レモンサワーの味が製造所で全然違う! Twitterで話題の「檸檬堂」を飲み比べ、コカ・コーラに問い合わせるも「味わいには影響ない」

確かに味が違う印象を受けました。

» 2019年12月20日 20時20分 公開
[ねとらぼ]

 日本コカ・コーラから発売中の「こだわりレモンサワー 檸檬堂 鬼レモン」が、「製造所によって味が違う」としてTwitterで話題に。一見すると全く同じパッケージですが、食品表示を確認すると「山口県」「埼玉県」2カ所の工場で作られていることが分かります。

 ねとらぼ編集部では、両製造所の「鬼レモン」を実際に入手。飲み比べて検証したうえで、日本コカ・コーラに問い合わせを行いました。


全く同じパッケージですが……

製造所が違います(左は「山口県」、右は「埼玉県」)

 「こだわりレモンサワー 檸檬堂」シリーズは、2018年に九州限定で発売され、2019年10月より全国展開を開始した缶チューハイです。

 レモン果汁を大胆に使用したフルーティーな飲み口が特徴で、“ストロング系”をうたう「鬼レモン」に含まれる果汁は内容量の17%。一足先にお店に並んだ九州では、お酒好きから高い評価を獲得しました。

 ところが、そんなファンから辛口な評価が飛び出しています。全国進出に伴って製造ラインを拡大したのでしょう。新たに登場した「埼玉県の製造所で作られた鬼レモン」の味が、以前と全く異なるというのです。


色味に違いはなさそう?

 実際に両製造所の「鬼レモン」を入手し、ねとらぼ編集部で飲み比べを行ったところ、検証に参加した8人中6人が味の違いを感じる結果に。

 6人に共通していたのは、もともと販売されていた「山口県の製造所で作られた鬼レモン」にレモンの甘みを強く感じた点です。

 一方の「埼玉県の製造所で作られた鬼レモン」は、レモンの甘さが控えめなぶん(それでも十分に濃いですが)、アルコールの味が強い印象。そのような理由からか、お酒が苦手な編集者ほど明確に味の違いを感じ取る傾向がありました。

 なお食品表示に記載されている限りでは、原材料名や果汁の割合に違いはありません。


編集部の感想(山口県の製造所)

  • 編集者A「ジュースみたいな飲み口で、かなり甘い。酒は苦手だけどこれなら飲める」
  • 編集者B「言われなければアルコール度数9%と気付かないかも」
  • 編集者C「缶チューハイでこのクオリティはあっぱれ」
  • 編集者D「全然違いが分からん」

山口県の製造所で作られた鬼レモン。レモンの甘みが濃くて飲みやすい印象

 

編集部の感想(埼玉県の製造所)

  • 編集者A「山口県のものと全然違う。アルコールの主張が激しい。これなら買わないと思う」
  • 編集者B「こっちの方が酒飲んでる感があって好き。さっぱりした甘さで唐揚げにも合いそう」
  • 編集者C「レモンの味はまだまだ濃いけど、他のストロング系チューハイにちょっと近づいた印象」
  • 編集者D「全然違いが分からん」

埼玉県の製造所で作られた鬼レモン。さっぱりしていて唐揚げに合いそう

 改めて両製造所について調べてみると、アルコールを強く感じた「埼玉県の製造所」は日本コカ・コーラの自社工場であるのに対し、レモンの甘みが引き立っていた「山口県の製造所」は別会社にOEMを委託している模様。こうした事情が味の違いに影響したのかもしれません。

 日本コカ・コーラ広報部に問い合わせを行うと、以下のような回答が返ってきました。

 本製品は、原料の一部に天然物を使用しているため、最終製品の液色に差異が見られる場合がありますが、味わいには影響ないことを確認しています。
 現時点で同様のお客様からのお問い合わせを複数件頂戴しておりますが、真摯に受け止め今後の製品開発の参考にさせていたければと考えております。


 感じ方には個人差があるとはいえ、フルーティーな甘みを愛好していたファンは違いに気付きやすかったのかもしれません。Twitterでは、「山口県の製造所で作られた鬼レモン」の味を求めて、スーパーやコンビニを巡る人も現れています。



Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2407/24/news014.jpg 庭で見つけた“変なイモムシ”を8カ月育てたら…… とんでもない生物の誕生に「神秘的」「思った以上に可愛い」
  2. /nl/articles/2407/25/news017.jpg 「これが生えたら庭終了」 プロも降参する“何をやっても全部ムダな最恐雑草”の正体が400万再生「ほんとこれ厄介」「土ごと変えないと不可能」
  3. /nl/articles/2407/26/news151.jpg イトーヨーカドー春日部店が閉店へ 「クレヨンしんちゃん」に登場するスーパーのモデル 「残念」「寂しい」惜しむ声
  4. /nl/articles/2407/25/news012.jpg 夜、山中の側溝をのぞいてみたら…… 思わず声がもれる“あらぬ生物”の姿に「ヤバいw」「生で見てみたい」
  5. /nl/articles/2407/25/news007.jpg 水槽の中で卵を発見→慎重に見守って1カ月後…… 小さな命の誕生に飼い主も視聴者もメロメロ「まじで可愛すぎるほんとに可愛い」
  6. /nl/articles/2407/25/news138.jpg 「お父さんはママのオタクだった」 母親が「元・おニャン子」のタレント、アイドルとオタクが“つながっちゃいけない理由”を問いかける
  7. /nl/articles/2407/25/news050.jpg 「立体的に円柱を描きなさい」 中1の“斜め上の解答”に「この発想は天才」「先生の優しさも感じます」
  8. /nl/articles/2401/26/news015.jpg スーパーで買ったレモンの種が1年後…… まさかの結果が635万再生「さっそくやってみます」「すごーい!」「手品みたい」
  9. /nl/articles/2407/26/news119.jpg 工藤静香、15歳の愛犬が天国へ 感謝の言葉つづるも……「泣いてばかり」「心が追いつかない」と悲痛な思い
  10. /nl/articles/2407/26/news008.jpg 外国人が来日して“3年後”…… マクドナルドの“オーダーの変化”に「胃袋が日本人のそれなんよw」とツッコミ
先週の総合アクセスTOP10
  1. プロが本気で“アンパンマンの塗り絵”をしたら…… 衝撃の仕上がりが360万再生「凄すぎて笑うしかないww」「チーズが、、、」
  2. 6年間外につながれっぱなしだったワンコ、保護準備をするため帰ろうとすると…… 思いが伝わるラストに涙が止まらない
  3. 「お釣りで新紙幣来た!!!!!と思ったら……」 “まさかの正体”に「吹き出してしまった」「逆に……」
  4. 赤いカブトムシを7年間、厳選交配し続けたら…… 爆誕した“ウルトラレッド”の姿に「フェラーリみたい」「カッコ良すぎる」
  5. ダイソーで買った330円の「石」を磨いたら……? 吸い込まれそうな美しさが40万回表示の人気 「夏休みの自由研究にもいいのでは?」
  6. 「これ最初に考えた人、まじ天才」 ダイソーグッズの“じゃない”使い方が「目から鱗すぎ」と反響
  7. もう笑うしかない Windowsのブルースクリーン多発でオフィス中“真っ青”になった海外の光景がもはや楽しそう
  8. アジサイを挿し木から育て、4年後…… 息を飲む圧巻の花付きに「何回見ても素晴らしい」「こんな風に育ててみたい!」
  9. スズメの首は、実は……? 「心臓止まりそうでした」「これは……びっくり!」“真実の姿”に驚愕の声
  10. 【今日の計算】「8×8÷8÷8」を計算せよ
先月の総合アクセスTOP10
  1. 18÷0=? 小3の算数プリントが不可解な出題で物議「割れませんよね?」「“答えなし”では?」
  2. 日本人ならなぜかスラスラ読めてしまう字が“300万再生超え” 「輪ゴム」みたいなのに「カメラが引いたら一気に分かる」と感動の声
  3. 「最初から最後まで全ての瞬間がアウト」 Mrs. GREEN APPLE、コカ・コーラとのタイアップ曲に物議 「誰かこれを止める人いなかったのか」
  4. 「値段を三度見くらいした」 ハードオフに38万5000円で売っていた“予想外の商品”に思わず目を疑う
  5. 「思わず笑った」 ハードオフに4万4000円で売られていた“まさかのフィギュア”に仰天 「玄関に置いときたい」
  6. かわいすぎる卓球女子の最新ショットが730万回表示の大反響 「だれや……この透明感あふれる卓球天使は」「AIじゃん」
  7. 「これはさすがに……」 キャッシュレス推進“ピクトグラム”コンクールに疑問の声相次ぐ…… 主催者の見解は
  8. 天皇皇后両陛下の英国訪問、カミラ王妃の“日本製バッグ”に注目 皇后陛下が贈ったもの
  9. 「この家おかしい」と投稿された“家の図面”が111万表示 本当ならばおそろしい“状態”に「パッと見だと気付けない」「なにこれ……」
  10. 和菓子屋の店主、バイトに難題“はさみ菊”を切らせてみたら…… 282万表示を集めた衝撃のセンスに「すごすぎんか」「天才!?」