新木優子「モトカレマニア」4話、クズでしかなくなったマコチ(高良健吾)衝撃の堕ちっぷりを検証する(1/2 ページ)

「クズじゃないですか」「違うの!」元カレをかばうモトカレマニアたち。

» 2019年11月14日 11時45分 公開
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 11月7日に「モトカレマニア」(フジテレビ系)が放送された。モトカレマニアたちの元カレが一様にクズで、いたたまれなくなる4話であった。


モトカレマニア 素敵な彼だったからモトカレマニアになるわけではないようです イラスト/たけだあや

「自分の中で答えが出ない」「こういうのは終わりにしたい」

 誕生日の夜、“マコチ”こと福盛真(高良健吾)からキスされた難波ユリカ(新木優子)。しかし、マコチはキスはしたけど付き合うとは言っていない、と言い残してその場を去った。

 あくる日、ユリカは重い足取りでチロリアン不動産に出社する。すると、社長の安藤一朗(小手伸也)らハラミ会(ハラスメントを未然に防ぐ会)の面々はいきなりユリカを祝福した。担当物件の契約が成立したため、ユリカは正社員採用されたのだ。ハラミ会はユリカの歓迎会の準備もしていたが、マコチは熱を出して会社を欠勤。ユリカに対する気持ちに答えが出ず、考え過ぎた彼は38度5分の知恵熱を出していたのだ。

 一方、丸の内さくら(山口紗弥加)はずっと忘れられないでいる元カレの駒込和真(淵上泰史)とバーで再会。その後、さくらは「自信なくなってきた。田端にはもっとお似合いの人がいると思う」と別れを切り出してきた中学時代の和馬とマコチを重ね合わせるように。そして「ユリカと付き合ったらまた幻滅させるのでは」と不安がるマコチに「何でそれを君が決めるの!?」と声を荒げた。さくらはマコチとの関係が不毛だと感じ、2人は同居を解消した。

 その後、マコチはユリカの家を訪問。「こないだのキスは何となくじゃない。でも、自分の中で答えが出ない」と煮え切らないことばかり言うマコチを、ユリカは「こういうのは、もう終わりにしたい」と追い返した。


モトカレマニア 煮え切らないマコチ…… イラスト/たけだあや

お互いの元カレをクズ呼ばわりするユリカとさくら

 このドラマ、いいところを突いている。“あるある”過ぎて笑った箇所があるのだ。ユリカとさくらがお互いの元カレをクズ呼ばわりし、2人とも自分の元カレをかばったくだりである。

 キスをしたのに「付き合うとは言ってない!」とユリカに釘を差したマコチ。さくらはマコチを非難する。

 さくらクズじゃないですか

 ユリカ「いや……。けど、マコチも今考えてるんだろうなって」

 さくらと一夜を共にした後、1カ月連絡を絶った和真にユリカは憤った。

 ユリカクズじゃないですか

 さくら「違うの!」

 傍から見たらクズだとすぐわかるのに、自分の相手にはそう思わない。2人とも「巨大マグロを逃した」と口にするが、客観的に見たらマグロでも何でもなかった気がする。

 

このドラマを見ていると悩みが増える

 このドラマは自分の正直な気持ちを言わない者ばかりで、混沌とする一方だ。

 まず、さくら。他の男と結婚するかも……と匂わせ、耐えられなくなった和真はさくらと体を交わした。踊り出すほどさくらは幸せを感じていたのに、以降、向こうからの連絡は途絶える。でも、さくらは待つだけだった。ヤッた後に謝る和真の態度は、典型的なクズの手法だ。でも、さくらはヤり逃げされたことを自分の中で美化した。そして、とうとう最後まで自発的なアプローチを行わなかった。「がんばらなくても、そばにいて」(作家丸の内さくらの著作名)とは行かないのに。

 そして、山下に猛アタックする加賀千鶴(趣里)。パッと見、彼女は強気なキャラだ。でも、言ってる内容はかなりチキンだったりする。

 「(山下を)好きなわけないじゃん。本当に好きだったら、もっと相手の気持ち考えて悩んだり、素直に言いたいこと言えなくなったり、わかってもらえなくて苦しくなったりするわけよ。そうやって振り回されるの疲れる。だから、山下さん。私にとってあの人は男じゃない。だから、大切な人なんだな」

 とどのつまり、千鶴は傷つくのを怖がっている。

 このドラマを見ていると、悩みは増える一方である。「がんばらなくても、そばにいて」はリアルではない。でも、相手の気持ちお構いなしにストレートで行くと、安藤みたいにセクハラで訴えられることがある。誰を見ても正解ではないので、いよいよ加減がわからなくなってきた。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/13/news176.jpg 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  2. /nl/articles/2411/14/news014.jpg ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. /nl/articles/2411/14/news042.jpg 夫「250円のシャインマスカット買った!」 → 妻が気づいた“まさかの真実”に顔面蒼白 「あるあるすぎる」「マジ分かる」
  4. /nl/articles/2411/14/news090.jpg ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  5. /nl/articles/2411/14/news167.jpg 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  6. /nl/articles/2411/14/news187.jpg 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  7. /nl/articles/2208/06/news075.jpg 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. /nl/articles/2411/13/news162.jpg 「情報操作されてる」「ぜーんぶ嘘!!」 175R・SHOGO、元妻・今井絵理子ら巡る週刊誌報道を一蹴 “子ども捨てた”の指摘に「皆さん騙されてます」
  9. /nl/articles/2411/14/news035.jpg 160万円のレンズ購入→一瞬で元取れた! グラビアアイドル兼カメラマンの芸術的な写真に反響「高いレンズってすごいんだな……」「いい買い物」
  10. /nl/articles/2411/12/news194.jpg 「予約しました」 サッポロ一番の袋に見せかけた“笑っちゃいそうなグッズ”が話題 「サッポロ一番味噌ラーメン好きがバレちゃう」
先週の総合アクセスTOP10
  1. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  2. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  3. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  4. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」
  5. イモト、突然「今日まさかの納車です」と“圧倒的人気車”を購入 こだわりのオプションも披露し光岡自動車からの乗り換えを明かす
  6. 「この動画お蔵かも」 親子デートの辻希美、“食事中のマナー”に集中砲火で猛省……16歳長女が説教「自分がやられたらどう思うか」
  7. 老けて見える25歳男性を評判の理容師がカットしたら…… 別人級の変身と若返りが3700万再生「ベストオブベストの変貌」「めちゃハンサム」【米】
  8. 「ガチでレア品」 祖父が所持するSuica、ペンギンの向きをよく見ると……? 懐かしくて貴重な1枚に「すげえええ」「鉄道好きなら超欲しい」と興奮の声
  9. 「デコピンの写真ください」→ドジャースが無言の“神対応” 「真美子さんに抱っこされてる」「かわいすぎ」
  10. 「天才」 グレーとホワイトの毛糸をひたすら編んでいくと…… でっかいあのキャラクター完成に「すごい」「編み図をシェアして」【海外】
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた