「ヤマザキ春のパンまつり」をゲーム風に攻略するガチ勢がすごい 「まさかの下方修正ラッシュ」「ダブルソフトの格下げで激震」
山崎製パンの各商品で「シール1点分を得るのに何円かかるか」を「効率」として集計し、過去5年に渡り公開。
2020年2月1日、恒例の「ヤマザキ春のパンまつり」が始まるにあたり、毎年「いかに低出費で効率良く白い食器をもらうか」を検証しているブログ「ゲムぼく。」が注目を集めています。「パンまつり40周年というめでたさからインフレ気味になるかと思いきや、まさかのナーフ(下方修正)ラッシュ」「ロイヤルブレッドと並んで2強と呼ばれてきたダブルソフトの3.0→2.5への格下げ」など、ネットゲームのアップデート速報めいた文言が目白押しで「ガチ勢すげえ」ってなる。
![パンまつりガチ勢](https://image.itmedia.co.jp/nl/articles/2002/04/kutsu_200204yamazaki01.jpg)
文章がゲーム寄りなのもそのはず、同ブログは本来「ゲーム中心の趣味ブログ」。十数年前からパンまつりに参加してきた管理人が、2016年に「今年は3〜4枚の獲得を狙う」と思い立ち、「ヤマザキ春のパン祭り徹底攻略」記事を投稿開始。以来、公式サイトで公開されている山崎製パンの各商品ごとに「シール1点分あたり何円かかるか」を割り出し(※)、毎年ランキングとして公開してきたのが企画の経緯です。
管理人は多い年で300種類ほどにも及ぶ商品のデータを毎年集計し、講評とあわせて掲載。2020年は前述のように、全般的な「効率」の下方修正を指摘し、例年は3点付いていたダブルソフトのシールが2.5点に格下げされた件を特記しています。
これまでダブルソフトとロイヤルブレッドは特に効率値が高く、両者をローテーションで購入する「ロイダブローテ」は鉄板の攻略法とされていました。その効果自体は今もなおトップクラスながら、ローテ1周で得られるポイントは5点から4.5点へ減り、効率は例年の1割減。これをして、管理人は「毎年ダブルソフト中心に戦略を立ててきたダブルソフターたちへの影響は少なくない」「格下げ発表当日、一部のファンサイトが大荒れになっていたのを見た人も多いだろう」と評しています。……「ホントかよ」とツッコみたい箇所がいくつかあるけれど、真剣さに圧倒されて何も言えない。
このような「パンまつりガチ勢」の考察をユーモアたっぷりにつづったブログは、Twitterを中心に広まって大好評。「熱量の高さに笑った」「書き方がスト2ダッシュターボでガイルが弱体化したときのゲーメストみたい」と感心する声が上がる一方、「ダブルソフトはスーパーで頻繁に値引きされるうえに3点という最強のパンだったのに」「うちの近所ではロイヤルブレッドと塩バターフランスがよく期間限定購入コスト半減バフ(半額シール)の対象になって効率2倍」など、ガチ勢からのコメントも寄せられています。
これほどパンまつりが大好きな「ゲムぼく。」管理人に、歴代で一番好きな景品を聞いたところ、長野オリンピック公式キャラクター「スノーレッツ」が印刷された1997年版のお皿とのこと。「デザインが素敵なのはもちろんですが、当時、そのお皿をスーパーで受け取るときの母親がすごくいい笑顔をしていたのが印象的で。しかも翌日、ダブルソフトで手の込んだフレンチトーストを作って、そのお皿で出してくれたんです」と、心温まるエピソードを打ち明けてくれました。
その当時、子ども心に「春のパンまつりは人や家族を幸せにする力がある」と感じ、「そのころから山崎製パンのとりこだったのかもしれない」と語る管理人。そんな彼が「効率」を抜きにして好きなパンは、Pasco(敷島製パン)のイングリッシュマフィンだそうです。そこヤマザキじゃねえのかよ。
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