小松左京作品のオーケストラコンサート企画始動 「小松左京音楽祭」開催に向けクラウドファンディングで支援を募集中

名作『日本沈没』を表現した名曲の楽譜と音を後世に残すために。

» 2019年08月18日 11時54分 公開
[宮原れいねとらぼ]

 『日本沈没』などで知られるSF作家・小松左京さんの作品を原作にした映画やテレビドラマから生まれた名曲を、オーケストラが生演奏するコンサート「小松左京音楽祭」実現のための協賛金募集がクラウドファンディングサイトReadyforにて開始しました。目標金額は200万円で、期間は9月13日23時まで。


小松左京音楽祭 オーケストラコンサート クラウドファンディング 日本沈没 樋口真嗣

 今年は小松さんの生誕88年。10月に「小松左京展」の開催が予定されているこのタイミングで、小松さんの元マネージャー・乙部順子さんが今回のプロジェクトを始動。メインとなるのは、映画(1973年版)・テレビ・ラジオとさまざまな形で作品化された「日本沈没」で、佐藤勝さん、広瀬健次郎さん、田中正史さんらが手掛けた曲が演奏される予定です。

 同企画のきっかけとなったのは、映画「日本沈没」(2006年版)の樋口真嗣監督からの提案。あまり聴く機会のない近現代作曲家の映画音楽を掘り起こし、名曲に新たな息吹を吹き込む活動を行っているオーケストラ・トリプティークと出会ったことで発想し、「二度と耳にすることにできないテレビ版日本沈没をこのオーケストラの演奏で再現できないだろうか?」という樋口監督の思いもあり、乙部さんと樋口監督を中心に夢の企画実現に向けて動き出すことに。ちなみに「当時の楽譜もない音楽を耳から楽譜におこし演奏」するとのことです。



 「小松左京音楽祭」の開催日時は11月30日16時〜18時30分の予定で、会場は「成城学園 澤柳記念講堂ホール」(東京都世田谷区)。なお、現在この場所には、かつてゴジラ音楽の巨匠・伊福部昭さんの指定で東宝撮影所が購入したメイソン&ハムリン社製のピアノが寄贈されており、今年の3月にその貴重なピアノの修復コンサートが行われました。

 クラウドファンディングでは、5000円の支援で招待券(自由席)のリターン、同じく5000円の支援で同コンサートの高音質記録CDがリターンとして進呈されます。その他にグッズ付きのリターンもあります。



Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
  3. 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  4. 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  5. 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  6. 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  7. 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  8. 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  9. 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
  10. 「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」