“推し”の目と同じ色のビーズを見るとオタクは泣く…… アクセサリーのプロに「イメージアクセ」の作り方を聞いてみた(1/3 ページ)

泣けるアクセってなんだろう……と思っていましたが、泣けました。

» 2019年11月02日 12時40分 公開
[小林夏帆ねとらぼ]

 好きなキャラクターや映画、実在の人物まで、さまざまなモチーフをピアスやネックレスなどに落とし込んだ「イメージアクセサリー」。最近は、より自分にあったデザインにするため、ハンドメイドする人も増えています。数多くのオーダー会を行い、たくさんのイメージアクセサリーを作ってきたアクセサリーブランド「新星急報社(しんせいきゅうほうしゃ)」さんに、自分でイメージを形にするコツを教えてもらいました。

 「新星急報社」は、文学をテーマにしたハンドメイドアクセサリーブランド。ランダムな結果の診断や文章を自作できるWebサービス「診断メーカー」で生成した短文をもとに作るアクセサリーや、著作権の切れた文芸作品をモチーフにしたアクセサリーなどを制作している“イメージアクセサリーのプロ”です。

 また、お客さんの好きなものをヒアリングして作るオーダー会も人気です。オーダー会を告知した漫画はTwitterで1000回以上リツイートされているほか、参加者のブログ記事やSNSなどに書かれたオーダー会の感想と作品も注目されています。

新星急報社マンガ オーダー会を告知した漫画
新星急報社マンガ
新星急報社マンガ
新星急報社マンガ

イメージアクセサリーを作るって、どんな感じなの?

――今日は自分でイメージアクセサリーを作るためのコツをお伺いしたいと思っています。そもそも、「イメージアクセってどうやって作っているの?」というところからうかがいたいです。

 私がやっているオーダー会では、お客さまの好きなように、好きなものについて語ってもらって、そこからデザインを膨らませていきます。最近は、自分の応援する“推し”の話を聞かせてくださる方が多いですね。“推し”も、実在する人物から、既存の物語を自分の納得いく形に収束させるために作ったオリジナルキャラクターまで、さまざまなタイプがいます。推しの写真やイラストを持ってくるかたはもちろん、推しを紹介するための資料をパワーポイントで作ってくる方もいますよ。

――パワポですか? そんな、会社のプレゼンみたいな……。

 オーダー会を1回やったら、パワポなどの画像入り資料を作ってくる人は必ず1人、平均で3人くらいいます。プレゼン資料のように、自分が推しの好きだと思っている所を箇条書きにしてもらうのは、イメージアクセサリーのデザインを考える上でとても役に立ちます。

 思いつくままに「好きポイント」を箇条書きにしたあと、その中で特に自分にとって大事なことをピックアップして、それをもとに色選びやパーツ選びをするのがおすすめです。推しのどこがどう好きなのか、ゆっくり考えてみると、発見があるかもしれません。

オタクは推しの目と同じ色のビーズを見ると泣く

――推しの好きな所って多すぎて、選ぶのが大変そうです。

 そういう場合は、自分が好きになったきっかけを思い出すのもいいですよ。その人を初めて見たときに、どこに一番目がいったか、といった所からモチーフを探すこともできますよ。

――なるほど、そういったところからデザインを膨らませていくんですね。

 そうですね。人物をイメージしたイメージアクセサリーのデザインで多いのは、推しの「目の色」を取り入れたデザインです。私はオーダー会の際には、同じ形のビーズを色違いでたくさん持っていくのですが、机に並んだビーズを一目見て「これ、推しの目の色と同じだ……!」と涙を流される方もかなり多いです。あと、髪の毛の色でもオタクは泣きます。

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