ドラマ「ハイロー ザ・ワースト」村山(山田裕貴)の名言炸裂5話! 「ボスとリーダーの違いって知ってる?」(1/2 ページ)

未だはじまらない派閥抗争。このまま映画へのフリで終わってしまうのか?

» 2019年08月21日 11時20分 公開
[北村ヂンねとらぼ]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 LDH JAPAN会長・HIRO総合プロデュースによるエンターテインメントプロジェクト「HiGH&LOW」のドラマ「HiGH&LOW THE WORST EPISODE.0」(日本テレビ・木曜0:59〜)第5話。はじまりそうで、ちーっともはじまらないまま、ドラマの終盤に突入してしまった鬼邪高校全日制の派閥抗争。

 本作は、10月に公開される映画「HiGH&LOW THE WORST」の前日譚という位置づけなので、このまま大してケンカをしないまま「映画へ続く」のパターンじゃないかという予感もしつつあるが……。


HiGHLOW 「HiGH&LOW THE WORST EPISODE.0」は、10月に公開予定の映画「HiGH&LOW THE WORST」の前日譚 イラスト/北村ヂン

オトナ(定時制)と子ども(全日制)

 転校して来た西川泰志(佐藤流司)、横山清史(うえきやサトシ)の一派と、1年生の中越大(神尾楓珠)の一派はケンカ上等な雰囲気だが、肝心のアタマである轟洋介(前田公輝)は、全日制のアタマ争いは眼中になさそうだ。

 泰・清コンビ、轟一派の辻(鈴木昂秀)&芝マン(龍)と同じ「絶望団地」出身という因縁がある高城司(吉野北人)も、転校していった親友・花岡楓士雄(川村壱馬)のことを思いながら、第1話からずーっとたそがれっぱなし。

 おかげで、局地的な争いはあるものの、各派閥入り乱れての大規模な混戦はいつまでたってもはじまらない。

 そんな停滞した空気を動かしたのは、定時制の番長・村山良樹(山田裕貴)だった。

 轟は、自分たちのたまり場・放送室を泰・清一派に荒らされたことにイラつきを見せるものの、泰・清のところではなく、定時制の村山の元に向かう。

 「はやくお前倒さないと面倒くせえこと多いんだわ」

 やはり、轟の見ていたのは全日制のアタマではなく、鬼邪高全体のアタマ。村山さんに負けたままでいるせいで、全日制の有象無象にもなめられる……こんな風に考えているのかもしれない。しかし村山さんは村山さんで、別の方向を向いているようだ。

 「オレに牙向ける前に、ちゃんとやることやってみな。オレたちは鬼邪高っつっても、こう見えて定時のオトナだからダメだけど、キミはれっきとした全日の鬼邪高生なんだから。ここ(頭)で考えるんじゃなくて、鬼邪高らしくこっち(ハート? 拳?)でモノ考えてみてもいいんじゃないの?」

 「THE MOVIE 2」と、今回の村山さん&定時制の動きを見比べると分かるのだが、村山さんたちは九龍グループとの戦いに向けてSWORD協定を結ぶために奔走している最中。高校生(轟)とケンカしている場合じゃないのだ

 そして、「定時のオトナ」と強調しているように、留年が当たり前の定時制の面々は平均23歳。普通に入学して卒業していく全日制(15〜18歳)とは立場が違う。ヤクザとの戦いはオトナたちが引き受けて、子どもたちは校内で……という宣言とも取れる。

 九龍グループとの戦いに全日制が参戦していなかった裏にはこんな事情があったのだ。

 村山さんが20代の成人なのに対して、轟の年齢はおそらく16〜17歳(ビジュアル的に、そんな年齢差があるようには見えないが)。確かに、ヤクザと戦わせるのはしのびない。

 そして、「SEASON 2」で村山さんに挑戦した頃の轟が15〜16歳だったと考えると……カワイ過ぎるぞ!


