疑い深すぎだろ! 告白しに来た女子を「追っ手」と思い逃走 疑心暗鬼の権化みたいな男子に恋するラブコメ漫画

ヒロインのアプローチは王道なんですけどね。

» 2019年09月14日 09時00分 公開
[沓澤真二ねとらぼ]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 女子からの好意を、敵組織か何かからの殺意ではないかと警戒してしまう、謎の男子を描いたラブコメ漫画がTwitterで注目を集めています。どこの相良宗介(フルメタル・パニック!)だよ。


アイキャッチ ヒロインの接近を、敵との遭遇かと警戒し窓から脱出する男子。女子からの告白に戸惑って逃げたと思えば、ラブコメっぽくはある(違う)

 漫画家の山田しいた(@yamada_theta)さんが、「面倒くさい人を好きになる話」と題して公開した漫画。物語はヒロインの礼美が、おとなしげな男子の菅田くんに告白しようと、声をかける場面から始まります。彼女の友人たちも、遠巻きから恋の行方を見守っている様子。


1P

 ところが彼はこの状況を、「後ろに2人、正面に1人、敵に包囲されている」と認識。正面突破で礼美を抜こうかと思案しますが、彼女が後ろ手で武器を隠している可能性を考慮し、4階の窓をぶち破っての脱出を決断します。……確かに「面倒くさい人」だけど、思ってたのと違う。


2P

 異様な状況を見るに見かねて、礼美の友人たちは「菅田くんはやばいから諦めろ」と、火の玉ストレートでアドバイス。しかし恋は盲目と言うべきか、礼美は「やっぱ避けられているのかな」「嫌いになれたら楽になるのにね」と、一般的なラブコメのようにしおらしいことを言い続けます。その姿にときめきを覚えた友人たちもそれ以上はツッコめず、応援の言葉を贈るのでした。


3P

4P

 後日、作者は続きのエピソードを公開。今度は礼美が菅田くんの下駄箱にラブレターを入れ、思いを届けようとします。


5P

 ラブコメの王道的手法が出てきたからといって、菅田のせいで話はちっともベタな展開に傾きません。用心深い彼は、他人が下駄箱を開けたかどうか分かるよう、扉にメンディングテープを貼り付けていたのです。


6P

 破れたテープから何者かが勝手に扉を開けたと察した菅田は、中にブービートラップが仕掛けられたケースを想定。隣の下駄箱を開けて側壁をぶち抜き、ようやく礼美から送られた手紙の存在に気付きます。しかし、それでも彼は疑念を解かず、「手紙型爆弾」の可能性を考慮して、液体窒素で凍結してから開封するのでした。


7P

8P

 何はともあれ手紙が届いた結果、2人はどうなったのか――それは第3弾で明かされました。菅田を屋上に呼び出した礼美が「お手紙読んでくれたんだ」と喜んでいて、そこそこ良い雰囲気です。


9P

 ラブレターは「どろかせてしまってごめんなさい。ずはLINEとかから(中略)っと何から説明すれば〜」といった文面だった様子。しかし、菅田はまたもや疑り深さを発揮し、縦読みして「おまえの秘みつを知っている逆らうな」という脅迫めいたメッセージを見出していました。見出すな。


10P

 「何を知ってる……?」と疑心暗鬼に陥る彼をよそに、彼への思いを語り続ける礼美。雨の日に捨て猫を気遣う菅田を見て、その優しい一面に惹かれていたというのです。

 しかし、その礼美が見ていたラブコメ定番のシーンは、実は菅田側で別の物語が展開されていました。彼は捨て猫の保護を装いつつ、首輪に仕込まれていたICチップらしきものを回収していたのです。もしかしてそれは……極秘の取引をしていた?


11P

 「見られていた……!!」と菅田が茫然とする一方、礼美は「付き合ってください!」と告白。彼女に秘密を握られたと勘違いしている菅田は断るに断れず、求愛を受け入れるのでした。……多少(?)の行き違いはあったとはいえ、カップルは成立したわけですし、ラブコメとしては一応ハッピーエンド。これでいいのだ。


12P

作品提供:山田しいた(@yamada_theta)さん


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. /nl/articles/2412/14/news019.jpg ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. /nl/articles/2412/15/news011.jpg 「懐かしい」 ハードオフで“30年前のPC”を購入→Windows 95をインストールしたら“驚きの結果”に!
  4. /nl/articles/2412/16/news107.jpg 「靴下屋」運営のタビオ、SNSアカウント炎上を受け「不適切投稿に関するお詫び」発表 「破れないストッキング」についてのやりとりが発端
  5. /nl/articles/2412/15/news035.jpg 餓死寸前でうなり声を上げていた野犬を保護→“6年後の姿”が大きな話題に! さらに2年後の現在を飼い主に聞いた
  6. /nl/articles/2412/15/news002.jpg 毛糸でフリルをたくさん編んでいくと…… ため息がもれるほどかわいい“まるで天使”なアイテムに「一目惚れしてしまいました」「うちの子に作りたい!」
  7. /nl/articles/2412/10/news133.jpg 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  8. /nl/articles/2312/15/news032.jpg 放置された池でレアな魚を狙っていた親子に、想定外の事態 目にしたショッキングな光景に悲しむ声が続々
  9. /nl/articles/2412/15/news028.jpg 脱北した女性たちが初めて“日本のお寿司”を食べたら…… 胸がつまる現実に考えさせられる 「泣いてしまった」「心打たれました」
  10. /nl/articles/2412/16/news023.jpg 父「若いころはモテた」→息子は半信半疑だったが…… 当時の“間違いなく大人気の姿”に40万いいね「いい年の取り方」【海外】
先週の総合アクセスTOP10
  1. イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
  2. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  3. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  4. 高校生のときに付き合い始めた2人→10年後…… 現在の姿に「めっちゃキュンってした」「まるで映画の世界」と1000万表示突破
  5. 大谷翔平の妻・真美子さん、ZARA「8000円ニット」を着用? 「似合ってる」「シンプルで華やか」
  6. 新幹線で「高級ウイスキー」を注文→“予想外のサイズ”に仰天 「むしろすげえ」「家に飾りたい」 投稿者に感想を聞いた
  7. 高校生時代に父と撮った写真を、29年後に再現したら……再生数1000万回超えの反響 さらに2年後の現在は、投稿者に話を聞いた
  8. 散歩中、急にテンションが下がった柴犬→足元を見てみると…… 「そんなことあります?」まさかの原因が860万表示「かわいそうだけどかわいい」
  9. コメダのテイクアウトで油断して“すさまじい量”になってしまった写真があるある 受け取ったその後はどうなったのか聞いた
  10. 「やめてくれ」 会社で使った“伝言メモ”にクレーム→“思わず二度見”の実物が200万表示 「頭に入ってこない」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」