「気づいたら平手友梨奈ちゃん見てる」「メンバーの家族も欅ファン」 グランジ遠山・はんにゃ金田・バグベアが夜通し欅坂46愛語った「語るなら欅を」イベントレポート (1/6 ページ)
【画像】欅坂46のこと、誰が一番愛してる?
欅坂46を愛する芸人・遠山大輔さん(グランジ)と、金田哲さん(はんにゃ)が新宿・ロフトプラスワンにて開かれたオールナイトトークイベント「ライブナタリー Presents RESPECT! トークライブ Vol.3〜語るなら欅を〜」に出演し、朝5時まで欅坂46愛を語りつくしました。イベントでは作曲家ユニット「バグベア」も登場。「締め切り3時間前に一発でできた」と「不協和音」の誕生秘話が明かされた他、「欅坂46は命を削りながらやっているのがすごく伝わる」など、作曲家ならではの視点でのトークが展開され、プレミアチケットを勝ち取った来場客130人は真剣な様子で4人の話に耳を傾けました。イベントの様子を詳しくお伝えします。
TAKAHIRO先生からのメッセージで乾杯!
開始時刻、会場で鳴り響いたのは欅坂46のライブでもオープニングの定番として知られる「Overture」。集まった来場客が自ら持参したペンライトによって会場を緑色に染めていくと、会場からは自然に「Oh Oh Oh」の合唱やコールが飛び出し、次第にボルテージが上昇していきます。そしてデビュー曲「サイレントマジョリティー」のイントロが流れ始めると、今夜の主役・遠山さんと金田さんが笑顔で登壇しました。
遠山さんは「Student Dance」の衣装の元ネタと目されている「時計仕掛けのオレンジ」のTシャツに、首からありったけのツアータオルをぶら下げた正装で、「う〜ん…って感じ」でおなじみの“おでんペンライト”を高らかに掲げて堂々の入場です。
あまりの大歓声にオープニングトークでは、金田さんから「いやあの……欅じゃないよ?」、遠山さんから「俺らで大丈夫ですか?」と心配の声が上がるほどでしたが、“とんでもない倍率”の応募があったことが2人から明かされると会場は一層ヒートアップ。遠山さんが「(会場に集まったのは)マジで激選勝ち抜いた皆さんですって!」と声をかけると会場からは大きな歓声と拍手が沸き起こりました。
そんなトークライブですが、開演前からファンが大盛り上がりだったのがイベント限定で提供されたコラボメニュー。「二人ウドン(1人前)」「キミ(黄身)がイナイ温玉うどん」「タコさん手を繋いで揚げようか」など、楽曲にちなんだものが多数用意されており、遠山さんは自身が考案した「シャンディにはガフしかない〜夕立も、ロフトプラスワンで飲むシャンディガフも嫌いじゃない〜」を菅井友香さんさながらのテンションで発注したほか、ラジオ番組でのとある出来事から尾関梨香さんに助け舟を出してもらった経験もある金田さんは「おぜ姉には頭上がんないです、本当に」とつぶやきながら自身が考案した「酒に飲まれても(緑茶ハイ)」を発注。筆者もすかさず「バグベア」ここみらいさん考案の「僕煎(僕たちの煎茶)」と「こぼしてんじゃねーよアイス(抹茶味)」をお願いしました。
各テーブルにドリンクがそろうと、乾杯を前に遠山さんから「(欅坂46の振り付けを手掛けるダンサー)TAKAHIRO先生と年末にお会いする機会がありまして、『(ファンの)皆さんにお伝えすることがあれば』と言葉を預かってきたので、その言葉と共に乾杯したいと思います!」とのあいさつがあり、全員がグラスを持つと、「これからも欅坂46を共に応援していきましょう! 乾杯!」とTAKAHIROさんらしい言葉でイベントの幕が開きました。
第1部:語るなら欅を
遠山:俺ね、すごく震えたんですよ、この言葉(これからも欅坂46を共に応援していきましょう!)。なぜかというと、内部の人でしょう(TAKAHIRO先生は)。振り付けがあって、ライブの演出もずっと付きっきりでやられていて、“欅坂46側”の方なのに、「共に応援していきましょう!」っていう言葉ですよ。
金田:確かに、TAKAHIROさんも一緒にっていうことですもんね。
遠山:皆さんと一緒の気持ちで。
金田:「応援してください」じゃないんですよね。
遠山:そう! 一緒に欅坂46を見てる。欅坂46の今であり、欅坂の成長をもしかしたら(TAKAHIRO先生は)間近で見てる。僕らは画面越しであり、スピーカー越しかもしれないですけれども、「気持ちはともにある」っていうね。それを僕は伝えたかった! どう?
会場:(惜しみない拍手)。
遠山:これじゃあ、タイトルコールしていきましょう「語るなら欅を〜!」
会場:歓声と拍手。
遠山:ここのコーナーでは僕と金田さんで、欅坂46のどこが好きなのかとかなぜ好きになったのかっていうのを話していこう! そもそも金田さんはアイドル、好きでしょう?
