品切れ続出『幼稚園』付録の「セブン銀行ATM」を作ってみた お札がニューッと吸い込まれる気持ちよさ

お金がにゅるっと出てくるときめき。

» 2019年08月05日 09時00分 公開
[辰井裕紀ねとらぼ]

 幼児誌の概念を覆すリアルな付録で、大人をも驚かせ続けている『幼稚園』(小学館)。9月号の付録ではセブン銀行とコラボした「セブン銀行ATM」が登場し、驚異の完成度に多くの書店で売り切れるほどの人気になっています。



幼稚園9月号 この通り、お金が吸い込まれる

 筆者も発売日の8月1日に渋谷の見つかる限りの書店に電話してみましたが、ことごとく売り切れ。なんとか夕方に買えた書店でも、夜には売り切れとなっていました。今号は1080円という、4月号の「びょんびょんらーめん」(関連記事)以来の強気な1000円超え特別価格ですが、その価格を上回るクオリティ-に人気が殺到しているようです。


幼稚園9月号 まあよくもこれが付録になったもの

幼稚園9月号 そしてお金が出てくる

 おなじみの銀行ATMを、付録で再現。デザインが細部まで凝っているだけでなく、お金が入っていく、出ていくスピードもちょうどよく、その人気ぶりも頷けます。


難所は少なく、1時間ほどで完成

 ここからはメイキングです。ATMのふろくが付く号にふさわしい、金色に彩られた表紙の9月号。早速付録の部品袋を抜き出します。


幼稚園9月号 本誌と部品袋

幼稚園9月号 部品を全て広げたところ

幼稚園9月号 セロハンテープ、電池、ドライバーが必要

 この企業コラボ付録シリーズ、いつもはあらかじめ準備するものはほとんどなくても作れますが、今回はセロハンテープ、単三電池、プラスのドライバーと3つ用意するものがあるので気をつけましょう。


幼稚園9月号 割と早い段階から直立する

 シリーズのほかの付録と比べてもかなりやさしい作りになっており、ほとんど難所らしい難所はありません。強いて言うと、つめをミラーの下にすべり込ませつつ、左右のつめをとりつける部分ぐらいでしょうか。

advertisement

 ただしそれはあくまで大人が作業した際のレベル。幼児だけでは苦戦必至なので、お父さんお母さんが手伝ってあげましょう。


幼稚園9月号 ここが数少ないプチ難所

幼稚園9月号 電話の受話器をさしこむ

幼稚園9月号 最後はお金をばらして……

 付録で付いてくるおもちゃのお札は、何やら大人の悪ふざけ感のあるユーモラスなもの。この肖像、幼稚園の表紙デザインの務めている大御所デザイナーの祖父江慎さんです。


幼稚園9月号 セブン銀行、完成

 じっくり作って、1時間10分ほどで完成させることができました。


セブン銀行を手元における、妙な幸せ


幼稚園9月号 あのセブン銀行を手元に置くことができる

 目の前にセブン銀行が現れる……これは思いのほかなかなかの達成感が得られます。

advertisement

 ATMはふだん急いで使うことが多いため、じっくりと眺める機会はありませんが、あらためて眺めるとなかなかいい造形をしているなぁ……とまじまじと見てしまいました。


幼稚園9月号 日ごろあまりない「ATM鑑賞」に浸る

 早速このセブン銀行ATMで遊んでみましょう。右側のスイッチを手前に引いてお札を上から入れると……。


幼稚園9月号 お札を入れると

幼稚園9月号 下からスルスルッと出てくる!

