アイスキャンディーやオルガンにそっくり! 大阪の「街の本屋さん」オリジナルのブックカバーに「かわいい」「欲しい」の声
本屋さんに足を運びたくなる。
大阪・鶴見にある「正和堂書店(せいわどうしょてん)」で、本を購入するともらえるブックカバーが「かわいい」「欲しい!」とTwitterで話題になっています。デザインにこだわったオリジナルのブックカバーはどのように生まれたのか聞いてみました。
正和堂書店のオリジナルブックカバーは、ブックカバーとしおりをあわせると「アイスキャンディー」や「オルガン」が出来上がったり、書店のおまけとは思えない楽しいデザインが特徴。季節にあわせてデザインを変えているというブックカバーは、書店を経営する家族の1人が自らデザインしているそうです。
このブックカバーを紹介するツイートがTwitterに投稿されると、そのかわいいデザインに「良い」「どこで買えますか?」「本を読むのが楽しくなりそう」と大きな反響が。紹介ツイートには、1月15日現在、3.9万回以上のリツイートと、12.6万件のいいねが押されています。
ねとらぼでは、話題のブックカバーのデザインや、正和堂書店のSNSを担当をしている方にお話を伺いました。
――Twitterでブックカバーが話題になっていることは知っていましたか?
Twitterが盛り上がってることは、知人から「Yahoo!のトレンドに上がっている」という連絡をもらって知りました。正和堂書店のTwitterアカウントでも、2年前からブックカバーの投稿は行っていましたが、Instagramでは盛り上がるものの、Twitterではあまり反響がなく相性が悪いのかなと思っていたところで……。正直なところ、このタイミングでここまで盛り上がったことには驚いています(笑)。
Twitterの拡散力ってすごいですね! これだけたくさんの方に知っていただけて、うれしい限りです。
――正和堂書店のブックカバーは、本業の合間に作っていらっしゃると伺いました。普段はどのようなお仕事をされているんですか?
私自身は、普段は店頭販促物にまつわる企画系の仕事をしています。正和堂書店は家族経営で1店舗のみため、週末だけこちらを手伝っています。
ブックカバーは、美大卒ということもあり、基本的に自分がデザインして制作しています。もともと、正和堂書店のTwitterやInstagramでおすすめ本の紹介をしていたのですが、本を知ってもらうことはできても、本自体はネットや他の書店でも購入できるので、来店促進の面ではあまり効果がなく……。
なにか店舗にきてもらえるきっかけをつくれないかと、2年前にオリジナルブックカバーを制作したところ、思いのほか反響をいただけて、今に至っています。
――いままでのブックカバーで、特に人気だったデザインは何ですか?
1番反響があったのは、2019年の夏に配布していたアイスキャンディーのブックカバーです。色々なメディアに取り上げていただきました。
――現在は、紙袋風のブックカバーとバケットと焼き芋型のしおりを配布していますが、今後新作の予定はありますか?
今後のブックカバーですが、2月、4月と新作の公開・配布を予定しています。それとは別に、配布予定日は未定ですが、大手オンライン書店さんとのコラボでギフト向けのブックカバーの制作をすすめています。
ブックカバーがほしいという声は全国からいただいているものの、物流やコストの関係上難しくご希望に沿えないのが現実です。正和堂書店では、ブックカバーを欲しいと言ってくださる方に届けるため、協業してくださる企業さんや書店さんを募集しています。
これからも、TwitterやInstagramでは、ブックカバーの情報やおすすめ本の紹介などの情報を発信し続けたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。
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