「トリック・オア・トリート」のトリックがエグい ハロウィーンにこそ読みたい怪奇漫画(1/2 ページ)

エグい描写の中に風刺が香る。

» 2019年10月31日 20時00分 公開
[沓澤真二ねとらぼ]
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 10月31日のハロウィーンを前に、「外れたみんなの頭のネジ」「世界が滅んだその後で」などを手掛ける怪奇漫画家の洋介犬(@yohsuken)さんが、ここ数年で毎年描いているハロウィーン漫画をまとめて公開しました。「トリック・オア・トリート」の「トリック」がマジもんでエグい。


2015-1

 2015年版では、「ダメになったお菓子っ! ありませんかっ? くれないと……」と、変則的なトリック・オア・トリートを言う妙な人物が主人公の家に訪問。うつろな目とリアルな大口が目立つ、独創的な変装がいかにもヤバげです。

 主人公はとりあえず賞味期限切れのチョコバーを「ダメになったお菓子」として渡しました――そして、それは正解でした。件の呼びかけを無視したお隣さんはその後全員死亡し、自分には少しだけ良いことがあったのです。そして彼女は翌年、“あれ”に備えて手作りケーキを腐らせるのでした。


2015-2

 洋介犬さんは「ジゴサタ〜地獄の沙汰もお前しだい」や「インガ様応報す」など、風刺的な作風でも知られる作家。2016年には、「(近年になって急に日本でハロウィーンが流行したのは)おかし……おかしぃ」とつぶやきながら人を食う化け物を描いています。主張は認めるから食べないで!


2016版 「お菓子」じゃなくて「(ちゃんちゃら)おかしい」だった

 そして2018年の漫画は、ハロウィーンイベントのゴミ問題を風刺した内容に。ゴミの霊が、捨てる側の人間がゴミより価値があると誰が決めたのかと痛烈な皮肉をぶつけてきます。こうなってくると2019年版にも期待したいところですが、洋介犬さんはところ「今年は描けるかな……?」とだけコメントしています。


2018版 痛烈

追記

 2019年版のハロウィーン漫画も公開されました。虐待され、お菓子を食べたことがない子どもを化け物が救うハートウォーミングストーリーとなっています。

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