金田:僕はもともと、ももクロがめちゃめちゃ好きで、ずっとモノノフとしてやってきてまして。NHKさんから「ラジオで夕方に若者へ向けて発信したい」と、NHK-FM「ゆうがたパラダイス」のお話をいただいた際に、いろいろなアイドルグループがゲストとして来てくださるということになり、その中での1グループとして欅坂46がいたんですよ。僕はももクロ以外はアイドルをあんまり知らなかったんですけれども、番組が始まって1年たって、欅坂46がレギュラーになるっていうタイミングで曲を聴き始めてMVとかも見るようになったら、素人目ながら平手友梨奈ちゃんに対して「これはいかつい」と。カリスマ性とかそんな簡単な言葉じゃなくて、「もってんな」「見ちゃう」みたいなものを感じて、すごいハマり始めました。
遠山:ほぼ最初期から見ているっていうことですよね。
金田:最初はねラジオだったので、大変だったんですよ。俺もラジオのパーソナリティーを1人でやるのは初めてだったし、NHKさんの番組だから普通のラジオよりはお堅いっていうのもあって、自分のことで必死だったんで。本当にメンバーと一緒に頭抱えてたこともありました。でもその中でメンバーの個性を見つけようと勉強していって、今は欅坂46さんと一緒に成長させてもらってます。
遠山:今回ナタリーさんからね、「このトークライブどうですか?」って今回のお話をいただいたときに、「ぜひやらせてください!」と返事をしたんですけど、オールナイトで4〜5時間ありますってなったときに、僕1人じゃなくて誰か横に居ていただいた方が良いだろうなって何人か浮かびました。そのうちの1人は「オテンキ」のり。ボケ過ぎダメ! 同じぐらい浮かんだのは金田だったんですよ。NHKさんで欅坂46のメンバーとラジオやってますからね! で、俺もTokyo FMで「SCHOOL OF LOCK!」っていう番組をやらせてもらっていて、金田と一緒に飲みに行ったことがあるんですけれども、そうしたらやっぱり欅坂46の話になるじゃないですか。
金田:なりますよね。
遠山:俺は欅坂46全体が好きだから、ライブを見るときに全体を見ようって思うんですけれども、平手友梨奈ちゃんが(SOLの)レギュラーにいて、さらに吸引力と存在感がすごいから「気づいたら真ん中見ちゃう」っていうことがあって。でも金田は「あの曲は誰が良かったです」っていう見方をしてるんですよ。なぜかというとラジオでいろんな人を迎えているから。
金田:ラジオはある意味毎週面接みたいなもんなんですよね。やっぱり喋っていると、この子はこれに突出しているなみたいなことはメンバーごとに感じますし、パフォーマンスだと曲によって「この子ここはどうしてるんだろう?」っていうような全体の見方をします。だから推しは……ある意味全員なのかもしれないです。逆に誰推しなんですか、遠山さんは。
遠山:誰推しっていうのは本当にないんだけど、気づいたら平手友梨奈ちゃんを見ているね。ラジオを一緒にやらせてもらっているっていうのと、あとやっぱり逃したくないって思っちゃう。「もしも俺が目を離した隙に平手友梨奈がとんでもないスパークしたら、俺はマジで後悔する」って思っちゃって。分かります?
会場:(分かる、分かるという雰囲気)。
遠山:気づいたら目で追っちゃうみたいな。もちろん避雷針の渡邉理佐ちゃんの凛々しさとか、サイマジョの森田ひかるさんの眼力とか。あんなちっちゃいのに身体のどこにそんなパワーがあるんだとか思っちゃう。でも追っちゃうんだ! 追っちゃうんだ、あれを! チキショー!
金田:やっぱりね、全員が見ちゃうわけですよね、平手ちゃんを。
遠山:そう! DVDとか見てても、「今日こそは全体を見よう!」とか思うんですよ。例えばエキセントリックの「愛なんて縁を切る」のところなんて、毎回平手友梨奈見ちゃうから、「今日は、絶対俺は小林由依見る」って決める。で、直前とかも何回も言い聞かせる。「小林、小林……」で、「愛なんて縁を切る」……平手友梨奈! また平手見ちゃった俺! おかしいと思うけど俺!
