「どれだけ研鑽を積めばウメハラの領域にいけるのか」 東大卒プロゲーマー・ときどが語るeスポーツ界の新たな課題と“最強”への道筋(3/4 ページ)
――では他に「10先でケリをつけたい」と思えるようなプレイヤーはいますか?
ときど:(少し考えてから)……いない、ですね。
――……梅原さんとはもう一度10先で戦いたいわけですよね。
ときど:梅原さんとはやりたいです。
10先でケリがつくか分からないですけど、お互いが納得した組み合わせで、僕が殺してきてしまったような亡霊に「お前こういう良いプレイをするようになったんだな」と思わせられる相手が、梅原さんしかいない。梅原さんは僕が機関銃でバンバン撃っていた中を、日本刀一本で斬り抜いてきたような人ですから、1度でも10先で勝つことができれば……僕にとっては自信にもなりますよね。
「勝てないプレイヤーは、一つのタイトルに絞っているプレイヤーだった」
――プロゲーマーになった当初と、キャリアを重ねた今とで変化はありますか?
ときど:プロゲーマーになった当初は、ほとんどそれまでと考え方は変わっていなかったんですよ。でも、「結果が振るわなくなったな」と自覚したときに取り組み方も、ゲームへの考え方も大きく変わりましたね。
昔はゲームを深堀りしつくせてなかったんですよ。かつてのゲームセンターにあったような「こいつにだけは負けられねえ」と考えて一つの組み合わせを詰めていくような雰囲気も知ってはいましたが、もともと大会で勝つために満遍なく対策して強いキャラを使って効率良く勝つというスタイルでやってたんです。でも、それが逆に勝てなくなったんですよね。
効率良く勝つということは、表面上の知識を頭に入れてそれをベースにして戦うってことだったんですが、そういったものは他のプレイヤーでもマネしやすい。当時はプロも珍しかったのでそういった点をいち早く押さえることで勝っていたんですが、プロが増えてくるとそういう部分は当然抑えた上でプラスアルファで勝負する時代が来て、そこで勝てなくなったんです。
当時は原因に全然気付かなくて、ただ“勝てなくなってきている”という事実だけがのしかかってきて。どうしたもんかな〜と思っていたんですけど、色んな人と長期戦で戦うように練習してもらうようにして、徐々に弱点を払拭していった。
以前は複数のタイトルをプレイしてたんですが、まぁ当時は全体のレベルも低かったので大会に出ても割と楽にTOP8くらいには入れてたんです。でも、僕が「勝てない」と思わされるプレイヤーは一本のタイトルに絞ってプレイする“深堀りできるプレイヤー”だった。だから、まずは色んなゲームをプレイするのを辞めてみようと。それでも好転するまでは時間がかかりましたけどね。
――プロゲーマーになれる人となれなかった人は何が違うのでしょう。
ときど:最近思うんですが、「すごい強いのにプロになれないのはもったいない」と思ったプレイヤーは、スポンサーを受けるようになってきたので「実力が評価される時代にはなってきているのかな」と思います。要するに時代が追い付いてきているということなんですけど、時流が来る前にゲームを辞めてしまったり新しいゲームに入って来なかったプレイヤーもいるんで……仕方ないことですがこういう人たちがプロになれないのは残念ですね。もちろん、業界が元気なうちはまだまだチャンスがあるとは思いますが。
かつてはスポンサーを獲得できるような目立つプレイヤーになるためには海外で活躍しなければいけなかったんです。でも、そのために費用をかけて、休みを取って、プレッシャーがかかる中で海外大会で結果を出すなんてまぁまず無理ですよね。今は国内大会でも目立ちやすい環境にはなってきているので、昔よりはプロゲーマーになりやすい環境になってきているなと思います。
――ここ1〜2年で「eスポーツ」という言葉が浸透して、徐々にではありますがゲームを競技にすることは受け入れられつつあります。今後さらにeスポーツの振興を進めるために必要なのは何だと思いますか?
ときど:やっぱ人じゃないですか。スーパースターと呼べる存在が出てくると頼もしいですけどね。もちろんメーカーさんに良いゲームを作ってもらうのも当然なんですけど、僕らの視点から言うと魅力的な人が居てくれると、もっと色んな人に興味を持ってもらえますから。
――「スーパースターが必要」との話が出ましたが、私がプロ格闘ゲーマーにインタビューするとほぼ確実に話題に上るのが「後進の育成が重要」という話なんですが……。
ときど:……はい、ホントそうなんですよ。
――もう「それです!」って顔してますね(笑)。後進の育成、これについてはどう思いますか?
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