レビュー
» 2019年07月11日 11時00分 公開

深田恭子「ルパンの娘」は大博打に打って出たか? 実写化を期待され続けた原作の改変ポイントを考察してみた (2/2)

[寺西ジャジューカ, イラスト:まつもとりえこ,ねとらぼ]
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主役以上に脇役のキャラが濃い

 「ルパンの娘」は主役2人よりも脇役の方がキャラが濃い。原作小説で筆者が最も好きな登場人物は和馬の妹の新谷香(さとうほなみ)だ。当初は「あの子はちょっとヤバイかも」と華を認めなかったものの次第に心を許し、いつしか理解者になってくれた頼もしい味方。名字が変わっているので、ドラマ版の香は原作とは違い結婚しているようだ。

 そして、読者の中でおそらく最も人気を集めているのは華の兄の渉(栗原類)である。序盤、彼の存在感は薄い。しかし、ここぞの場面で妹思いの性分を発揮し、素晴らしい活躍を見せるから待っていてほしい。小説版のMVPは渉だった。他にも、華の父・尊を演じる渡部篤郎や和馬の祖父・和一を演じる藤岡弘、など、このドラマは脇を固める役者がなにげにいい。

 充実の原作、そして充実の演者をそろえた「ルパンの娘」。大コケor大化けの大博打ラブコメディが本日よりスタートする。

寺西ジャジューカ

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