 気持ちいい。お札が出てくるシーンがしっかりと再現され、お金を引き出したとき特有の高揚感もちょっと味わえます。


幼稚園9月号 出てくる出てくるお札

 逆にスイッチを奥にスライドしてみましょう。そうすると、下から入れたお札がみるみるうちに吸い込まれていきます。


幼稚園9月号 お札がスルスル吸い込まれる

 この「どうでもいいけど、気持ちいい」が満たされる。何か「∞プチプチ」の動く版のような心地よさを感じます。

advertisement

 もはや行くところまで行ってしまった感が漂う『幼稚園』の付録。彼らが繰り出す次の一手からまるで目が離せません。


辰井裕紀

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2503/31/news036.jpg ペットショップで売れ残っていた5万5000円の柴犬→お迎えして半年後…… “一目瞭然の姿”が240万表示「うるってなった」
  2. /nl/articles/2503/29/news094.jpg 普通のクリップを2つつなげるだけで…… あると助かる“便利グッズ”に大変身 「マジで!」「素晴らしいアイデア」【海外】
  3. /nl/articles/2503/31/news101.jpg 「買ってよかった」 ワークマンのEXILE TAKAHIRO監修“2900円パンツ”に高評価続出 プロデュース手腕に称賛の声も
  4. /nl/articles/2503/31/news050.jpg 自宅の犬小屋に住み着いた野良猫、1年後の姿に「泣いた」と大反響 それからどうなった?現在の様子を聞いた
  5. /nl/articles/2503/31/news138.jpg ネットで買った“詐欺ドレス”→本物を探してみると…… まさかの展開が衝撃の700万再生「なんてことだ」【海外】
  6. /nl/articles/2503/31/news125.jpg 妹が生まれ、うれしそうな兄2人→7年間撮り続けたら…… “すてきな仕掛け”の記念写真に「ぐぉぁぁぁーー良すぎる」「ずっと続けて欲しい!」
  7. /nl/articles/2503/30/news010.jpg 6年間外につながれひとりで取り残されていたワンコ、あれから半年後…… 別犬のような姿に「嬉しすぎて泣きそう」「只々感動です」
  8. /nl/articles/2503/31/news052.jpg 古くなったセーター捨てないで! 驚きの“アイデア7選”が目からウロコ「想像力に嫉妬」「こんなにいろいろ作れるんだ」と400万再生【海外】
  9. /nl/articles/2503/27/news163.jpg 老けて見える25歳男性を評判の理容師がカットしたら…… 別人級の変身と若返りが3700万再生「ベストオブベストの変貌」【海外】【老けて見える男性のカット 反響TOP2】
  10. /nl/articles/2503/29/news015.jpg 捨てるしかないトイレットペーパーの芯をそのまま通すだけで…… 目からウロコの簡単ライフハックに「天才!」「素晴らしいアイデア」【海外】
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「うそでしょ!?」 東京ディズニーランド、“老舗”レストランの閉店を発表 「とうとう来てしまったか」「いやだああああ」と悲しみの声
  2. Koki,、豪邸すぎる“木村家の一室”がウソみたいな広さ! 共演者も間違えてしまうほどの空間にスタジオビックリ「コレ自宅!?」「ちょっと見せて」
  3. 息子の小学校卒業で腕を組んだ34歳母→中学校で反抗期を迎えて…… 6年後の姿に反響 「本当に素敵!」「お母さん、変わってない!?」
  4. プロが本気で“アンパンマンの塗り絵”をしたら…… 衝撃の仕上がりが550万再生「凄すぎて笑うしかないw」「チーズが、、、」 話題になった作者に話を聞いた
  5. ディズニーランドがオープンした1983年当時、カップルだった2人→37年後…… 目頭が熱くなる現在の姿に感動
  6. ニットで口元が隠れた赤ちゃん、そっと脱がせてみると…… “想像を超える”表情が2300万再生「心に刺さった」「今まで見た中で1番!」【海外赤ちゃん記事3選】
  7. 水族館のイカに“指でハート”をしてみたら… “まさかのお返し”が190万表示「こ、こんなことあるのか」
  8. 「ひどすぎ」 東京ディズニーランドで“約100人のドジャースファン”が一斉に“迷惑行為” 「やめてほしい」と物議
  9. 19万8000円で購入した超高級魚を、4年間育てたら…… ド肝を抜く“大変化”に「どんどん色が」「すごい」
  10. 初めて夫の実家に挨拶した妻、初々しかった表情が9年後…… “そうはならんやろ”な変わりっぷりが1150万再生
先月の総合アクセスTOP10
  1. 【べらぼう】“問題のシーン”、「子供に見せられない」 身体張った27歳俳優へ「演技やばくない?」
  2. 「恩師ビックリするやろなぁ」 中学3年で付き合い始めた“同級生カップル”が10年後…… まさかの現在に反響
  3. 「本当に迷惑」 宅急便の「不在連絡票」と酷似のチラシが物議…… ヤマト運輸「配布中止申し入れ」
  4. 「うそでしょ!?」 東京ディズニーランド、“老舗”レストランの閉店を発表 「とうとう来てしまったか」「いやだああああ」と悲しみの声
  5. 雑草ボーボーの運動場に“180羽のニワトリ”を放ったら…… 次の日、まさかの光景に「感動しました」「すごい食欲」
  6. 40歳・女性YouTuber「18年間、脇毛を処理していない」→“処理しない理由”語る 「脇のみならず……」
  7. コメダ珈琲店で朝、ミックスサンドとコーヒーを頼んだら…… “とんでもない事態”に爆笑「恐るべし」「コントみたい」
  8. 息子の小学校卒業で腕を組んだ34歳母→中学校で反抗期を迎えて…… 6年後の姿に反響 「本当に素敵!」「お母さん、変わってない!?」
  9. Koki,、豪邸すぎる“木村家の一室”がウソみたいな広さ! 共演者も間違えてしまうほどの空間にスタジオビックリ「コレ自宅!?」「ちょっと見せて」
  10. 使わない靴下をザクザク切って組み合わせると…… 目からウロコの再利用法が2500万再生「とてもクリエイティブ」【海外】