アーマードコア「ホワイト・グリント」のコスプレがコミケへ出撃準備中 製作期間約250日・製作費300万円の力作に注目集まる
身体が闘争を求めてくる。
フロム・ソフトウェアのロボットアクションゲーム、「アーマード・コア フォーアンサー」の機体「ホワイト・グリント」の高度なコスプレがTwitterで注目を集めています。もはやコスプレというよりも、人間サイズの機動兵器。
オープニングムービーでもおなじみの機体を、全高2メートルほどのサイズで再現。コスプレとはいうものの着ぐるみの類とは少々異なり、目立たないよう黒のボディースーツをまとった装着者が、背面から各パーツを動かすスタイルをとっています。人が完全には中に入らない分、フォルムの再現度が高められるわけですね。
このホワイト・グリントは、コミックマーケット97(C97)の2日目(12月29日)に催される、フロム・ソフトウェア作品の「コスプレ併せ企画」(同じ作品やテーマのコスプレイヤーが集合する企画)に向けて製作中。今回披露された試作段階の映像には、「これが見たかった」「構えまで再現できるだと……?」など、闘争心を刺激されたアーマード・コアファンの声が寄せられました。
投稿主のナメクジ伯爵(@raizinno)さんによると、大掛かりなだけあって、製作には大勢が携わっているとのこと。そこで編集部は、企画のメンバーにしてコスプレ企画の主催者でもあるizu(@iz0725)さんを取材し、経緯を聞きました。
全身機体のコスプレはどう作れば現実的か――議論が製作のきっかけ
――まず企画の出発点を教えてください
izu:2018年の10月ごろ、フロム・ソフトウェア作品のコスプレイヤーさんたちと食事していたとき、「アーマードコアシリーズでコスプレするとしたら?」「全身機体のコスプレはどういう風に作成すると現実的か?」「素材は? 人間はどのように中に入る?」といった話をしていたのがきっかけです。そこから少々案を詰めて、2019年3月ごろに「じゃあ! 本気で作ってみますか!?」となり、スケジュールや図面、素材選びや、各人が実際どれくらいの時間や費用を作成に費やせるかなど、もろもろ調整しながら本格始動しました。
――かなり多くの人が関わっていると書かれていましたが、どのような体制で製作されていたのでしょうか
izu:設計図の作成担当はカリフラ(@namekujinezumi)さんとコスチーム(@CosTeam5)さん。コスチームさんはこれに加え、設計図の改修や追加、機体作成の全般に携わっています。電機部品関係は妖精の姿煮(@autobahn256)さん、監修はcoach.(@Maxoden909Coach)さん、武器作成はナメクジ伯爵(@raizinno)さんが担当。私は連絡やスケジューリング等をしています。
お仕事や体調の兼ね合いでなかなか参加が難しいなか、調整してくださった人、寝る間を削って調整や協力をしてくださっている人、業務用3Dプリンタを新規購入する人、仕事を辞めて制作時間を捻出するかた、ご意見をくださるロボコス・ガワコスの先輩などなど、みなさんが本当に「フロム・ソフトウェアさんへの重すぎる愛」「アーマード・コア関連作品への強い思い」で協力してくださっています。
――製作の期間と費用はどれ程かかりましたか?
izu:おおまかな製作期間は250日以上で、かかった時間の累積で言うと6000時間以上です。費用は300万円前後、製作と設備にかかっています。
――数ある機体からホワイト・グリントを選んだ理由は?
izu:メンバーで何種類も候補機体を挙げたのですが、人間が中に入って動けることが前提だったため、四脚や逆脚の機体は惜しくも候補から外れてしまいました。加えて、せっかく作るのであれば「機体の知名度」もあるものが良いので、「フラジール」「ホワイトグリント」「ナインボール」など、作成の見本となるプラモデルが商品化されている機体を選出しました。
そして「ダウンギャンブル」「マツカゼ」「クレスト」系といった他候補も含めて、最終的には作成協力者の皆さんから票を集めたところ、ホワイト・グリントになりました。ちなみに2位はナインボールです。
――アーマード・コアシリーズではどれが好きですか?
izu:メンバーごとに思い入れのある作品が違い、戦争になりかけていたこともありました。しかし、みんなで協力してホワイト・グリントを製作していることで、世が平穏に保たれています。
――最後に、ホワイト・グリントがお披露目される予定の、コミケでのコスプレ企画についてコメントをお願いします
izu:フロム・ソフトウェアを愛するみなさまと、コミケ会場でお会いしたいです。会場の防災公園が、私たちフロム・ソフトウェア信者の、魂の場所です。まだ完成に至っておらず、現在は完成度80〜85%といった状態ですが、最後まで頑張ります。
協力・画像提供:izu(@iz0725)さん
関連記事
- マシーナリーともコラム:どうしてロボットゲーは流行らないのか? タニタのツインスティックがイイ感じだったので勝手に「ロボゲーについて語る会」をやりました
なぜ身体は闘争を求めるのに一向にロボットゲーは流行らないのか……。 - 身体は闘争を求める 無意識のうちに「AC持ち」を編み出すフォートナイト女子が現れる
幼少期から「AC持ち」で遊んでいるそうです。 - 「プレイステーション クラシック」内蔵ソフト全20本が判明! 「アークザラッド」「アーマード・コア」「女神異聞録ペルソナ」など
「アーマード・コア」だと……! - 身体は闘争を求める 「アーマード・コア」佃健一郎が手がけるロボアクション「DAEMON X MACHINA」発表
うわああああああああああああああああ! - アームガンがズドーン! クローでバリバリー! 日米巨大ロボット対決、MegaBotsが新型のパワーをアピール
だいぶ「アーマード・コア」の世界に近づいた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの行動”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」【大谷翔平激動の2024年 「家族愛」にも集まった注目】
-
60代女性「15年通った美容師に文句を言われ……」 悩める依頼者をプロが大変身させた結末に驚きと称賛「めっちゃ若返って見える!」
-
「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に
-
皇后さま、「菊のティアラ」に注目集まる 天皇陛下のネクタイと合わせたコーデも……【宮内庁インスタ振り返り】
-
真っ黒な“極太毛糸”をダイナミックに編み続けたら…… 予想外の完成品に驚きの声【スコットランド】
-
71歳母「若いころは沢山の男性の誘いを断った」 信じられない娘だったけど…… 当時の姿に仰天「マジで美しい」【フィリピン】
-
新1000円札を300枚両替→よく見たら…… 激レアな“不良品”に驚がく 「初めて見た」「こんなのあるんだ」
-
家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
-
ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
-
「ほぼ全員、父親が大物芸能人」 奇跡的な“若手俳優の集合写真”が「すごいメンツ」と再び話題 「今や全員主役級」
- ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
- ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
- フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
- 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
- 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
- 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
- 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
- ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
- 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
- セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
- 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
- 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
- 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
- アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
- 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
- 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
- ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
- 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」