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» 2019年11月21日 10時55分 公開

「モトカレマニア」田中みな実本人でしかない怒り爆発! ユリカ(新木優子)とマコチ(高良健吾)立場逆転の5話 (1/2)

むぎ(田中みな実)「どれだけ仕事で誤解されてても、彼だけはわかってくれてると思ってた」。

[寺西ジャジューカ, イラスト:たけだあや,ねとらぼ]

 11月14日に放送された「モトカレマニア」(フジテレビ系)の第5話。美女3人の浴衣姿は確かに眼福だったが、そろそろストーリーが展開するところも見せてほしいばかりだ。


モトカレマニア まさかの卓球回 イラスト/たけだあや

マコチ、ショック!

 “マコチ”こと福盛真(高良健吾)を追い返した難波ユリカ(新木優子)は、マコチとの傷を癒やすため温泉旅行に出かける。スケジュールの都合がつかなかった周防ひろ美(ガンバレルーヤよしこ)の代わりにユリカが誘ったのは丸の内さくら(山口紗弥加)だった。

 ユリカたちが訪れたのは、草木染めや陶芸などレクリエーションが豊富で、傷ついた女性が現世を忘れるのにぴったりの“自分探しの宿”だ。そこでユリカは、来栖むぎ(田中みな実)と偶然再会する。

 ユリカから「会わなくてもいいから山下さんにLINEの返信だけはしてあげてください」と説得されるも、「私は前だけを見る」と断固拒否するむぎ。言い合いが平行線のままの2人は卓球で決着をつけることに。ユリカが勝ったらむぎは山下に返信、むぎが勝ったらリアクション無しというルールである。結果、卓球の勝負はむぎが優勢だったが、「楽しかったことを思い出したから」とむぎは負けを認めた。

 その頃、マコチは山下章生(浜野謙太)のマンションに身を寄せていた。別れた後のユリカはずっと自分を想い続けていたと山下から知らされ、家の前でマコチはユリカの帰りを待った。すると、見知らぬ男とユリカがタクシーに同乗している姿を目撃。マコチはショックを受ける。

田中みな実そのものでしかない怒りが爆発

 5話は困った内容だった。ドラマが中盤に差し掛かる大事な時期なのに、話がほとんど進まなかったのだ。いい女2人が卓球のラリーを続けながら、延々と言い合いを繰り広げる。このくだりにほとんどの時間を費やしていたと言っても過言ではない。

 とりあえず、むぎがとんでもなく面倒臭い子ということはわかった。「ダイヤの指輪を渡せば、無条件に私が東京へ付いていくと思ってた!」と憤ったむぎ。地元で仕事を抱えている自分に対する山下のプロポーズの仕方を根に持っているのだ。

 「どれだけ仕事で誤解されてても、誰も私のことわかってくれなくても、彼だけは私の気持ちをわかってくれてると思ってたのに!」(むぎ)

 完全に田中みな実そのものでしかない怒りを爆発させるむぎに、ユリカは返答した。

 「そんなの、言わなきゃわからない!」

 相手に要求し、責め倒す“察してちゃん”をユリカは一喝した。

 一方、加賀千鶴(趣里)に告白されたが付き合う気になれない山下は「加賀さんの気持ちを考えると……」と、返事をためらった。

 「山下さんって エスパーなの? エスパーでもない限り、人の気持ちは読めなくない?」(マコチ)

 ユリカとマコチは同じ考えを持つ似た者同士。「察して!」と相手に求めるのではなく、相手に伝える意思表示が大事と考えている。

 草木染作家の蓮沼桃香(矢田亜希子)は、たばこを吸う姿をユリカに見られた。

 「見られちゃった。草木染めみたいなナチュラル系やってるのに。まあ、こういう矛盾が人間あるか」(桃香)

 人間は矛盾だらけだ。山下への連絡を頑なに拒否し「私は前だけを見る」と言っているのに、SNSで山下をブロックできないむぎ。「前を見る」という言葉で自分をがんじがらめにし、ピリオドを打てずにいるだけだ。しかしユリカとの卓球対決で負けを認め、山下との再会を果たした。ほとんど進展のなかった5話で、唯一進展があったのは山下とむぎの距離だけである。

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