派遣する麗洋医科大学病院で聴聞会が開かれた。大森渚院長(和久井映見)は、そこで唯織が医師免許を持っていることを伝えた。しかし、同大学病院教授・辻村丈介(名高達男)は、技師として雇われた唯織が医療行為をしたことが問題と渚を責めた。渚は、甘春病院はくだらないルールのために人を見殺しにする病院ではないと反論した。

 自分の行為が問題視されていると知った唯織は、甘春総合病院を辞めてアメリカへ行くことを決意する。あくる日、杏は唯織が辞めたことを知った。辻村に促されてバスターミナルへと向かった杏は、「あなたが手出しできないくらい優秀な放射線科医になってみせます。だから……必ず戻ってきてください」と唯織と約束した。唯織はみんなに見送られながら旅立った。

最終回の困った内容

 さて……困った最終回である。11話の放送前、予告映像で見る唯織の姿には期待感が煽られたものだ。

 「代わります。僕がやります」

 カッコいい! なんて、イケメンなのか。あまりにカッコ良くて1週間ずっと楽しみにしていたら、このシーンはかなり序盤で登場した。唯織は医師免許を持っている。話の核となるべき重大な事実だ。それを明かし、どうなるのかと思っていたら、いきなり技師たちがへそを曲げた。

 「バカにしやがって!」(軒下)

 いやいや、そんな唯織じゃないことは一緒に働いててわかるでしょうが! なんだかんだ医師にコンプレックスを持ち、技師の仕事に誇りを持っていないように見えた。

 聴聞会で唯織を処分しようとする丈介に猛反論したのは渚院長だ。ただ、報道で病院に危機が迫っているのだから、「彼は医師免許を持っているんです」とさっさと世間に発表すればいい。それで済む話のはず。でも、何もしない。しろって! 結局、この件について弁明はされなかった。甘春病院でまともなのは、唯織への態度が変わらない小野寺俊夫(遠藤憲一)と鏑木安富(浅野和之)の2人だけなのか……?

 アメリカに旅立つ唯織を、杏と辻村は追い掛けた。ためらう杏の背中を押したのは辻村である。

 「行こう。いいから!」(辻村)

 「行こう」じゃなくて「行ってこい」と言うべきだ。なぜ、2人で行く? 予約が0件だからと言っても、急患が来たらどうするのだろう。さらに、技師全員も見送りに行った。渚院長と鏑木もだ。もはや、今日は休診じゃないですか……。

 横一列に立った仲間たち。「HERO」(フジテレビ系)っぽく唯織を見送る。

 「待てよ!」(軒下)

 「HERO」っぽく見送るのだ。ちゃんと近付いて話せばいいのに、なぜか遠くから声を張って話しかける。平成っぽい演出だったと思う。


ラジエーションハウス 11話の見どころ。横一列に立った仲間たち! イラスト/まつもとりえこ

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
先週の総合アクセスTOP10
  1. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  2. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  3. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  4. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  5. 田代まさしの息子・タツヤ、母の逝去を報告 「あんなに悲しむ父親の姿を見たのは初めて」
  6. 「遺体の写真晒すのはさすがに」「不愉快」 坂間叶夢さんの葬儀に際して“不適切”写真を投稿で物議
  7. 大友康平、伊集院静さんの“お別れ会”で「“平服でお越しください”とあったので……」 服装が浮きまくる事態に
  8. 妊娠中に捨てられていた大型犬を保護 救われた尊い命に安堵と憤りの声「絶対に許せません」「親子ともに助かって良かった」
  9. 極寒トイレが100均アイテムで“裸足で歩ける暖かさ”に 今すぐマネできるDIYに「これは盲点」「簡単に掃除が出来る」
  10. 「奥さん目をしっかり見て挨拶してる」「品を感じる」 大谷翔平&真美子さんのオフ写真集、球団関係者が公開
先月の総合アクセスTOP10
  1. 釣れたキジハタを1年飼ってみると…… 飼い主も驚きの姿に「もはや、魚じゃない」「もう家族やね」と反響
  2. パーカーをガバッとまくり上げて…… 女性インフルエンサー、台湾でボディーライン晒す 上半身露出で物議 「羞恥心どこに置いてきたん?」
  3. “TikTokはエロの宝庫だ” 女性インフルエンサー、水着姿晒した雑誌表紙に苦言 「なんですか? これ?」
  4. 1歳妹を溺愛する18歳兄、しかし妹のひと言に表情が一変「ちがうなぁ!?」 ママも笑っちゃうオチに「かわいいし天才笑」「何度も見ちゃう」
  5. 8歳兄が0歳赤ちゃんを寝かしつけ→2年後の現在は…… 尊く涙が出そうな光景に「可愛すぎる兄妹」「本当に優しい」
  6. 1人遊びに夢中な0歳赤ちゃん、ママの視線に気付いた瞬間…… 100点満点のリアクションにキュン「かわいすぎて鼻血出そう!」
  7. 67歳マダムの「ユニクロ・緑のヒートテック重ね着術」に「色の合わせ方が神すぎる」と称賛 センス抜群の着こなしが参考になる
  8. “双子モデル”りんか&あんな、成長した姿に驚きの声 近影に「こんなにおっきくなって」「ちょっと見ないうちに」
  9. 犬が同じ場所で2年間、トイレをし続けた結果…… 笑っちゃうほど様変わりした光景が379万表示「そこだけボッ!ってw」
  10. 新幹線で「高級ウイスキー」を注文→“予想外のサイズ”に仰天 「むしろすげえ」「家に飾りたい」