トランプ大統領もここで見学 海自の艦艇見るなら横須賀基地! 護衛艦「はたかぜ」の艦艇公開に行ってきた(1/3 ページ)

カッチョイイ艦砲から懐かしさを感じる備品まで盛りだくさん。

» 2019年08月13日 10時00分 公開
[鈴木伊玖馬ねとらぼ]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 2019年5月、トランプ米大統領が安倍首相と共に海上自衛隊 横須賀地方総監部(通称、横須賀基地 以下、通称を使用)を訪れ、護衛艦「かが」を視察しました。米国の大統領が海上自衛隊の護衛艦に乗船するのは歴史上初めてのこと。それだけに視察の様子は大きなニュースになりました。ヘリコプターからトランプ大統領ら一行がかがに降り立った「おぉぉー!」な様子を覚えている人も多いと思います。

 超VIP対応で行われたトランプ大統領のかが視察。しかし、さすがにトランプ大統領並みとはいきませんが、一般の人も海上自衛隊の船に乗艦できる機会があります。それが「艦艇一般公開」です。

はたかぜ 海上自衛隊の護衛艦「はたかぜ」

一般の人も楽しめる「艦艇一般公開」「基地開放イベント」

 海上自衛隊は艦艇や基地を開放し、紹介する広報イベントを定期的(ほぼ毎土日、休日)に行っています。海上自衛隊への理解を深めてもらうことを目的としており、「艦艇一般公開」では普段は港から眺めるだけの護衛艦などにも、実際に乗艦して見学できます。月に1度ペースで行われる「基地開放日」にはグッズや食べ物を販売する屋台も立ち並び、さながら一種のお祭りのような盛り上がりを見せます。

 今回は「よこすかYYのりものフェスタ2019」(2019年6月8日〜9日)中に、横須賀基地で行われた護衛艦「はたかぜ」艦艇公開の様子を紹介します。

海軍カレー 海上自衛隊の名物「海軍カレー」が販売されることも
はたかぜ 遠くからでも堂々とした姿を見せるはたかぜ

日本の海を守る護衛艦「はたかぜ」

 はたかぜは、1986年にはたかぜ型護衛艦の1番艦として配備されました。全長は約150メートル、幅は16.4メートル。横須賀基地を母港とし、約260人の乗組員が勤務しています。

はたかぜ 入り口 タラップからはたかぜに乗艦!

 タラップから艦へ上がり、まずは艦首に案内されます。ここでは、はたかぜの主要3武装を間近に見られます。

 1つ目は、艦首中央に備わる「54口径5インチ単装速射砲」です。毎分35発の砲弾を発射できる艦砲で、2万メートル以上の距離から接近する敵の航空機や艦船に攻撃できます。

 近くには艦砲に使用するダミーの弾丸と薬きょうも置かれていました。デカい。「危険なので持ち上げないでください」と注意書きがありましたが、そもそも持ち上げられそうにないです……。

54口径5インチ単装速射砲 54口径5インチ単装速射砲
54口径5インチ単装速射砲 砲弾 艦砲で使われる砲弾

 艦砲の前にあるのが「GMLS Mk 13 Mod 4」。艦の一番前方に位置しており、敵の航空機を迎撃する対空ミサイルを撃つ発射機です。そして艦砲の後ろにあるのが魚雷を発射する「アスロック装置」。こちらは海中から忍び寄ってくる潜水艦の迎撃に使われます。

