9歳のとき「死ねよ」と言われた実体験漫画に共感 「ことばの持つおもみは人それぞれちがう」
どんな言葉が相手の重みになるかは相手次第。
9歳のときに「死ねよ」と言われた実体験を描いた漫画が「考えさせられる」「最後のコマがわかりすぎる」と話題になっています。
投稿したのは、ジャンプ+で漫画『顔がこの世に向いてない。』を連載中の漫画家のまの瀬(@manosejiro)さん。小学生の頃に友だちから「死ねよ」と言われ傷つき、「なんでそんなひどいことを言えるのか」と悩んだ当時の心の内を描いています。
思い悩んだまの瀬さんはその後、思い切って同じ言葉をその友だちに言い返して復讐します。しかし、その友だちは「死ねよ」と言われても笑っていました。まの瀬さんはお母さんから「じょうだんでもぜったいに人に言ってはいけないことば」として教えられてきましたが、友だちにとっては“ふつうのことば”であり、そこで9歳のまの瀬さんは「ことばの持つおもみは人それぞれちがうのだ」と知り、心がすっとかるくなったそうです。
そんな経験から、他人から投げられる言葉のボールが自分にとって重みになる場合は「ためしにボールをなげかえしたらいい」とまの瀬さん。相手にとっては軽いボールだとわかるだけでも、感じていた重みが楽になるかも、と伝えています。
……ただし、「なげられたボールをなげかえしただけなのに、なぜかキレる人もいて、そういう人はほんとどぶにしずめばいいと思います」と、最後に理不尽な例も挙げて漫画を締めています。確かに、人には言うくせに、言われるとキレる人は一番たちが悪いかも……。「ためしにボールをなげかえす」のにもリスクはあるということは覚えておいた方がいいかもしれません。
Twitterでは、同じように相手の言葉にショックを受けた経験を持つ人から共感の声が寄せられ、特に最後の“投げ返しただけなのにキレる人”への思いには「めっちゃわかる」「わかりみが深い」と共感する声が多く寄せられています。また「死ね」の言葉については、逆に親しいから言えるといった声もあり、改めて“言葉の重み”はひとそれぞれだと感じさせられます。
画像提供:まの瀬(@manosejiro)さん
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