ジャニーズ撮影OK、午前2時から待機する報道陣、1日増えたリハーサル 記者が振り返るNHK紅白歌合戦2019取材第70回NHK紅白歌合戦(2/3 ページ)

» 2020年01月04日 17時15分 公開
[Kikkaねとらぼ]

 ねとらぼ編集部も4時台の電車に乗ってNHKホールにたどり着きましたが、すでに現場には20人以上の報道陣が集まっており、漏れ聞こえてくる会話からは「(午前)2時に来た」「0時台に場所取りに来た」というような声も聞かれました。とはいえリハーサルが始まるのは9時30分のこと。あまりにも寒すぎて凍えそうだったので、場所取りの脚立を配置してから近隣のファミリーレストランへと移動し、朝ごはんを食べたり、前日の取材メモをまとめたりして受付が始まるのを待ちました。

 そしていよいよ受付スタートです。NHK広報担当者がプレスパスに入れた身分証の顔写真を確認し、腕章のチェックなどが済むと、その日の式次第が配られます。2018年はジャニーズ事務所所属タレントの撮影が解禁されて報道陣は大騒ぎとなりましたが(関連記事)、2019年も撮影はOK。Web媒体に関してはリハーサルの写真を記事内で掲載することはできませんでしたが、囲み取材に関しては「1アーティスト3点まで」であれば掲載可能とのことで、周りのカメラマンの臨戦態勢な状態を見ていると、例年にも増して囲み取材の場所取りが大変になりそうな予感がしました。

 ここからはNHKホール内でリハーサルの撮影をするカメラマン・記者と、囲み取材の撮影をするカメラマン・記者の待機列が完全に分けられ、ねとらぼ編集部もそれぞれの列にスタンバイしました。

 そして2018年は思いっきり失敗した囲み取材の場所取りでは中央下手寄り2列目という好位置を、NHKホール内での撮影ポイントも上手中央通路寄り2列目という好位置で確保できました。2018年の反省がいきて良かった……!

 バタバタと準備を始めながら忘れてはいけないのがスマートフォンの電源を切ることです。2019年の取材からは、スマートフォンの使用が厳しく制限されることとなり、NHKホール内でスマートフォンの利用が発覚した場合はその場で取材終了の可能性もあるということで、絶対に電源を切っておかなければならないのです(囲み取材エリアは一部使用が認められる場合も)。ただ一方でNHKホール内であってもPCを用いての取材メモは認められたため、撮影しながら素早くメモを取ることができたのはありがたかったです。

 1組目の郷ひろみさんのリハーサルから順調に進行し、初出場のGENERATIONS from EXILE TRIBE、日向坂46といった紅白初出場のフレッシュな面々が次々にリハーサルを終了させ、約1時間のお昼休憩が設けられましたが、各メディアは速報体勢で記事を更新し続けるためお昼ご飯返上でPCに向き合い続けます。

 ねとらぼ編集部はゴトー記者が近くのコンビニでホットスナックを調達してきてくれたのでそれを頬張りながら、午後からの出演者リハーサルの取材体制の確認と画像加工などを行いましたが、あっという間に乃木坂46、欅坂46といったアーティストのリハーサル、囲み取材が始まりました。


紅白 紅白歌合戦 NHK 紅白 紅白の囲み取材に登場した乃木坂46(詳しい記事はこちら

 囲み取材では、スケジュールが突発的に変更になる可能性もあるため、逐次NHKの広報担当者が状況をアナウンスしてくれています。こうした広報担当者は、紅白のために全国各地のNHK地方放送局から集められているようで、中には「広島放送局」などのパスを持つ人の姿も。放送局の垣根を超えたチームワークで取材をしやすくしていただいているのがとてもありがたかったです。

 また非常に多くの報道陣が集まったのは欅坂46の囲み取材。堂々と質疑応答に応えた1期生メンバーたちに成長を感じた一方で、松田里奈さんら2期生メンバーは非常に緊張した様子でしたが、退場時も報道陣の顔をしっかりとみて「ありがとうございました! がんばります!」と笑顔を見せていたのが印象的でした。


紅白 紅白歌合戦 NHK 紅白 「僕は嫌だ」を決める平手友梨奈さん(リハーサルでの様子・詳しい記事はこちら

 また関ジャニ∞のリハーサルでは村上信五さんが「たけしさん来はったんですか?」と何気ない質問をした瞬間に会場がピリピリ。ビートたけしさんがこの日にリハーサルをしていたのは極秘扱いだったようですが、思わぬポロリにスポーツ紙の記者が一斉にホールから駆け出していき、記事化に奔走する様子が印象的でした。

 また関ジャニ∞のステージには2025年の「大阪・関西万博」を盛り上げる「なにわ男子」も出演するとあり、リハーサルからエンジン全開ダンスを行ったほか、入退場時にもスタッフや報道陣に向かって「なにわ男子です! お願いします!」「ありがとうございました!」と元気いっぱいにあいさつを行い、フレッシュな笑顔を見せていました。

 そしてこの日、報道陣に最も強い印象を与えたのは初出場を果たしたKing Gnu。サウンドチェックに一切の妥協を許さない姿はもちろんのこと、「そのまま続けてください」と言われると、常田大希さん、新井和輝さん、勢喜遊さんらが即興で作った心地よいメロディーでリズムを刻んだほか、井口理さんはアカペラで「白日」の色々なフレーズを歌い続け、ゴトー記者、Ryo Tajimaカメラマン共に「鳥肌が立った」「ここ最近で一番驚いた」「すごかった」と衝撃を受けた様子でした。

12月30日(リハーサル/担当:Kikka、ゴトー記者)

 12月30日は再び2人体制に戻して取材に臨んだねとらぼ編集部。9時30分からのリハーサルスタートに備えて7時ごろに到着しましたが既に20人ぐらいの報道陣が列を作っていました。ですよね〜!

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