艦対空ミサイル 航空機を迎撃する「GMLS Mk 13 Mod 4」
アスロック 潜水艦に使用する「アスロック装置」
       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2409/04/news128.jpg 義母「お米を送りました」→思わず二度見な“手紙”に11万いいね 「憧れる」「こういう大人になりたい」と感嘆の声
  2. /nl/articles/2409/03/news141.jpg 母に「メイクしてはだめ」と言われ悩み続けた40代女性、“変わりたい”とプロに依頼し…… 表情も激変の結末に「エッ女優さんみたい!」
  3. /nl/articles/2409/07/news021.jpg 水族館「装置が故障しました」→しかし…… “そうはならんやろ”な苦肉の策に12万いいね 「嘘やろwww」
  4. /nl/articles/2409/07/news036.jpg そうはならんやろ! ガンダムがかっこよく発進→よく見たら…… “シュール過ぎる絵面”にネット爆笑 「反則でしょwww」
  5. /nl/articles/2409/07/news025.jpg 「これいいな〜」 フリーザーバッグを“意外な形”で再利用→まさかのアイデアに「さっき捨てたの拾って来よう」
  6. /nl/articles/2409/06/news021.jpg 【今日の難読漢字】「泰」←何と読む?
  7. /nl/articles/2409/06/news108.jpg 33歳の「西郷どん」二神光さん、バイク転倒事故での急逝に衝撃 1年前の共演者は“願い”明かし「叶わないなんて」
  8. /nl/articles/2409/03/news122.jpg 【追記あり】人気実況者グループ、突然のアカウント名変更にファン戸惑い 事情説明に「いつまでも待ってます」
  9. /nl/articles/2409/07/news043.jpg 「すげぇ安かった!」 お父さんが“でっかい巨峰”と思って買ってきた結果→まさかのミスも意外な結末に……
  10. /nl/articles/2409/07/news046.jpg “100均アイテム”でガンプラの洋上戦闘ジオラマを作る人が現れる 「レジン使わず水中表現?」「天才かよ」の声
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「しまむら」に行った58歳父→買ってきたTシャツが“まさかのデザイン”で3万いいね! 「同じ年だから気持ちわかる」「欲しい!」
  2. 「地獄絵図」「えぐすぎやろ……」 静岡・焼津市の地下歩道が冠水 “信じられない光景”にネットあぜん
  3. 「なんで欲しいと思ったんですか?」 酔った勢いで購入 → 後日届いた“まさかの商品”に反響 「理性あったら買わないw」
  4. 友人にメダカと睡蓮をあげる→3年後に見に行くと…… 想像を超える“楽園”に「こんなに……!?」「めちゃくちゃ綺麗」
  5. 犬が同じ場所で2年間、トイレをし続けた結果…… 笑っちゃうほどの変貌が379万表示「そこだけボッ!ってw」 半年後の現在について聞いた
  6. 「24時間テレビ」ラストスパートでのやす子へのわいせつ行為に非難 「胸触りにいってる」「気持ちが悪い」
  7. 「これ600円なの?」 大谷翔平が長く愛用しているデコピンの“おやつ入れ”、始球式で注目「おそろだった」「真美子さんが選んだのかな」
  8. 明石家さんま、69歳バースデー迎え長男から幸せ呼ぶ“輝かしいプレゼント” 同席した元妻・大竹しのぶは「最高の笑顔でした」
  9. 300円で購入した格安熱帯魚を、1年じっくり育てたら……宝石に化けた「価格に見合わない」激変に「ダイヤ感出て綺麗」「ラメがすごい」
  10. 「米国人には想定できない」 テスラが認識できない日本の“あるもの”が盲点だった 「そのうちアップデートでしれっと認識しそう」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 釣れたキジハタを1年飼ったら……飼い主も驚きの姿に「もはや魚じゃない」「もう家族やね」 半年後の現在について飼い主に聞いた
  2. 「もうこんな状態」 パリ五輪スケボーのメダリストが「現在のメダル」公開→たった1週間での“劣化”に衝撃
  3. 「コミケで出会った“金髪で毛先が水色”の子は誰?」→ネット民の集合知でスピード解決! 「優しい世界w」「オタクネットワークつよい」
  4. 庭で見つけた“変なイモムシ”を8カ月育てたら…… とんでもない生物の誕生に「神秘的」「思った以上に可愛い」
  5. 「米国人には想定できない」 テスラが認識できない日本の“あるもの”が盲点だった 「そのうちアップデートでしれっと認識しそう」
  6. ヒマワリの絵に隠れている「ねこ」はどこだ? 見つかると気持ちいい“隠し絵クイズ”に挑戦しよう
  7. 「昔はたくさんの女性の誘いを断った」と話す父、半信半疑の娘だったが…… 当時の姿に驚きの770万いいね「タイムマシンで彼に会いに行く」【海外】
  8. 鯉の池で大量発生した水草を除去していたら…… 出くわした“神々しい生物”の姿に「関東圏では高額」「なんて大変な…」
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「なんでこんなに似てるの」 2つのJR駅を比較→“想像以上の激似”に「駅名だけ入れ替えても気づかなそう」