レビュー
» 2019年10月31日 18時25分 公開

「モトカレマニア」SNSはハマケン支持の大合唱 「山下にしとけ」の声援はユリカ(新木優子)に届くか?(1/2 ページ)

山下(浜野謙太)こそ巨大マグロだ。

[寺西ジャジューカ,ねとらぼ]

 10月24日に第2話が放送された「モトカレマニア」(フジテレビ系)が、思わぬ事態に発展中。視聴者の間で山下章生(浜野謙太)への支持率が異常に高まっているのだ。


モトカレマニア ユリカ(新木優子)は、柔軟剤の匂いから元カレに女の影を察知してしまう イラスト/たけだあや

「私、元カレに応援されました……」

 難波ユリカ(新木優子)は、再会したばかりの元カレ・“マコチ”こと斉藤真(高良健吾)からマンションの購入を勧められ、ショックを受けていた。マコチからその話を聞いた安藤一朗(小手伸也)らチロリアン不動産の面々は、ユリカの気持ちを察し、とりあえず謝ったほうが良いとマコチに告げる。

 そのころユリカは、山下と一緒にいた。そこで、ユリカは山下が元カノの動向を追いかける「モトカノマニア」だと知る。山下の部屋から見える看板広告のモデルであり北海道在住のラジオパーソナリティー・来栖むぎ(田中みな実)が山下の元カノだった。交際のきっかけは食べ歩きという同じ趣味を持っていたこと。

 マコチを吹っ切れないユリカ、むぎを吹っ切れない山下は友達以上恋人未満のお付き合いをし、徐々に現実への復帰を果たす「脱MKM(モトカレ・モトカノマニア)同盟」を結成した。

 ある日、ユリカが1人で仕事をしていると休日のはずのマコチが私服で職場を訪れる。彼は無神経にマンションを勧めたことを謝罪し、「一緒にいた頃は楽しかった」とユリカに告げた。思わず涙を流すユリカにマコチがハンカチを渡すと、そのハンカチからは高級柔軟剤の匂いが……。

 一方、マコチと一緒に暮らしている恋愛小説家の丸の内さくら(山口紗弥加)は、マコチの言動から彼が元カノと再会したことを知り、ユリカの元へ偵察にやってきた。そのとき、さくらはユリカの前で思わず転倒。手を貸そうとさくらに近付いたユリカは、マコチのハンカチと同じ高級柔軟剤の匂いをさくらの服から察知する。

 ユリカは山下と食事をしながらマコチについて報告。すると、その店に偶然マコチが現れた。そこで山下は、マコチのユリカへの気持ちがまだゼロではないと気付く。後日、山下は脱MKM同盟の解散をユリカに提案した。

 ある朝、ポスティングに励むユリカの前に現れたマコチは「ユリカと山下さんのことを応援する!」と宣言。「私、元カレに応援されました……」とユリカは呆然となり、モトカレマニアに復帰した。


モトカレマニア 結成「脱MKM(モトカレ・モトカノマニア)同盟」 イラスト/たけだあや

視聴者を見事にイラつかせる高良健吾の演技力

 初回を見て、このドラマは“思い通りにいかないと拗ねる妄想女”と“女心を理解できない無神経男”の物語なのだと認識した。そして、特にひどいのは妄想女のほうだと早合点していた。だってユリカが主役だし、見るからにキャラが立っていたので。

 どうやら、勘違いだった模様。ひどいのはマコチのほうである。元カノにマンションの営業をかけるだけでなく、自分に好意があるさくらの前で元カノの写真を手に遠い目をしたり、元サヤを期待するユリカに「山下さんとの恋を応援する!」とトンチンカンな宣言をするマコチ。彼の無神経さは度を超えている

 マコチを見ているとイラつく。このイラつきに一役買っているのは高良の演技だ。掴みどころのない飄々とした喋り方。感情の伝わらない口調で通すことで、天然な無神経男のキャラ作りに成功した。事実、マコチは何を考えているかわからない。一緒にいると間違いなく心がすり減るタイプだ。

 でも、マコチはマコチなりに思慮を巡らせていた。ユリカが頻繁に開く脳内会議は、実はマコチの頭の中でも行われているのだから。また、会議に集まる面々が頼りないのだ。「いつも眠いマコチ」「逃げたいマコチ」「漢気マコチ」「青春マコチ」とそもそも頭数が少ないし、頼りになりそうなのは「漢気マコチ」と「青春マコチ」の2人だけである。ドラマ版のマコチは、どうやら賢いタイプではなさそう。まあ、「焼売」を「やきうり」と読む時点で気付いてはいたけども……。

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