深田恭子「ルパンの娘」物語は佳境へ Lの一族と因縁ありそうな不穏な空気とプロポーズの幸せ過ぎる流れで感情が忙しい(1/2 ページ)

「私のことも見てください」岸井ゆきの、あざとい。

» 2019年08月22日 12時35分 公開
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 8月15日に放送された「ルパンの娘」(フジテレビ系)の第6話。ここに来て、元警視総監の孫娘・橋本エミリ(岸井ゆきの)が気になる存在になってきた。エミリと従兄弟の巻栄一(加藤諒)ともども、言動が不穏なのだ。


ルパンの娘 泥棒と刑事の「ロミオとジュリエット」がついにプロポースの局面へ! イラスト/まつもとりえこ

上司に虚偽の報告をした華を逃がす和馬

 三雲華(深田恭子)は桜庭和馬(瀬戸康史)にLの一族だと知られてしまった。警察官の和馬と結婚などあり得ないと嘆き悲しむ華。そんなとき、渉(栗原類)が都内の美術館に貸し出された名画に目をつけた。だが、“ブラックマンバ”という国際窃盗団もこの名画を狙っているという。尊(渡部篤郎)は盗みがいがあると気にせず、下見に行くことにする。泥棒一家の娘として生きる決意をした華も同行を申し出た。

 一方、華の正体を知ってしまったことに悩む和馬に、エミリは再び接近。巻のおせっかいで、和馬はエミリとの俳句デートに付き合うことになった。そこでエミリは和馬に「私のことも見てください」とアピールする。

 後日、上層部が「Lの一族を見つけたら殺害しても構わない」と命令を下したと、巻は和馬に伝えた。Lの一族はブラックマンバに盗ませた名画を奪う算段をしており、警察はブラックマンバを泳がせてLの一族を釣り出す計画を練っていた。

 美術館閉館後、ブラックマンバは手荒な方法で名画を奪取。逃げようとしたところに華が現れ、さらに奪い取ることに成功。尊たちの元に戻ろうとする華だが、すでに美術館は警察に包囲されていた。尊の指令で一旦名画を隠し、自らも身を潜める華。尊が用意した緊急脱出ルートに急ごうとしたが、ブラックマンバのメンバーに倒され、華は美術館の一室に囚われた。

 そこに和馬がやって来た。ブラックマンバたちと乱闘になる和馬。傷つきながら敵を倒した和馬は「ブラックマンバは捕まえたがLの一族は取り逃がした」と巻に虚偽の報告をして、そのまま華を逃がした。

 後日、華が勤務する図書館に現れた和馬は、華を守りたいとプロポーズした。

エミリ(岸井ゆきの)猛アプローチに裏アリ?

 華の幼馴染である円城寺輝(大貫勇輔)に海外での仕事(泥棒)が入り、しばしのお別れだ。華が和馬と別れたと知る円城寺は、好意を華に伝えつつ、こう言った。

 「弱っている隙に女性を口説くのは好きじゃないからね」

 プライドの高い円城寺と正反対なのがエミリである。「見ないでください」が口癖の割に、彼女はグイグイ行く。弱る和馬の前で、エミリは俳句を披露した。

 「花が好き されど散りゆく さだめかな」

 明らかなる宣戦布告だ。それにしても、なぜエミリは和馬の彼女が華で、2人の仲が終わりつつあると知っているのだろう? 彼女がいる和馬にだまし討ちのような形でデートをセッティングした巻も不可解である。さらにエミリは和馬に駆け寄って、手前でつまずき、抱きついた。あざとい!

 「見てください 私のことも 見てください」

 和馬の彼女は華。つまり、容姿は深田恭子である。それを知った時点で勝てる気がしなくなると思うのだが、エミリはガンガン行く。自信があるのか? いや。エミリはある者と連絡を取り、こんなことを言っていた。

 「しっかりやります、必ず。私は私の仕事を

 Lの一族への逮捕指令が下ったと和馬に告げた巻。

 「もしLの一族を見つけたら……殺しても構わない」

 「そこまでLの一族は悪い連中じゃない」と抗議の声が上がったことからもわかる通り、彼らが義賊ということは警察も把握している。なのに、なぜそんなに目の敵にするのか? ブラックマンバよりLの一族の逮捕を重要視しているのも解せない。

