【漫画】人生に疲れたお姉さんが拾ったのは「馬タクシー」 不思議で尊いハッピーエンドに「好き」「優しい世界」

4ページに人生と癒やしと尊さが詰まってる……。

» 2019年12月11日 19時30分 公開
[宮原れいねとらぼ]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 富士の樹海を目指すお姉さんが出会ったのは、世にも不思議な馬でした――。癒しと尊さが4ページにギュッと詰まった漫画「馬タクシー」を紹介します。こんな優しい世界があってもいい。


馬タクシー 漫画 時田 真冬 樹海 あったかい 馬小屋 癒やし 「どうも馬タクシーです」「うわ、馬だ…」


 無気力な表情でタクシーを待つボサボサ髪のお姉さん。彼女が偶然つかまえたのは、「どうも馬タクシーです」と現れた紳士な馬でした。

 「100キロあたりニンジン1本」と破格の安さの馬タクシーに跨ったお姉さんは、変わらないテンションで「青木ヶ原樹海まで…」と頼みます。目的は昆虫採集だそうですが……?


馬タクシー 漫画 時田 真冬 樹海 あったかい 馬小屋 癒やし こんな真冬に富士の樹海ということは……

 寒い真冬に独りで樹海。「お客さんもしかして…」と察して説得を試みる馬でしたが、お姉さんのプレッシャーに負けて話を切り出すことができず、頑張りむなしく目的地に到着してしまいます。

 お姉さんは「ニンジン千本くらい買えるよ」と5万円を馬に握らせ樹海の奥へ。「馬乗ったの初めてだ 最後に面白い人生だったな…」と少しだけポジティブになりながらも、当初の目的通り“凍死コース”を選びます。


馬タクシー 漫画 時田 真冬 樹海 あったかい 馬小屋 癒やし 馬タクシーのあたたかさを思い出しながら独り眠るお姉さん

 寒さに震えながら意識を失ったお姉さん。次に目覚めたのは天国でも地獄でもなく、藁(わら)のベッドが敷かれた馬小屋でした。隣では「頂きすぎた代金分 勝手に走っただけですよ」と馬タクシーがニンジンを齧っています。

 ですが九死に一生を得たにもかかわらず、お姉さんは喜ぶどころか暗い表情に。丸2日寝ていたことを知り「上司から罵倒LINE来まくってる」「これが見たくなくて死のうと思ったのに〜」と悲鳴を上げます。お姉さん、会社でずっと苦しんでたのね……。


馬タクシー 漫画 時田 真冬 樹海 あったかい 馬小屋 癒やし 馬タクシーの優しさよ……

 そんな様子を見た馬は「見ちゃったからもう死ななくていいのでは?」とほほえみます。優しい提案を聞いて「……馬はかしこいな…」と納得するお姉さん。大きく伸びをしながら「生まれ変わった気分だよ…」と気持ちよさそうです。

 その後、2人(1人と1匹)はどうなったのでしょうか?

 お姉さんの手助けにより馬を呼び出せる配車アプリが完成。「ニンジン1本」という赤字価格も見直して、馬タクシーは死ぬほどもうかるサービスに(めちゃめちゃ有能……!)。こうしてお金持ちになったお姉さんと馬は、小さな馬小屋で幸せに暮らすのでした。「お金持ちになったのに引っ越さないんですか?」「ここはあったかいしね」


馬タクシー 漫画 時田 真冬 樹海 あったかい 馬小屋 癒やし 寄り添いながら髪をブラッシングする馬とお姉さんの関係が尊い……

 漫画には、たくさんの「好き」や「尊い」の声が寄せられ、中には物語の温かさに涙したという人も。

 作者は漫画家の時田(@tokitadesu)さん。代表作『JKども、荒野をゆけ』は、飛び交うJK用語と独特の世界観がクセになるSFコメディーで、第1巻が発売中。少年画報社の公式サイトから立ち読みが可能です。






画像提供:時田(@tokitadesu)さん



Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/18/news202.jpg 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの行動”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」【大谷翔平激動の2024年 「家族愛」にも集まった注目】
  2. /nl/articles/2412/20/news023.jpg 60代女性「15年通った美容師に文句を言われ……」 悩める依頼者をプロが大変身させた結末に驚きと称賛「めっちゃ若返って見える!」
  3. /nl/articles/2403/21/news088.jpg 「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に
  4. /nl/articles/2412/21/news038.jpg 皇后さま、「菊のティアラ」に注目集まる 天皇陛下のネクタイと合わせたコーデも……【宮内庁インスタ振り返り】
  5. /nl/articles/2412/21/news088.jpg 71歳母「若いころは沢山の男性の誘いを断った」 信じられない娘だったけど…… 当時の姿に仰天「マジで美しい」【フィリピン】
  6. /nl/articles/2412/21/news056.jpg 真っ黒な“極太毛糸”をダイナミックに編み続けたら…… 予想外の完成品に驚きの声【スコットランド】
  7. /nl/articles/2412/20/news096.jpg 新1000円札を300枚両替→よく見たら…… 激レアな“不良品”に驚がく 「初めて見た」「こんなのあるんだ」
  8. /nl/articles/2412/18/news015.jpg 家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
  9. /nl/articles/2412/21/news005.jpg 藤本美貴、晩ご飯に手料理7品 多忙でも野菜とお肉たっぷりで反響 「お疲れ様です」「凄く親近感」【2024年の弁当・料理まとめ】
  10. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  5. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  6. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  7. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  8. ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
  9. 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
  10. セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」