HiGHLOW 5話の見どころ。村山さんが20代の成人なのに対して、轟の年齢はおそらく16〜17歳 イラスト/北村ヂン

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2505/12/news134.jpg 万博の“着物ショー”に天皇陛下だけ許される「装束」登場で物議…… 「深くお詫び」主催者謝罪
  2. /nl/articles/2505/11/news027.jpg お隣さんから丸見えの土地→巨大ウッドフェンスを7日かけてDIYしたら…… 雰囲気ガラリで「すごい大作ですね」「ワクワクした」
  3. /nl/articles/2505/10/news027.jpg 大人なら解けないと恥ずかしい? 「(1/8)−(1/8)」を計算せよ!【算数クイズ】
  4. /nl/articles/2505/12/news085.jpg 【べらぼう】「子供に見せられない」 突然の“ぶっ飛び演出”に「いったい何を見せられてるのか」「攻めすぎ」の声
  5. /nl/articles/2505/11/news040.jpg 75歳のおじいちゃん「ニコニコ超会議に初参加じゃ」→“ほぼ本物”の有名キャラのコスプレに「すげえ……」「圧倒的にすごい」
  6. /nl/articles/2505/09/news120.jpg PCの勉強をはじめた72歳父→2年4カ月後…… “とんでもない成長”に称賛「すごいです」「尊敬しかありませぬ」
  7. /nl/articles/2505/12/news093.jpg 娘誕生の大谷翔平、家族3人の初「母の日」に感嘆の声も……子のそばで刻まれた“勲章”へ「活躍ぶり証明している様」「仕事人パパ」
  8. /nl/articles/2504/30/news206.jpg 「これで5000円……」 万博・英国館の「紙コップアフタヌーンティー」が議論に 代表「寄せられる声大切に」
  9. /nl/articles/2505/11/news055.jpg ディズニーの人気アトラクションで撮影した“奇跡の1枚” レアすぎる光景に「罰ゲームに見えた」「シュールでワロタwww」
  10. /nl/articles/2505/11/news034.jpg 大人なら解けて当たり前? 「2+(1/2)」の答えは?【算数クイズ】
先週の総合アクセスTOP10
  1. クリスマスに出会ったギャルとギャル男が21年後…… 誰も予想できない現在に「素直に凄い」「人に歴史あり」と称賛の声
  2. 「もうこのパンツで十分」 ワークマンの“1500円パンツ”が売り切れ続出の大反響 「相当な企業努力」「驚異的」
  3. 「もうシソは買わない」 ペットボトルに種をまいて1年後…… “食べ切れないほど”の大収穫に「今年はこれで育てます!」
  4. 息子が中学生のときに迎えた柴犬、一緒に育って9年後…… 涙が出そうなふたりのビフォーアフターに「最高の相棒」
  5. 「なんとかして」 ワークマンの話題騒然“不審者パーカー”、高額転売に怒りの声…… 「どうにかならないのか」
  6. メガネ模様の子犬→成長したら…… 「やば」「こりゃーたまらん」予想外の姿に大反響「アザラシの子どもって感じ」
  7. 獣医師に「何の動物ですか?」と聞かれた子犬 「これは……クマですね」「もう異次元の可愛さ」と反響集めた2年後の現在は? 飼い主に聞いた
  8. 「大谷翔平が娘の名前を公表」 YouTubeなどで「デマ画像」の投稿相次ぐ 生成AI活用か…… 「ひどい」非難の声も
  9. 小5息子の体操服のゼッケン、進級で…… 「4年5組→5年3組」にする強引な“力ワザ”に「すごい!完璧!」「笑いが止まらない」
  10. 「やば欲しい」 ダイソーに1100円で売っていた“驚がくの商品”が1000万表示 「すっげ」「今度買ってこよー」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 築53年家賃4万円・何てことない団地のドアを開けると…… まさかの空間出現に驚きの声「素敵」「ここまでお洒落に」
  2. 小学生時代「こんなプラモ誰が買うんだよw」→40年後…… “大人になった”を実感するエピソードに「分かる」「特大ブーメランw」
  3. 49歳病没の大宮エリーさん、生前開催の個展で「体調も万全でなかったので不安」 3カ月前には苦しげな姿も「声が出にくい」
  4. 自販機に“1000円”を入れたら……? 出てきた“とんでもないお釣り”にお口あんぐり「こんなん初めて見た」
  5. 自宅の犬小屋に住み着いた野良猫、1年後の姿に「泣いた」と大反響 それからどうなった?現在の様子を聞いた
  6. 100万円の“錦鯉”を自宅の池に入れたら…… 「おかしいでしょ」3日後、まさかの事態に「鯉は難しい…」「信用が大切ですね」
  7. パパに、保育園へ行く娘のヘアアレンジを任せたら…… ママがひっくり返った“仕上がり”が400万表示「重力どこ?」「頑張った感がいい!」
  8. 「成長したらそのうち襲ってくる」と言われたワニ、16年後……→ 280万回再生を突破した驚きの姿に「初めて見た」の声
  9. 人里離れた山にカメラを設置→1週間後…… 「なんで?」映っていた“意外すぎる住人”に「笑った」「実在していたのか!」
  10. 「神パンツきた」 ユニクロ新作“3990円パンツ”が品切れラッシュの大人気 「過去イチかも」「本当にこれは買い」