 第5話で巻は女泥棒・双葉美羽(田中みな実)にだまされた。巻の素性を知る美羽は、彼の祖父が元警視総監の巻栄輔だと明かしている。あれは、伏線だったのではないか? ここに来て巻の祖父の名前を周知させる必要性。つまり、巻とエミリの“一族”と、華の“Lの一族”による因縁を匂わせている。

 華との関係に悩む和馬は、父の典和(信太昌之)に相談した。典和が授けたのはこんな助言だ。

 「ウソの奥に秘めているものが何なのか。そこまで見抜くのが、本物の刑事だろうな」

 華のウソの裏には、義賊として生きる三雲家の真実があった。そして、和馬にアプローチするエミリの裏にも、何か真実が隠されている気がする。


ルパンの娘 もう一度、対立関係、人間関係を確認 イラスト/まつもとりえこ

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/29/news100.jpg 大谷翔平、妻・真美子さん妊娠公表→エコー写真に“まさかの勘違い” 「デコピン妊娠?」「どう見てもデコピンで草」
  2. /nl/articles/2412/29/news101.jpg チェジュ航空社長、日本語で謝罪 犠牲者は170人以上との報道 公式サイトは通常のオレンジからブラックに
  3. /nl/articles/2412/30/news070.jpg 大谷翔平の妻・真美子さん妊娠→現役時代に語っていた「将来の夢」に感動の声 「なんか泣けてくる」
  4. /nl/articles/2412/29/news005.jpg 母「昔は数十人もの男性の誘いを断った」→娘は信じられなかったが…… 当時の“想像を超える姿”が2800万再生「これは驚いた」【海外】
  5. /nl/articles/2412/29/news075.jpg 「スマホ入荷しました」 ハードオフ店舗がお知らせ→まさかの正体に大横転 「草しか生えない」
  6. /nl/articles/2412/30/news071.jpg 子どもがお店で“高額おもちゃ”を欲しがる→通りすがりの“五輪選手がまさかの理由”でプレゼント 「すごすぎる話」「今年一番感動」
  7. /nl/articles/2412/29/news098.jpg 大谷翔平と妻・真美子さん“家族ショット”に210万いいね 「素敵な1枚」「幸せな家族写真!」【“大谷家”の新たな一歩】
  8. /nl/articles/1611/04/news117.jpg 「ヒルナンデス!」で道を教えてくれた男性が「丁(てい)字路」と発言 出演者が笑う一幕にネットで批判続出
  9. /nl/articles/2412/30/news039.jpg ヤクルトが“投げ売り状態”かと思ったら…… 「大勘違い」引き起こしかねない光景に「さすがに飲めない」
  10. /nl/articles/2412/29/news013.jpg 毛糸で“お花をぷくぷく”編んでいくと…… 思わず笑顔になるアイテム完成に「なんて美しい」「母に編んであげよう」
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. 新1000円札を300枚両替→よく見たら…… 激レアな“不良品”に驚がく 「初めて見た」「こんなのあるんだ」
  3. 家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
  4. 「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に【大谷翔平激動の2024年 「お菓子」にも注目集まる】
  5. 100均のファスナーに直接毛糸を編み入れたら…… 完成した“かわいすぎる便利アイテム”に「初心者でもできました!」「娘のために作ってみます」
  6. “プラスチックのスプーン”を切ってどんどんつなげていくと…… 完成した“まさかのもの”が「傑作」と200万再生【海外】
  7. 「バグってる」 シャトレーゼの“864円で買える”「1人用クリスマスケーキ」に大絶賛の声 「企業努力すごい」
  8. 「昔モテた」と言い張るパパ→信じていない娘だったが…… 当時の“驚きの姿”が2900万再生「おおっ!」「マジかよ」【海外】
  9. トイレットペーパーの芯を毛糸でぐるっと埋めていくと…… 冬に大活躍しそうなアイテムが完成「編んでるのかと思いきや」【海外】
  10. “月収4桁万円の社長夫人”ママモデル、月々の住宅ローン支払額が「収入えぐ」と驚異的! “2億円豪邸”のルームツアーに驚きの声も「凄いしか言えない」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」