「お金をたくさん使う人が偉い訳じゃない」 夜の世界でNo.1になったアイドルファンが欅坂46・渡邉理佐を推す理由(2/3 ページ)
「彼女たちは伝説を作る」、初めてグループとして好きになった欅坂46
欅坂46と出会ったのは、2015年から始まった冠番組「欅って、書けない?」の視聴がきっかけで、初めは「メンバーの顔面偏差値の高さに驚いた」とプリンさん。2016年にリリースされたデビュー曲「サイレントマジョリティー」については「神がかった楽曲とMVを見て、バラエティー番組とのギャップに驚くとともに『欅坂46は伝説を作る』と確信しました。アイドルグループのメンバー個人を好きになったことはこれまでもありましたが、グループを好きになったのは欅坂46が初めてだったので、あのときの衝撃は今でも忘れられません」と語ります。
「富士急ハイランドで開催された野外ライブ『欅共和国2017』にはもともとアイドル好きではない子と一緒に行ったのですが、ライブが終わってから『欅坂46を教えてほしい!』『握手会に行きたい!』と言うようになって(笑)。でも私は前述の通り握手会とか直接の触れ合いに重きを置いていなかったので、ずっと断っていました」とプリンさん。しかし同行者のあまりの熱量に押されて、「風に吹かれても」発売記念として開かれた理佐さんの個別握手会(※)に初めて行ってみることにしたといいます。
(※)イベント応募サイト「forTUNE music」で販売している「forTUNE music限定個別握手会参加券付CD(通常盤)」を購入して、外付け特典となる「個別握手会参加券」を使って参加するイベント。1枚当たり、全国握手会よりも少し長い時間メンバーと握手をすることができる。
初めての握手会では「あだ名をつけてほしい」と理佐さんにお願いしたと言い、「え〜じゃあ……プリン!(実際につけてもらったあだ名とは異なります)」と命名され、以降はSNSなどのアカウントも変更しました。またこの握手会がきっかけとなり、「もう少し話してみたい」と全国握手会(※)にも通い始めました。
(※)CDに封入されている「全国握手会参加券 or スペシャルプレゼント応募券」を使って参加するイベント。1枚当たり数秒握手することができ、何枚かまとめて握手することもできる。
「理佐ちゃんに人生を捧げようと決めた」、全国握手会
当初全国握手会では100枚弱をまとめ出ししていたというプリンさん。何度か通ううちに「プリンちゃんだ!」「(飼い始めたばかりの)わんこは元気?」と返してくれる理佐さんに対して「もっと話したいと思うようになった」と言い、まとめ出しする枚数も増えました。一方で「理佐ちゃんにとって楽に今日1日を締めくくってほしい(※)」という思いから制限時間内は「あっち向いてほいをしたり、あんまり内容のある話はしていなかったんです」と語ります。
(※)まとめ出しをするファンは握手会終盤に握手をするのが恒例。
転機になったのは握手会に通い始めてから1年半ほどたったころで、その日は500枚程度をまとめ出ししたこともあり、制限時間は15分程度。「15分間ふざけるのは逆に難しいと思ったので初めてまじめに『夏の全国アリーナツアー2018 千秋楽』の感想を伝えたんです」と語り、自分が感じたことを真剣に話すプリンさんに対して理佐さんは「そういう話をもっと聞かせてほしい」と真剣な表情になり、しっかりと話に耳を傾けた後、理佐さんなりの解釈について明かしてくれたそうです。
これについてプリンさんは「最初はきっと『ちょっと懐に余裕のあるファン』ぐらいに思われていたと思うのですが、『意外とちゃんと見てる』と思ってくれたのか、前述の握手会を境にまじめな話も積極的にするようになりました。それが理佐ちゃんにとってどんな風にとらえられているのかは分かりませんが、理佐ちゃんの欅坂46に対する思いとか、お仕事に対する姿勢とかを聞いていくうちに『私は渡邉理佐ちゃんに人生を捧げよう』と思うようになりました」と語ります。
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