電車・バス内でのベビーカー「折りたたまない」に8割以上が賛成、若年層ほど理解 国交省調査
ベビーカーマーク自体の認知度は約3割。
国土交通省が、ベビーカーマーク(関連記事)に関する意識調査について発表しました。そのなかで、「電車やバス内でベビーカーを閉じなくてもよい」とする同省の決定について、8割以上が賛成しているとの結果が出ています。
調査対象は日本に居住する15〜89歳の男女1000人(男性505人/女性495人)。「電車・バスなどでベビーカーを閉じないこと」については全体で82.6%が賛成しています。また、19〜20代の賛成者は合計9割以上と、中高年よりも若者のほうが理解しているとの傾向が表れています。
反対意見としては、「混雑時は他の乗客の迷惑になる」(68.4%)「混雑時はベビーカーの子どもの安全が確保できない」(48.3%)「出入口付近にいることが多い」(40.8%)が上位となりました。なお、「ベビーカーの使用者が周囲に気遣いできているか」については、使用する側はどの年代も9割前後が「そう思う」と自己評価。その一方で、全体では「そう思う」が24.9%、「どちらかというとそう思う」が40.5%で、4分の1程度は「気遣いがない」と考えているとの結果が出ています。
なお、ベビーカーマーク自体の認知度は、「見たことがあり、意味まで知っていた」(16.1%)と「見たことはないが、意味は知っていた」(14.7%)を合わせて30.8%。普及する手段については約7割が「テレビや新聞などを通じた周知活動が効果的」と回答しており、国交省は「広く普及させるためには、引き続き『公共施設・交通機関・商業施設』などで啓発するとともに、マスコミでの周知活動を併用することが重要ということが再確認された」としています。
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