アイスキャンディーやオルガンにそっくり! 大阪の「街の本屋さん」オリジナルのブックカバーに「かわいい」「欲しい」の声

本屋さんに足を運びたくなる。

» 2020年01月15日 19時00分 公開
[小林夏帆ねとらぼ]

 大阪・鶴見にある「正和堂書店(せいわどうしょてん)」で、本を購入するともらえるブックカバーが「かわいい」「欲しい!」とTwitterで話題になっています。デザインにこだわったオリジナルのブックカバーはどのように生まれたのか聞いてみました。

 正和堂書店のオリジナルブックカバーは、ブックカバーとしおりをあわせると「アイスキャンディー」や「オルガン」が出来上がったり、書店のおまけとは思えない楽しいデザインが特徴。季節にあわせてデザインを変えているというブックカバーは、書店を経営する家族の1人が自らデザインしているそうです。

正和堂書店のブックカバー しおりがアイスキャンディーの持ち手になっています
正和堂書店のブックカバー オルガンはしおりで鍵盤を表現。落ち着いたカラーもかわいい

 このブックカバーを紹介するツイートがTwitterに投稿されると、そのかわいいデザインに「良い」「どこで買えますか?」「本を読むのが楽しくなりそう」と大きな反響が。紹介ツイートには、1月15日現在、3.9万回以上のリツイートと、12.6万件のいいねが押されています。

 ねとらぼでは、話題のブックカバーのデザインや、正和堂書店のSNSを担当をしている方にお話を伺いました。

――Twitterでブックカバーが話題になっていることは知っていましたか?

 Twitterが盛り上がってることは、知人から「Yahoo!のトレンドに上がっている」という連絡をもらって知りました。正和堂書店のTwitterアカウントでも、2年前からブックカバーの投稿は行っていましたが、Instagramでは盛り上がるものの、Twitterではあまり反響がなく相性が悪いのかなと思っていたところで……。正直なところ、このタイミングでここまで盛り上がったことには驚いています(笑)。

 Twitterの拡散力ってすごいですね! これだけたくさんの方に知っていただけて、うれしい限りです。

――正和堂書店のブックカバーは、本業の合間に作っていらっしゃると伺いました。普段はどのようなお仕事をされているんですか?

 私自身は、普段は店頭販促物にまつわる企画系の仕事をしています。正和堂書店は家族経営で1店舗のみため、週末だけこちらを手伝っています。

 ブックカバーは、美大卒ということもあり、基本的に自分がデザインして制作しています。もともと、正和堂書店のTwitterやInstagramでおすすめ本の紹介をしていたのですが、本を知ってもらうことはできても、本自体はネットや他の書店でも購入できるので、来店促進の面ではあまり効果がなく……。

 なにか店舗にきてもらえるきっかけをつくれないかと、2年前にオリジナルブックカバーを制作したところ、思いのほか反響をいただけて、今に至っています。

――いままでのブックカバーで、特に人気だったデザインは何ですか?

 1番反響があったのは、2019年の夏に配布していたアイスキャンディーのブックカバーです。色々なメディアに取り上げていただきました。

正和堂書店のブックカバー アイスキャンディーのブックカバーは色とりどりの4種類を展開していました

――現在は、紙袋風のブックカバーとバケットと焼き芋型のしおりを配布していますが、今後新作の予定はありますか?

 今後のブックカバーですが、2月、4月と新作の公開・配布を予定しています。それとは別に、配布予定日は未定ですが、大手オンライン書店さんとのコラボでギフト向けのブックカバーの制作をすすめています。

正和堂書店のブックカバー 現在配布中のまるで本物みたいな紙袋風のブックカバー(無くなり次第配布終了)

 ブックカバーがほしいという声は全国からいただいているものの、物流やコストの関係上難しくご希望に沿えないのが現実です。正和堂書店では、ブックカバーを欲しいと言ってくださる方に届けるため、協業してくださる企業さんや書店さんを募集しています。

 これからも、TwitterやInstagramでは、ブックカバーの情報やおすすめ本の紹介などの情報を発信し続けたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。

