「ヤマザキ春のパンまつり」をゲーム風に攻略するガチ勢がすごい 「まさかの下方修正ラッシュ」「ダブルソフトの格下げで激震」

山崎製パンの各商品で「シール1点分を得るのに何円かかるか」を「効率」として集計し、過去5年に渡り公開。

» 2020年02月04日 16時30分 公開
[沓澤真二ねとらぼ]

 2020年2月1日、恒例の「ヤマザキ春のパンまつり」が始まるにあたり、毎年「いかに低出費で効率良く白い食器をもらうか」を検証しているブログ「ゲムぼく。」が注目を集めています。「パンまつり40周年というめでたさからインフレ気味になるかと思いきや、まさかのナーフ(下方修正)ラッシュ」「ロイヤルブレッドと並んで2強と呼ばれてきたダブルソフトの3.0→2.5への格下げ」など、ネットゲームのアップデート速報めいた文言が目白押しで「ガチ勢すげえ」ってなる。


パンまつりガチ勢 「2020年は、世界中の人々が日本にやってくる大型イベントがふたつもある。『東京オリンピック・パラリンピック』と『ヤマザキ春のパンまつり』だ」……初手から全力でカッ飛ばしていて、企画はもちろん文章も楽しい

 文章がゲーム寄りなのもそのはず、同ブログは本来「ゲーム中心の趣味ブログ」。十数年前からパンまつりに参加してきた管理人が、2016年に「今年は3〜4枚の獲得を狙う」と思い立ち、「ヤマザキ春のパン祭り徹底攻略」記事を投稿開始。以来、公式サイトで公開されている山崎製パンの各商品ごとに「シール1点分あたり何円かかるか」を割り出し(※)、毎年ランキングとして公開してきたのが企画の経緯です。

※「各商品のネットスーパー(イオンネットスーパー/マツモトキヨシ/SEIYU/ダイエー/ヤオコー)における平均実売価格(税込)÷付随する点数」を算出し、「効率」として評価(小数第3位を四捨五入)

パンまつりガチ勢 2020年版「効率」ランキング

 管理人は多い年で300種類ほどにも及ぶ商品のデータを毎年集計し、講評とあわせて掲載。2020年は前述のように、全般的な「効率」の下方修正を指摘し、例年は3点付いていたダブルソフトのシールが2.5点に格下げされた件を特記しています。


パンまつりガチ勢 2019年版ランキング。ロイヤルブレッドプレミアムとダブルソフトが双璧をなしていた

 これまでダブルソフトとロイヤルブレッドは特に効率値が高く、両者をローテーションで購入する「ロイダブローテ」は鉄板の攻略法とされていました。その効果自体は今もなおトップクラスながら、ローテ1周で得られるポイントは5点から4.5点へ減り、効率は例年の1割減。これをして、管理人は「毎年ダブルソフト中心に戦略を立ててきたダブルソフターたちへの影響は少なくない」「格下げ発表当日、一部のファンサイトが大荒れになっていたのを見た人も多いだろう」と評しています。……「ホントかよ」とツッコみたい箇所がいくつかあるけれど、真剣さに圧倒されて何も言えない。


パンまつりガチ勢 渦中のダブルソフト。格下げされてもなお3位につけており、弱体化の憂き目に遭うほどの実力者であったといえる

パンまつりガチ勢 今期もローテの柱として期待がかかるロイヤルブレッド。効率重視ならばダブルソフトを切り捨て、こちらをソロでいく非情采配もあり得る

パンまつりガチ勢 2020年のトップに立った十二穀ブレッド。ただし「3枚入」という条件がネックとなり、活躍できる場面は限定的かもしれない

 このような「パンまつりガチ勢」の考察をユーモアたっぷりにつづったブログは、Twitterを中心に広まって大好評。「熱量の高さに笑った」「書き方がスト2ダッシュターボでガイルが弱体化したときのゲーメストみたい」と感心する声が上がる一方、「ダブルソフトはスーパーで頻繁に値引きされるうえに3点という最強のパンだったのに」「うちの近所ではロイヤルブレッドと塩バターフランスがよく期間限定購入コスト半減バフ(半額シール)の対象になって効率2倍」など、ガチ勢からのコメントも寄せられています。

 これほどパンまつりが大好きな「ゲムぼく。」管理人に、歴代で一番好きな景品を聞いたところ、長野オリンピック公式キャラクター「スノーレッツ」が印刷された1997年版のお皿とのこと。「デザインが素敵なのはもちろんですが、当時、そのお皿をスーパーで受け取るときの母親がすごくいい笑顔をしていたのが印象的で。しかも翌日、ダブルソフトで手の込んだフレンチトーストを作って、そのお皿で出してくれたんです」と、心温まるエピソードを打ち明けてくれました。

 その当時、子ども心に「春のパンまつりは人や家族を幸せにする力がある」と感じ、「そのころから山崎製パンのとりこだったのかもしれない」と語る管理人。そんな彼が「効率」を抜きにして好きなパンは、Pasco(敷島製パン)のイングリッシュマフィンだそうです。そこヤマザキじゃねえのかよ。


パンまつりガチ勢 ちなみに、山崎製パン公式もPRを兼ねて、「デイリーヤマザキは集めやすい」と攻略めいたページを公開中。同店の場合、パン以外の商品でも点数を集められます



Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/19/news150.jpg 「情報を漏らされ振り回され……」とモデラー“限界声明” Vtuberのモデル使用権を剥奪 「もう支えられない」「全サポート終了」
  2. /nl/articles/2411/20/news028.jpg 「うどん屋としてあるまじきミス」→臨時休業 まさかの“残念すぎる理由”に19万いいね 「今日だけパン屋さんになりませんか」
  3. /nl/articles/2411/20/news224.jpg “ドームでライブ中”に「76万円の指輪紛失」→2日後まさかの展開に “持ち主”三代目JSBメンバー「誰なのか探しています」
  4. /nl/articles/2411/19/news169.jpg 高畑充希と結婚の岡田将生、インスタ投稿めぐり“思わぬ議論”に 「わたしも思ってた」「普通に考えて……」
  5. /nl/articles/2411/20/news031.jpg 「本当に同じ人!?」 幼少期からイボをいじられていた男性→美容師の“お任せカット”が衝撃 「めちゃくちゃ大変身」
  6. /nl/articles/2411/19/news022.jpg 「おててだったのかぁああああ」「同じ解釈の人いた笑笑」 ピカチュウの顔が“こう見えた”再現イラストに共感続々、464万表示
  7. /nl/articles/2411/20/news042.jpg 「腹筋崩壊」 ハスキーをシャンプー&パックしたら…… “予想外のハプニング”に「こ〜れは大変だわ」「沼にでも落ちたのかとwww」
  8. /nl/articles/2411/20/news216.jpg “歌姫”ののちゃん、6歳現在の姿に驚きの声「あれっ!?」「ビックリしてます!」 2歳で「童謡こどもの歌コンクール」銀賞受賞
  9. /nl/articles/2411/20/news041.jpg 黄ばみのある68年前のウエディングドレスを修復すると…… 生まれ変わった姿に「泣いた」「受け継ぐ価値のあるドレス」
  10. /nl/articles/2411/18/news107.jpg 走行中の車から同じ速さで後方へ飛び降りると? 体を張った実験に反響「問題文が現実世界で実行」【海外】
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  2. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  4. まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
  5. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  6. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  9. ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  10. 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた