方向音痴のサンタが新宿駅ダンジョン乗り越えやってきた おませな子どもに奇跡を届けるハートフル漫画
フィンランド民に新宿駅はロンダルキア。
方向音痴のサンタクロースが、新宿駅で迷いに迷いながらもやってきた――。コミカルで心温まる漫画を、『うちのトイプーがアイドルすぎる。』(関連記事)でおなじみの道雪葵(@michiyukiaporo)さんがクリスマスイブに公開し好評を博しました。おっちょこちょいのサンタさんが、ませた少年に届けたプレゼントとは?
主人公の少年は、小学1年生にしてはスレていて、サンタクロースは実在しないものと捉えています。ところがイブの日、自宅のリビングで勝手にカップラーメンをすするサンタらしき人物を目撃し混乱することに。しかも両親は出張で不在……では、このおじさんは誰なのかと恐怖します。
しかし、少年には心当たりがありました。実は、彼のママは2年前に離婚したのち新しい「パパ」と再婚しており、前の「お父さん」が無職でフリーだったのです。それを冷静に思い出した少年は、お父さんの茶番に付き合ってやろうと、「もしかしてトナカイとソリで僕の家まで来てくれたの!?」などと無邪気な子どもを演じます。
しかし、サンタの返事は意外なものでした。フィンランドでトナカイとケンカ別れして、飛行機と電車を乗り継ぎ日本までやってきたというのです。めっちゃ普通だ!
まっすぐ少年の家まで来ればよかったものを、グルメも楽しもうと色気を出したのが失敗の始まり。「大きな駅で下りたらまるでダンジョンで……」「どうやっても東南口にたどり付けなくて……」「迷ってたらオーエドセン? のシンジュクニシグチエキとかいう改札入っちゃって……」と、泣き出してしまいます。少年はサンタのボヤキを聞きながら、新宿駅で迷ったのだろうと察してあきれるのでした。
なぜそこまで苦労して来たのか? そう聞かれたサンタは、急に真剣に語り出します。彼は、少年が以前学校のイベントで「子供だましだ」と渋々書いた、「サンタへの手紙」に応えて現れたというのです。
手紙で少年が願っていたのは、「お父さんと過ごす時間」。少年はママが恋した新しい「パパ」よりも、頼りないけど仲が良かった「お父さん」とクリスマスを過ごしたかったのです。それは、どうせ手紙は誰にも届かないだろうからと本音で書いた、少年の切なる願いでした。
まさか、本当に手紙が届き、お父さんが願いをかなえにやってきた? そう理解して少年が涙を流したとき、不思議なことが起こりました。どこからか流れてきた鈴の音とともにサンタが窓から出て行き、入れ替わりで玄関から“本物のお父さん”がクリスマスを祝いに現れたのです。なんでも、ママから急に会っていいと許可が下りたそうで……少年の願いが、本来の形でかなった!?
では、今ベランダから出て行ったのは誰? 少年が困惑したそのとき、“本物のサンタさん”は空の上。自分の足のくささがもとで、一度は見放されたトナカイと仲直りし、次の子どもの家を目指します。行き先の「新宿駅東南口徒歩5分」に、トラウマを呼び起こされながら。
漫画は「笑えて泣けました」と感動する人や、新宿駅の複雑さに共感する人など、さまざまな反応を呼びました。「今度は梅田にも」などと、サンタさんを別の迷宮へ誘う声も寄せられています。
作品提供:道雪葵(@michiyukiaporo)さん
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