「刀剣乱舞」効果すごっ! 1939年発行の岩波新書『日本刀』が76年ぶり復刊

前回の第5刷が1943年で、戦後初の復刊。一時は岩波書店オンラインショップに、歴代で『広辞苑』に次ぐ最大級の注文が。

» 2019年10月23日 11時20分 公開
[沓澤真二ねとらぼ]

 1939年発行の岩波新書『日本刀』が復刊されました。公式Twitterによると、1943年の第5刷以来で76年ぶりのこと。ネットではもしやゲーム「刀剣乱舞」人気の影響ではないかと声が上がり、岩波新書編集部も「刀剣乱舞がなかったら復刊はなかったでしょう」とコメントしています。


日本刀 「岩波新書クラシックス」版として限定復刊(神保町ブックセンター公式Twitterより)

 公式サイトによると、『日本刀』は当時随一の日本刀研究者であった本間順治氏が、日本刀の歴史や特色といった基礎的知識を平易明解に説いた書。正宗や村正をはじめとした著名な刀剣にも論及されているとのことで、実に刀剣乱舞ファンに刺さりそうです。


日本刀

 岩波新書編集部に復刊の背景を聞いたところ、2019年6月から実施している「岩波新書クラシックス」の一環とのこと。過去の名著を毎月1冊ずつ限定復刊する企画で、6月に復刊した『戦争と気象』も、1944年の初版以来となる第2刷だったそうです。

 復刊が公になるとすぐにSNSで反応があり、刀剣乱舞関連のサイトがツイートして以来、反響はさらに増大。一時は同社のオンラインショップに、歴代で『広辞苑』に次ぐ最大級の注文が来たといいます。利用者は普段の岩波新書購入層に比べて、圧倒的に女性が多いこともあり、担当者は「刀剣乱舞」の影響を感じている様子でした。

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