正和堂書店

〒538-0053 大阪府大阪市鶴見区鶴見3丁目6ー12

Twitter:https://twitter.com/SeiwadoBooks

Instagram:https://www.instagram.com/seiwado.book.store/

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2502/17/news077.jpg “この子はきっと中型犬サイズ”と思っていたら……たった半年後とんでもない姿に 「笑わせてもらいました」
  2. /nl/articles/2502/16/news087.jpg 「さすがに無神経な内容」 “暴言受けた”伊藤友里が降板発表→岡田紗佳の直後の投稿に批判の声 Mリーガーも反応
  3. /nl/articles/2502/17/news125.jpg 2020年から脳出血で療養中の俳優、近影にファン感動 「だんだんと顔が……」「大集合してる!」
  4. /nl/articles/2502/16/news086.jpg 年の差21歳で「夫は娘の同級生」 “両親大激怒”で結婚は猛反発されるも……“まさかの行動”で説得
  5. /nl/articles/2502/11/news012.jpg 最初に軽く結ぶだけで…… 2000万再生された“マフラーの巻き方”に反響「これは使える」「素晴らしいアイデア」【海外】
  6. /nl/articles/2502/17/news034.jpg 自然発火する危険な合金を液体窒素に入れたら…… 衝撃のラストが1600万再生 「狂ってる」【海外】
  7. /nl/articles/2502/17/news061.jpg ママが反抗期の娘に作った“おふざけ弁当”がギミックてんこ盛りの怪作で爆笑 娘「教室全員が見に来た」
  8. /nl/articles/2502/16/news009.jpg 「これすごい」 飛行機のエコノミークラスに搭乗→“まさかの機内食”に思わず二度見 投稿者に話を聞いた
  9. /nl/articles/2502/16/news028.jpg 山奥にあるゴミだらけの“ボロボロ廃墟”→2年間コツコツ片付けたら…… まさかの激変ぶりが50万再生「いやぁ〜すごい」
  10. /nl/articles/2502/16/news088.jpg 16歳で結婚&出産  今日好き“しゅんまや”が約5年で離婚発表に衝撃の声続々 「信じられない……」「子どもは大丈夫?」
先週の総合アクセスTOP10
  1. パパに抱っこされる娘、13年後の成人式に同じ場所とポーズで再現したら…… 「お父さん若返った?笑」「時止まってる」2人の姿に驚き
  2. 古いバスタオルをザクザク切って縫い付けると…… 目からウロコの再利用に「すてきなアイデア」【海外】
  3. 14歳のとき、親友の兄と付き合うことになった女性→13年後…… “まさかの結末”に「韓国ドラマみたい」【海外】
  4. リンゴを1年間、水の中で放置→顕微鏡で見てみたら…… 衝撃の実験結果に「これはすごい」「息をのみました」【海外】
  5. 海釣り中、黒猫に「ちょっと来い」と呼び出された釣り人 → 付いて行くと…… 運命のような保護から2年、飼い主に話を聞いた
  6. “駐車場2台分”の土地に、建築家の夫が家を建てたら…… “とんでもない空間”に驚き「すごい。流行る」
  7. 「なんだこの暗号は……」 マクドナルドの“大人だけが読めるメッセージ”が410万表示「懐かしい〜」「読める人同世代w」
  8. 着陸する戦闘機を撮ったはずが…… タイミングが絶妙すぎる1枚に「一部の専門家には貴重な一枚」 投稿者に話を聞いた
  9. ズボラ母が5人分サンドイッチを爆速で作ったら…… 目からウロコの時短テクと美しい仕上がりに「信じられない」
  10. 【今日の計算】「7−2×0+9」を計算せよ
先月の総合アクセスTOP10
  1. ドブで捕獲したザリガニを“清らかな天然水”で2週間育てたら…… 「こりゃすごい」興味深い結末が195万再生「初めて見た」
  2. 「配慮が足りない」 映画の入場特典で「おみくじ」配布→“大凶”も…… 指摘受け配給元謝罪「深くお詫び」
  3. 母「昔は何十人もの男性の誘いを断った」→娘は疑っていたが…… 当時の“モテ必至の姿”が1170万再生「なんてこった!」【海外】
  4. 風呂に入ろうとしたら…… 子どもから“超高難易度ミッション”が課されていた父に笑いと同情 「父さんはどのようにしてこのお風呂に入るのか」
  5. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  6. 市役所で手続き中、急に笑い出した職員→何かと思って横を見たら…… 衝撃の光景が340万表示 飼い主にその後を聞いた
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. DIYで室温が約10℃変わった「トイレの寒さ対策」が310万再生 コスパ最強のアイデアへ「天才!」「これすごくいい」
  9. 「こんなおばあちゃん憧れ」 80代女性が1週間分の晩ご飯を作り置き “まねしたくなるレシピ”に感嘆「同じものを繰り返していたので助かる」
  10. 岡田紗佳、生配信での発言を謝罪 「とても不快」「暴言だと思う」「残念すぎ」と物議