25周年を迎え休刊する『映画秘宝』が2019年度映画ランキングを発表 第1位は「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」

Amazonなどでは品切れとなっています。

» 2020年01月21日 12時00分 公開
[宮原れいねとらぼ]
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 創刊25周年記念号にして休刊号となる映画雑誌『映画秘宝』2020年3月号(1月21日発売)にて、映画監督や俳優など総勢175人の映画好きが選ぶ「2019年度ベスト&トホホ10」が発表されました。


映画秘宝 2019年度 映画 ベスト10 2020年3月号 25周年記念号 休刊号 『映画秘宝』2020年3月号(洋泉社)

 年間映画ランキングで1位に輝いたのは、4年ぶりとなるクエンティン・タランティーノ監督作品「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」。レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットの初共演も話題となった同作は、ライター、読者ともに第1位を獲得し、完全優勝という形になりました。全ランキングは以下の通り。

2019年度ベスト&トホホ10

『映画秘宝』が選ぶ2019年度映画ベスト10

1位「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」

2位「ジョーカー」

3位「スパイダーマン:スパイダーバース」

4位「アベンジャーズ/エンドゲーム」

5位「アイリッシュマン」

6位「T-34 レジェンド・オブ・ウォー」

7位「マリッジ・ストーリー」

8位「グリーンブック」

9位「ボーダー 二つの世界」

10位「工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男」

『映画秘宝』が選ぶ2019年度映画トホホ10

1位「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」

2位「ターミネーター:ニュー・フェイト」

3位「ジョーカー」

4位「トイ・ストーリー4」

5位「サスペリア」

6位「Diner ダイナー」

7位「アド・アストラ」

8位「アリータ:バトル・エンジェル」

9位「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」

9位「新聞記者」

2019年度ベスト・ガイ&ベスト・ガール

ベスト・ガイ1位:ホアキン・フェニックス「ジョーカー」

《投票者コメント》

「彼の存在感あってこその作品。俺たちみんなアーサーなんだよ。」(黒木あるじ・小説家)

「決して“心優しい”男を演じたんじゃない。狂気の勝利を演じたのだ。」(ミルクマン斉藤・映画評論家)

ベスト・ガール1位:マッケンジー・デイヴィス「ターミネーター:ニュー・フェイト」

《投票者コメント》

「あのサラ・コナーと同等以上の存在感は賞賛に値する。」(辻本貴則・映画監督)

「強い肉体、強い心。本年一番の『絶対に助けてくれる人』。」(結城らんな・ライター)

ランキング投票参加者(※一部)

町山智浩、柳下毅一郎、のん、内山昂輝、田中俊介、斎藤工、みうらじゅん、宇多丸(Rhymester)、小出祐介(Base Ball Bear)、大槻ケンヂ(筋肉少女帯)、松永天馬(アーバンギャルド)、黒沢薫(ゴスペラーズ)、杉作J太郎、ギンティ小林、伊賀大介、清水崇、白石晃士、入江悠、滝本誠、高橋ヨシキ、人間食べ食べカエル、LiLiCo、いのうえひでのり、片岡亀蔵、田亀源五郎、相原コージ、服部昇大、桜庭一樹、深町秋生、ぬまがさワタリ、東京トガリ and more……



 『映画秘宝』は、洋泉社から1995年より刊行されていた映画雑誌。今月号をもって休刊となることが2019年12月に発表されると、Twitterでは多くの愛読者からショックの声が上がり、ハッシュタグ「#映画秘宝の思い出」にて印象に残っている1冊や記事が次々と投稿されるなど反響を呼びました。

 2020年3月号ではランキングの他にも、連載していた中川翔子さんによる特製描き下ろしイラストや、愛読者コーナーのページ数増量など、休刊号ならではの企画が盛り込まれています。なお、Amazonなどでは早くから品切れとなっており、気になる方は書店で探してみるのをおすすめします。



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