【モトカレマニア1話】マコチ(高良健吾)はメンヘラ製造機なのか? 妄想の元カレと現実の元カレのギャップに傷つく新木優子(1/2 ページ)

休日は、元カレとの思い出の場所を聖地巡礼。

» 2019年10月24日 10時36分 公開
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 10月17日に、ドラマ「モトカレマニア」(フジテレビ系)の第1話が放送された。失業中の27歳・難波ユリカ(新木優子)は、初めて付き合った彼氏“マコチ”こと斉藤真(高良健吾)が忘れられずにいる。彼女は幸せだった過去の恋に浸る「モトカレマニア」だ。


モトカレマニア 元カレ斉藤真(高良健吾)の美しい思い出をぶち壊しにきた イラスト/たけだあや

幸せだった過去の恋に浸る「モトカレマニア」

 失業保険がもうすぐ切れる上、アパートの更新も近づいていたユリカは、チロリアン不動産の面接を受けて何とか仮採用された。そして、この会社で同僚としてマコチと再会を果たした。ユリカとマコチはお互いを見て驚くが、他の社員に2人の関係を聞かれたマコチは「バイト仲間っす」と返答。その言葉を聞いたユリカは絶望で気絶してしまった。リアルと妄想のマコチの違いに戸惑う彼女は「今まで通り、モトカレマニアとして陰ながらマコチを推していく」と決意。なのに、ユリカは誤ってマコチのSNSに友達申請してしまう。

 入社後、ユリカは初めて1人でお客さんを担当することに。異動で北海道から上京してきた大手食品会社勤務の理系男子・山下章生(浜野謙太)が初めてのお客さんだ。山下が食べ歩きを趣味にするグルメマニアだと知ったユリカは、同じマニア気質を持つ者として彼にシンパシーを抱く。そして、自分のために走り回ってくれたユリカに山下は告白した。

 山下が去った後、マコチからの友達申請許可通知がユリカの携帯に届いた。さらに、「近々、メシでもどう?」とお誘いメッセージも……。ユリカはマコチと夕食を共にしたが、マコチが高級分譲マンションで2人暮らししていると知り「マコチ、変わっちゃったね」と落ち込んだ。

 いたたまれなくなり、1人で店を出たユリカ。そのタイミングで山下からユリカに電話が入る。ユリカは山下の部屋を訪れ、2人は唇を交わす……と思いきや、その寸前で山下は「できない! まだ忘れられてなかった……。僕はモトカノマニアなんです!」とユリカにカミングアウトした。


モトカレマニア 元カレマコチと同志(?)山下との間でユリカは揺れていくのか イラスト/たけだあや

ビューネ君のような高良健吾

 ユリカの行動を見ていると、引く。

 かつて通ったデートコースを1人で辿り、1人で元カレとのデート&キスを妄想。さらに、元カレとのツーショット記念撮影を1人で妄想するこじらせっぷり。新木優子の容姿だからかろうじて目をつぶってあげられるものの、やってることは業が深い。というか、恋人との思い出の地を1人で巡礼するなんて正気の沙汰じゃないだろう。

 確かに、高良健吾みたいな元カレがいたら引きずると思う。でも、ユリカの視界に時々現れる妄想のマコチはスレスレだ。ビューネ君じゃないんだから。未練があふれてトチ狂った妄想に陥るユリカ。足音を聞くだけで5年会ってない元カレの登場を予想してしまえたのは言葉を失った。

 マコチに再会したユリカは復縁に乗り気にならなかった。美化された思い出がリアルに勝るのは、恋愛における“あるある”の1つだ。「思い出はあんたのことを傷つけないもんね」という親友・ひろ美(ガンバレルーヤよしこ)の言葉を、ユリカはこれから身をもって知ることになる。

マコチは「メンヘラ製造機」か

 さて、問題はマコチである。天然というか無神経というか、この人は罪な男なのだ。

 ユリカのことを同僚に「バイト仲間」と紹介したマコチ。ユリカと2人きりになると、今度はいきなり物件をオススメする無神経さ。ユリカが山下から告白されると、そのタイミングで食事に誘うチェンジ・オブ・ペース。悩んだ末にユリカが誘いに応じると、またしてもマンションの営業をかけてくる天然っぷり。揺さぶられっぱなしのユリカと、悪気のなさそうなマコチ。ドラマ「凪のお暇」(TBS系・全話レビュー)でゴン(中村倫也)が呼ばれていた「メンヘラ製造機」の称号をマコチにも与えたいと思う。

