ディズニーキャストたちが“もてなされる”側になる1年に一度の夜! 「サンクスデー」をレポート(1/2 ページ)
この夜だけは、キャストがゲストに。
ディズニーキャストたちが“もてなされる側”になって、1年に一度思う存分楽しめる夜があります。それが「サンクスデー」。通常のパーク営業後、準社員(アルバイト)などがゲストとして参加できるイベントです。1月15日には、21回目のサンクスデーが開催、約1万8000人が来園しました。一夜限りのスペシャルなプログラムをレポートします。
「サンクスデー」とは1999年に始まった準社員向けの感謝デーです。閉園後のパークを貸し切り、上司たちが日頃の感謝の気持ちをキャストに伝える日。また、キャストがゲストとしてパークを訪れることで、ゲストの気持ちをあらためて考え、そして初心に戻る機会にもなっているといいます。キャストによるキャストのための日であるとともに、ゲストのために行われているイベントでもあります。
特別なTodayとスーベニアを全員にプレゼント
入園時にゲートで手渡されるのはサンクスデー限定のToday(パンフレット)。サンクスデーのスペシャルコンテンツの案内やフードの案内が載っています。
Todayにはさらに「あなたの対応がすてきです!」とメッセージを伝えられるカードが付属していて、スタッフが社員に手渡せます。ディズニーリゾートでは普段「ファイブスター・プログラム」という上司から準社員へ「その行動よかったよ」とカードを手渡す仕組みがありますが、サンクスデーのカードはいわば“逆バージョン”です。贈る方ももらう方もうれしいやつ……!
2020年のスーベニアは光るタオルで、黄色地にカラフルなパーツに白いミッキーシェイプがちりばめられています。ミッキーシェイプは畜光で暗いところで光るのですが、役職員の持つボードと組み合わせると文字が浮かび上がる仕組み。
開園直後、役員と社員がウェルカム・グリーティング。笑顔でハイタッチする中には、ミッキーのミトンを手に笑顔で出迎える加賀見俊夫会長の姿もありました。
セレモニー後、カフェ・ポルトフィーノ前では上西京一郎社長がグリーティングを行っていました。社長とツーショットが撮れる待機列は瞬く間に長蛇に! しかし“列整理のプロ”ばかりの集団ならでは、「Qライン(※アトラクションなどの並び列)つくって〜」とキャストらしい掛け声と連携プレーでキッチリ整列していました。さすがです!
サンクスデーセレモニーは特別感満載!
ピアッツァ・トポリーノでは特別セレモニーが行われ、2019〜2020年アンバサダーの野口歩美さんが司会を務めました。オリエンタルランドの代表あいさつのほか、ディズニーの仲間たちも登場し盛り上げます。
上西社長は「昨年は“ソアリン:ファンタスティック・フライト”のオープンやハンガーステージのショー“ソング・オブ・ミラージュ”が始まり、さまざまな魅力が加わったことでゲストの皆様へ新鮮さを感じてもらえたと思っている。そして何より、キャストの皆さんがゲストの気持ちに寄り添って笑顔とチームワークでたくさんのハピネスをつくりだしてくれた」と振り返り。「これからも東京ディズニーリゾートは進化を続けていく。新エリアの魅力溢れる施設をゲストの皆様、キャストの皆さんに届けられることを待ち遠しく思っている。全キャスト一丸となってさらに多くのハピネスを作り上げていきたい」とあいさつしました。
加賀見会長は「今年非常に多くのゲストを東京ディズニーリゾートにお迎えすることができている。これは昼・夜を問わず、オンステージ・バックステージを問わず、一生懸命ゲストの期待に応えるべく仕事をし、ゲストの期待通りのハピネスを作っている、全キャストの努力の賜物であり、あらためて心から感謝を申し上げたい」とキャストに感謝。
さらに4月に誕生する新エリアや進んでいる工事について触れ、「素晴らしい施設を作っても、ハードを作ってもそこに命を吹き込むのはキャストの皆さん。ここでしか体験できないような夢、感動を提供できるのはハードとソフトの組み合わせ。皆さんの力を結集して、進化していく東京ディズニーリゾートの魅力を大きく大きくしていきたい」と“キャストの力”をアピールしました。
キラキラと夜のライトアップに輝く衣装をまとったミッキー、ミニー、ドナルド、プルート、グーフィーが登場。花道を縦横無尽に、参加キャストたちへ感謝を伝えてまわりました。
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