金田:それはおかしくないじゃない(笑)。
遠山:この間もね、Perfumeののっちさんと話したんだけど、2018年に欅坂46と共演した際に鈴本さんセンターの「アンビバレント」、通称「もんビバレント」を見たらしくて、「あれは何ですか!?」「あれは誰なんですか!?」って名前調べたら鈴本さんで。俺とのっちさんがお会いしたときに「あの子はすごい」って絶賛してました。2019年末はTAKAHIRO先生とも直接お話されたらしくて、「TAKAHIRO先生からすごい愛情を感じるし、欅坂46のメンバーは本当にTAKAHIRO先生と出会えてよかったね」っていう話をしていました。PerfumeもMIKIKO先生っていう振り付けとかライブ演出とかやられている方がいて、PerfumeのMIKIKO先生、欅坂46のTAKAHIRO先生みたいな感じで、のっちさんも感じるところがあったみたいでね。そういうお話を聞くと、「やっぱそうだよな」って全体を見ようと思うんだけど、やっぱ見ちゃうんだな……(平手友梨奈ちゃんを)。
会場:(笑)。
金田:俺はなんかやっぱり鈴本ちゃん見ちゃうなぁ〜。
遠山:良いよね……! アンビバレントのね、最後の方なんかさ、こういうところあるじゃん!(突然立ち上がって踊りだす遠山さん、踊っているのは「Blah Blah(Hey!)」〜「願望は二律背反」までにある間奏で、小林由依さん、渡邉理佐さん、土生瑞穂さん、鈴本美愉さん、場合によっては小池美波さんの4人が腕を使った振りで魅せる場面)。
会場:(遠山さんの熱量とクネクネダンスに爆笑)。
遠山:俺、ダンス全く分からないんだけど、鈴本さんがね、全くブレないのね。体幹が! 盆踊りやらせたら最高よ! 16時間ぐらいいけちゃうよ多分!
金田:盆踊りじゃなくても最高でしょ(笑)。人としても芯がぶれない人ですからね、鈴本さんは。なんか深くしゃべったことないのに言っちゃったけど。
会場:(笑)。
遠山:そういえば欅共和国のときにね、(鈴本さんの)ご親族が声をかけてくださったことがあってね。いや、俺ごときによ!? 「SOL聞いてます!」って言ってくださって。ペンライトとかも持ってて、もうねファンなのよ。家族も欅坂46のファンなのよ。それが本当に良いことだなと思ってさ。
金田:そうですよね。それでいうと、俺はそのときいなかったんですけど、吉本坂46の稽古(けいこ)してたら相方の川島のところに長濱ねるちゃんがやってきてくれたことがあったらしくて。「初めまして、欅坂46の長濱ねるです。かわだしクッキング見てます!」ってあいさつしてくれたらしいんですよ。川島はだしソムリエの資格を持っているので“だしを使った料理を紹介するYouTubeチャンネル”やってるんですけど、当時は初期だったんで再生回数3回とかで。なぜ長濱ねるちゃんが川島のだしのチャンネル見てるのかいまだに分からないんですけど、なんかうれしいじゃないですか。身内にね、全く違うところからのアプローチをしてくれて、すごいうれしかったです。
遠山:いやねぇ、本当にねぇ。すごいんですよ、欅坂46は! 僕ももともとSOLは乃木坂46とやらせてもらっていたんですよ。だからまだ名前が(欅坂46に決まる前の)「鳥居坂46」とか、ビデオ審査とかやってる時期に欅坂46のことを知ったんですけれども、「2015 FNS歌謡祭 THE LIVE」(フジテレビ系)でテレビ初お披露目だっていうときに、まだ曲ができていなかったから、乃木坂46の「制服のマネキン」をやるんですよ。でも俺はそのときに勝手に悔しくなっちゃって。
金田:オリジナルがまだないから。
遠山:そう。晴れ舞台で先輩の曲をやらせてもらうってことなんだけど、「悔しいだろうな」とか思ってて。そこからときは流れ、別の歌番組で乃木坂46が出るっていうので見ていたら欅坂46も出ると。そこでサイレントマジョリティーを確かフルでやったんだけど、うちにHDDあるから……ちょっと見に行こうよ!
会場:(爆笑)。
金田:それ持ってくりゃよかったのに(笑)。
遠山:でもHDDダビングしたら消えちゃいそうな気がして。
金田:消えないよ(笑)。
遠山:消えないんだ!? でもあれでねぇ、ぶち抜かれた!
金田:サイレントマジョリティーは全員がそうだと思うんですけど、あれはやばすぎたし、あのときの平手友梨奈にみんなやっぱりやられたっていうかね。
遠山:だからね、俺はあのときとずっと一緒なの。あのサイレントマジョリティーを見て、次の日にTFMで仕事したときに、「昨日のやつ見た!? あの欅坂46のサイレントマジョリティー見た!? めちゃめちゃすごくない!?」って誰かに言いたくなって。俺その連続なんですよ。ずっとライブを見た後も誰かに言いたいし、そのパワーがすごいなって思うんだよ。自分の中だけに留めさせないで、誰かに伝えていきたいって思わせてしまうもの。それがずっと続いてる。欅坂46のものを見たとき「誰かに言いたい。誰かに知ってもらいたい」「このパフォーマンスによって誰かが救われるかもしれない」みたいなことを思ってる、だから伝えたくなっちゃうの。
金田:ライブの映像を見せていただいたことがあったんだけど俺はもうキミガイナイで、もう……! 魅力的なメンバー、曲の表情がね。
遠山:魅力的なメンバー! 曲の表情! って言いました!? 俺ちょっと見てほしいところあるんですよ。ここで見れますよね!? これちょっと映像とか用意してるんで見ましょう。
会場:(歓声と拍手)。
遠山:ちょっとまず「手繋(手を繋いで帰ろうか)」。
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