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» 2019年12月14日 10時00分 公開

YouTuberの企画“聖夜にデリヘル嬢と一晩過ごす様子を動画化”が「人として最低」と批判殺到 怒り心頭のデリヘル代表者に取材 (1/2)

「一歩間違えれば誰かの人生を破壊していた」と怒りをあらわにしました。

[ねとらぼ]

 あるYouTuberがツイートした“クリスマス企画”が炎上し、「女性をバカにしすぎ」「人間として最低ですね」と猛烈な批判を浴びています。編集部では、企画の対象となっていた風俗チェーン代表に話をうかがい、今回の企画への怒りや、一連の行為の何が問題だったかについて聞きました。

 発端となったツイートは12月10日に書き込まれたもので、【これ絶対にやります!!!!!】という前置きに続いて、次のような文章が投稿されていました。


YouTuber 炎上 デッドボール 炎上していたツイート(画像加工は編集部によるもの)

このツイートのRTの数×1分間
画像の女性(デリヘル嬢)を指名して
12月24日 性なる夜を
一緒に過ごします!
証拠をお見せするために動画にして公開もします!


 「画像の女性」として添付されていたのは、その筋では有名な風俗チェーン「デッドボール」で働くキャストの写真。投稿者は「言葉の通りもし1000リツイートいったら1000分指名します! 二言はないです!」とも強調していました。

 しかし、ツイートが話題になると「女性とお店に許可取っているんですか?」「女性をバカにしすぎてないか? 風俗関係なら人権はないと?」と批判のリプライが殺到する形に。さらにデッドボール代表の篠原政見さん(@deadballdaihyo)もこれに反応し、「これ店も女性も全く知らない話ですが失礼すぎる」「まず撮影は許さない」「店も女性も怒り心頭」と怒りのツイートを投稿。ツイートは現在まで約4000回リツイートされており、リプライ欄はほとんどが企画への批判で埋め尽くされる状態となっています。


YouTuber 炎上 デッドボール 篠原さんのツイート(そのまま埋め込むと元ツイートが引用で表示されてしまうため、引用部分をカットして画像化しています)

※追記(19時40分):スマートフォンでの表示時に元ツイートが表示されてしまっていたため、ツイートの埋め込みを削除しました。


 編集部では12月13日、デッドボール代表の篠原さんに電話で取材を行いました。


「一歩間違えれば誰かの人生を破壊していた」と怒り

―― 当該のツイートについて「失礼すぎる」と書かれていましたが、どんなところにもっとも怒りを感じましたか。

篠原さん 一歩間違えれば、一人の女性の人生を破壊していたかもしれないというところです。あの女性はたまたま顔出しをしていて、AVにも出演しているような人だったから受け流せたにすぎません。でも、これがもし他の人だったら……それこそ顔出しをしていて、AVに出ている人でも傷つく人はいるはずです。これでもし動画を撮られて、その様子を面白おかしく公開されたりしたら、自殺に追い込まれてもおかしくなかったと思っています。

 「指殺人」という言葉がありますが、軽い気持ちで書き込んだことが誰かの人生を壊してしまうこともあります。遊びでそんなことをやられてたまるかと。いい大人がする行為としてはあまりにも常識に反しており、心から憤慨しています。特に今回はその対象がうちで働くキャストだったので、黙っていられませんでした。

―― その後ツイート投稿者とは話しましたか。

篠原さん 平謝りというか、「(ツイートを)消してもしてもいいです」と言っていました。ただ、写っていた女性とも話して「平気だよ」と言ってくれたので、消されたらそれで終わってしまうと思って、あえて消さなくていいと伝えています。

―― 写っていた女性はどう言っていましたか。

篠原さん 大丈夫かと繰り返し聞きましたが、怒っているというよりもあきれているという感じでした。「私だからよかった」といったことも言っていました。

―― Twitterでは「とりあえずウチのYouTubeチャンネルとコラボしてこれについて話しあいましょう」と、投稿者に“直接対決”を呼びかけていました。これについては今後どうされる予定ですか。

篠原さん 近くデッドボールに来てもらうことになっています。Twitterでは「コラボ」という言葉に反応していた人もいましたが、私が今怒ってしまったら彼は警戒してしまうでしょう。当日は写真の女性だけでなく、風俗で働く全てのキャストに対し、きっちり謝罪してもらうつもりです。その様子は編集して、後から動画でも公開します。



―― あらためて、今回の件の何が問題だったと考えますか。

篠原さん 何度も言いますが、たまたま今回はそうならなかったというだけで、もし違う人だったら、その人の人生を破壊してしまっていたかもしれない。そんなことも考えず、浅はかな考えで配信者を名乗ってほしくないし、「誰でも配信者になれる」ということの危険性は、全ての配信者に分かっていただきたいと思っています。




 篠原さんとのやりとりでは「平謝り」だったという投稿者ですが、現状特に企画の中止などは発表されておらず、問題のツイートは現在も残っています。また、篠原さんの「直接対決決定しました」という書き込みに対し、「徹底交戦だZE」と挑発するような引用ツイートも投稿しています。


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