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» 2019年10月18日 22時38分 公開

さよなら「最強機関車&大物車」 もうすぐ完全引退「EF200」「シキ800」が京都鉄博で特別展示 11月16日から

「パワー」と「ヘビー」で名を馳せた2形式が最後の公開です。

[呼んでる渋沢,ねとらぼ]

 京都鉄道博物館が2019年11月16日から24日まで、JR貨物の「EF200形直流電気機関車」と日本通運が所有する「シキ800形貨車」を特別展示します。

京都鉄道博物館 EF200 電気機関車 コンテナ列車を牽引するEF200

 EF200形は1990年に登場した電気機関車です。それまで最もパワーがあったEF66形の出力3900kWを約1.5倍も上回る6000kWを誇りました。コンテナ貨車が32両にもなる1600トンの貨物列車の牽引機として開発されましたが、貨物輸送の減少や、EF200のあまりにも大きすぎる出力に変電所が耐えられなかったため、フルパワーで走ることはありませんでした。

 それでも、そのあり余るパワーを存分に生かし、最大で26両(1300トン)にもなる九州と東京を結ぶ貨物列車うち、本州内の牽引を担当していました。そして2019年春、部品やメンテナンスの都合で先輩であるEF66よりも先に引退しました。

京都鉄道博物館 シキ800 電気機関車 貨車 シキ800形。台車の数に注目

 シキ800形は、1973年に登場した「大物車(おおものしゃ)」です。大物車は主に、発電所や変電所に設置される変圧器を輸送する専用の貨車です。最大で160トンの荷物を積載できました。その重さを支えるため、貨車には台車が8台、16軸が装備されました。変圧器の輸送中は速度が出せないため、深夜帯に走行することが多くなっていました。実際に見かけたことのある人は多くはないと思われます。

 その巨大さと重量で人気も高かったシキ800ですが、2019年秋を最後に引退することとなりました。ちなみにシキ800は前述した通り日本通運が所有する車両。鉄道事業者ではない企業が所有する鉄道車両の展示は、京都鉄道博物館では初となります。

 この特徴ある2形式を、京都鉄道博物館の本館1階「車両のしくみ/車両工場」エリアで展示するのが今回の目玉です。このエリアは営業線と線路がつながっていて、現役で走っている車両を間近で見学できる人気スポットです。

 展示車両ごとに趣向を凝らした解説も人気で、今回もどのような解説をしてくれるか期待ポイントです。今回の特別展示では開催セレモニー、記念セレモニーも行われます。

京都鉄道博物館 京都鉄道博物館
京都鉄道博物館 車両工場エリアでの展示の様子(JR西日本Webサイトより)

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