 ガッカリしたユリカが「変わっちゃったね」とつぶやけば「難波さんに関係なくない?」と「さん」付けで呼んできたのはとどめの一撃だった。「元カレからの連絡は元カノの体が目当て」と相場が決まっているはずなのに、マコチに下心がなさそうなのは余計に残酷に思えた。

 スーツを着こなし、おしゃれな店をたくさん知り、6LDKの高級マンションで2人暮らしする現在のマコチ。昔の恋人が自分より前に進んでいると知ったら、やっぱり少し悲しくなる。モトカレマニアの傷は深くなる一方だ。


モトカレマニア 主要登場人物相関図 イラスト/たけだあや

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2404/15/news019.jpg 4カ月赤ちゃん、おねむのひとり言が止まらず…… 心とけそうなおしゃべりに「とてつもなく可愛すぎる!」「ウルウルした」
  2. /nl/articles/2404/15/news020.jpg 1歳妹が11歳姉に髪を結んでもらうやさしい光景が160万再生 喜ぶ妹のノリノリのリアクションに「可愛すぎて息できない」「ねぇね髪の毛結ぶの上手」
  3. /nl/articles/2404/13/news014.jpg 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  4. /nl/articles/2404/14/news013.jpg 海岸を歩いていたら「めっちゃ緑のヨコエビがおって草」 作りものと見まごうほどの色合いに「ガチャの景品みたい」と驚きの声
  5. /nl/articles/2404/11/news165.jpg 遊び疲れた子猫を寝かしつけてみた 絵本のような光景に「きゃーあ」「可愛すぎて変な声出た!」
  6. /nl/articles/2404/15/news038.jpg ダイソーの材料を“くっつけるだけ”で作れる、高見え「カフェコーナー」 今流行りのジャパンディな風合いに「天才的に美しい」「まねする!」
  7. /nl/articles/2404/15/news103.jpg 「ケンタッキー」新アプリ、不具合や使いづらさに不満殺到…… 全面的刷新も「酷すぎる」「歴史に名を残すレベル」
  8. /nl/articles/2404/15/news014.jpg 100均大好き起業ママが「考えた人天才すぎる」と思わず興奮 ダイソー&キャンドゥの優秀アイテム5選が参考になりすぎる
  9. /nl/articles/2404/14/news006.jpg 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
  10. /nl/articles/2404/15/news021.jpg 下っ腹に合わせて購入したGUデニムで50代女性に悲劇→機転を利かせたコーデに称賛!! 「笑って楽しんで60代、70代を迎えたい!」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「歩行も困難…言動もままならず」黒沢年雄、妻・街田リーヌの病状明かす 介護施設入所も「急激に壊れていく…」
  2. 500円玉が1つ入る「桜のケース」が200万件表示越え! 折り紙1枚で作れる簡単さに「オトナも絶対うれしい」「美しい〜!」
  3. 赤ちゃんがママと思ってくっつき爆睡するのはまさかの…… “身代わりの術”にはまる姿に「可愛いが渋滞」「何回見てもいやされる!」
  4. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  5. 日本地図で「東京まで1本で行ける都道府県」に着色 → まさかの2県だけ白いまま!? 「知らなかった」の声
  6. 中森明菜、“3か月ぶりのセルフカバー動画”登場でネット沸騰 笑顔でキメポーズの歌姫復活に「相変わらずオシャレで素敵」「素敵な年齢の重ね方」
  7. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
  8. もう別人じゃん! 「コロチキ」西野、約8カ月のビフォーアフターが「これはすごい」と驚きの声集まる
  9. 娘がクッションを抱きしめていると思ったら…… 秋田犬を心ゆくまで堪能する姿が440万再生「5分だけ代わっていただけますか?」「尊いなぁ…」
  10. 業務スーパーの“高コスパ”人気冷凍商品に「基準値超え添加物」 約1万5000個販売……自主回収を実施
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」