長さ日本一「比叡山・坂本ケーブル」の絶景やいかに 「二度びっくり」誰も降りない秘境駅では……!【写真42枚】(3/5 ページ)
もたて山駅から紀貫之のお墓へ ところが……
「もたて山駅」には、ちょっとした屋根やベンチがあります。ほうらい丘駅に比べると設備がしっかりしていました。
もともともたて山駅は、近くにあったキャンプ場へのアクセス駅として開業した駅だったので、多分そのせいでしょう。ハイキング道も整備されています。当日は私一人ではなく、ハイキング客の方も一緒に降りていました。
もたて山駅から15分ほど歩くと「土佐日記」の作者・紀貫之のお墓があります。よし行くぞ……と思ったものの、ハイキング道といえば聞こえは少しいいですが、思いっきり「山道」です。最低でもスニーカーが必要で、できれば登山靴の方がいいくらいハードでした。皆さんなめたらあきまへん、気を付けましょう。
紀貫之はもたて山から見る琵琶湖の景色が好きだったので、ここにお墓が作られたのだそうです。平安時代の人たちもこんな厳しい山道を登ったんですよね。ケーブルカーもスニーカーも登山靴もない時代に、あの平安装束で? 昔の人、すごすぎますよね。
もちろん現代は道標がちゃんとあるので道に迷う心配はありませんが、落ちている枝などで足を取られたりもするので注意して歩かなければいけません。歩いていると遠くに延暦寺の鐘の音が聞こえてきて、何だかこう、ちょっと心細い雰囲気の中、途中の目印だという「見晴らし台」を探します。
あった。あ、あれ……?
見晴らし台で期待した景色は見られませんでしたが、気を取り直して歩き続けてようやく「紀貫之のお墓」に着きました。
……お墓は何と倒木の下。ええ……!
な、何で。これは一体……?
年2回、紀貫之のお墓参りに来られるという高知県南国市の国府史跡保存会に確かめたところ、2019年8月に墓参りしたときには木は倒れていなかったそうです。2019年10月に来た大きな台風の影響と思われます。今回は念のため、比叡山の管理をしている延暦寺にこの状態を報告しておきました。次の墓参りの時期までにきれいになっていればいいのですが……それにしても、自然はすごい。
さて、再び15分ほどの時間をかけて駅に戻り、おなじみのインターフォンで「もたて山駅から乗ります」と伝えます。
もたて山駅から終点のケーブル延暦寺駅には1〜2分で到着です。というか、上を見ればもたて山駅からケーブル延暦寺駅の駅舎が少ちょっと見えるくらい。そんな距離感です。
関連記事
- ひぇぇぇぇほぼ垂直!! スイス・シュトースの「世界一急勾配なケーブルカー」に乗ってきた
最大1100パーミル。ハイジ、大変よ! 崖から丸太が落ちてくるわ。 - 八幡市駅は「石清水八幡宮」駅に 京阪電車が京都府内4駅の駅名を変更、10月1日から
より地域に根ざした駅名になります。男山ケーブルも「石清水八幡宮参道ケーブル」に通称変更。 - 「湖と空の青」の絶景、うわさ通りにすごかった! JR湖西線に乗って夏の終わりの景色を満喫してきた
湖西線から見える景色が「超いい!!」「すばらしすぎる」とSNSで話題! 私も見たい! 京都在住の筆者が「超いい景色の車窓」の湖西線を巡ってきました。 - 大井川鐵道「井川線」の秘境駅で駅弁を喰らう幸せ 静寂と孤独がスパイスだぜ
祝復旧! SLだけじゃない、楽しいもう1つの大井川鐵道、旅してみたくなる路線。皆さん、乗りに行きましょう〜〜! - 「ホントに時が止まっている……」 大都会大阪の昭和すぎる秘境線「南海汐見橋線」に乗ってきた【写真15枚】
あぁ静かです……。大都市大阪にある、まるで昭和時代のまま運行しているかのような愛すべきローカル線。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
-
自宅のウッドデッキに住み着いた野良の子猫→小屋&トイレをプレゼントしたら…… ほほ笑ましい光景に「やさしい世界」「泣きそう」の声
-
「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
-
「ヤバすぎwwww」 ハードオフに1万8700円で売っていた“衝撃の商品”が690万表示 「とんでもねぇもん見つけた」
-
330円で買ったジャンクのファミコンをよく見ると……!? まさかのレアものにゲームファン興奮「押すと戻らないやつだ」
-
ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
-
大量のハギレを正方形にカット→つなげていくと…… “ちょっとした工夫”で便利アイテムに大変身! 「どんな小さな布も生き返る」
-
58歳でトレーニングを始めたおばあちゃん→10年後…… まさかまさかの現在に「オーマイガー!!!」「これはAIですか?」【海外】
-
「水曜どうでしょう」“伝説のシーン”そっくりな光景にネット騒然 「ダメだ笑っちゃう」「なまら怖い」
-
大谷翔平、インスタ最新投稿で活躍シーンのハイライト公開 一瞬映る“妻・真美子さんと母・加代子さんの笑顔満開ハイタッチ”に注目
- アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
- 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
- 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
- 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」
- イモト、突然「今日まさかの納車です」と“圧倒的人気車”を購入 こだわりのオプションも披露し光岡自動車からの乗り換えを明かす
- 「この動画お蔵かも」 親子デートの辻希美、“食事中のマナー”に集中砲火で猛省……16歳長女が説教「自分がやられたらどう思うか」
- 老けて見える25歳男性を評判の理容師がカットしたら…… 別人級の変身と若返りが3700万再生「ベストオブベストの変貌」「めちゃハンサム」【米】
- 「ガチでレア品」 祖父が所持するSuica、ペンギンの向きをよく見ると……? 懐かしくて貴重な1枚に「すげえええ」「鉄道好きなら超欲しい」と興奮の声
- 「デコピンの写真ください」→ドジャースが無言の“神対応” 「真美子さんに抱っこされてる」「かわいすぎ」
- 「天才」 グレーとホワイトの毛糸をひたすら編んでいくと…… でっかいあのキャラクター完成に「すごい」「編み図をシェアして」【海外】
- 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
- 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
- フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
- 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
- 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
- ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
- 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
- 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた