ニュース
» 2020年02月06日 19時20分 公開

Twitterで議論となった「格闘ゲームのネット対戦は有線接続がマナー」に賛同できない理由(1/2 ページ)

投げキャラ使いの皆さん、いつもディスっててごめんなさい。

[イッコウ,ねとらぼ]

 「無線」で格闘ゲームのネット対戦をするのはマナー違反か――そんな議論がTwitter上で広がっています。

 論争の発端とみられるのはEVO2020のメイン種目にも採用された「グランブルーファンタジー ヴァーサス」(以下、「GBVS」)の発売日が近づいたこと。さらに、最新話が公開される度にWebを騒がせる「ゲーミングお嬢様」の第4話で無線のプレイヤーとネット対戦することになった場合の過酷さが描かれたことも、今回の論争に影響を与えていると思われます。


画像 めっちゃ面白いのでみんな買いましょう(画像はグランブルーファンタジー ヴァーサスのTwitterより)

  フレーム単位の繊細な操作が要求される格闘ゲームでは、たった数フレームのラグが対戦バランスに大きな影響を与え、戦術を変える必要が出てくるケースも少なくありません。そのため、格闘ゲーマーの間では「回線が安定する有線接続でネット対戦をすること」が推奨されており、現在の格闘ゲーム界で覇権を握っている(と言っても過言ではない)「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」を手掛けた桜井政博さんも「通信環境を安定させるために有線LANの使用をお願いします」という趣旨の発言をしたことがあります。

有線の話題は19分ごろ

 ちなみに、さらっと同じ編集部のゲーマーに話を聞くと「桜井さんが言ってるんだから間違いない」とか「無線は死刑でいいでしょ」とか言われてしまい「ゲーマー怖っ……」と思ったのですが、思い返せば私自身もラグい状態で戦いを挑んでくる投げキャラ使いに対してはゲーミングお嬢様と同じくらいのテンションでキレ散らかすことがありますし、ひどいときには投げキャラを使っているというだけでキレ散らかすことがあるので、私には彼らを非難する権利はないのかもしれません。

 一方、有線接続は無線よりも煩わしいのは事実ですし、自宅の環境によっては無線接続しかできないケースもありえます。また、有線接続であれば絶対に回線が安定するとは言い切れず、無線回線であっても環境次第では有線接続と大差ないラグでネット対戦ができる場合もあります。ネット対戦でラグを感じることは確かにありますが、ほとんどの場合「ラグい相手だから無線」や「快適だから有線」とは断定できません。そのため、快適な対戦環境を目指す際に「無線か否か」だけを論点にするのは、本来は不毛なのかもしれません。


画像 有線でもラグるときはラグる

 そして何より、「このマナーが、格闘ゲームに新規で参入するプレイヤーの障壁になってはいけない」ということも忘れたくないところです。

 格闘ゲームは、新規プレイヤーが参入しづらいジャンルとして先鋭化していった2000年代初頭ごろ、「新規タイトルも出ず、プレイヤーがどんどん減少し、大会も開かれなくなっていく」という冬の時代を経験しています。この反省を踏まえ、現在の格闘ゲームコミュニティーは新規プレイヤーを取り込むための努力を続けている真っ最中です。こうした動きの中、人気スマホRPG「グランブルーファンタジー」を題材にした今作がリリースされるのはコミュニティーにとってまさに好機であり、格闘ゲーム沼へ新規勢を流入させる千載一遇のチャンスなのです。

 先述したように、筆者自身も対戦中のラグにブチg……頭を悩ませた経験はありますが、今回の件ではこういった理由で「無線で格闘ゲームをするのはマナー違反である」と啓蒙するのはちょっと抵抗がありますし、「グランブルーファンタジー」を長らく愛し、GBVSを楽しみにしてきたプレイヤーたちを「無線であること」を理由に排斥する権利はだれにもないはずです。実際、今回の件が広まり始めたことで「有線前提とかめんどくさい」的な意見を持つ人が散見されますが、こうした流れを見ると、ただの格ゲーおじさんである私も「貴重な新規プレイヤーが……」と思わずにはいられません。

 ちなみに、発売日である2月6日の0時から4時までぶっ通しでGBVSをプレイしたのですが、このゲームはガチの格闘ゲーマーはだけでなく、ライトに楽しんできた格ゲーマーや「グランブルーファンタジー」のファンも楽しめる(というかそっちがメインかもしれません)作りになっています。いずれにせよ、新規プレイヤーはガチ勢が格闘ゲームを楽しみ続けるためにも必須の存在ですから、まずは無線かどうかにこだわらずに楽しんでみて、ガチで楽しみたくなったら有線を検討する……というくらいで良いのではないかと思われます。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10

  1. /nl/articles/2111/30/news172.jpg 46歳と18歳の内田有紀、“2人そろって”『STORY』表紙へ 「自分の妹と撮影しているみたい」
  2. /nl/articles/2111/30/news032.jpg 黒猫「おしぼり いりませんか」 とっておきの宝物を配達してくれる黒猫サービスが「何枚でももらいたい」ほどかわいい
  3. /nl/articles/2111/30/news093.jpg 「素敵なカップル」「ラブラブじゃん」 上地雄輔、“元カレ”松坂大輔との2ショット&ダンス動画に反響
  4. /nl/articles/2111/30/news142.jpg 原日出子、長男とウオーキング 仲むつまじい親子ショットに「優しい息子さん」「めっちゃイケメン」などの声
  5. /nl/articles/2111/29/news184.jpg 橋本愛、「青天を衝け」栄一の再婚に戸惑うファンをフォロー 吉沢亮との秘蔵2ショットに粋な一言を添える
  6. /nl/articles/2111/30/news145.jpg ゴマキ弟・後藤祐樹、拳交えた朝倉未来のアフターフォローに感激 “妻号泣”のサプライズが大反響「感動しました」
  7. /nl/articles/2111/29/news130.jpg 【漫画】「おべんとうに にどと とんかつをいれない」 6歳娘の威圧感たっぷりな抗議文に「かわいすぎますね(笑)」の声
  8. /nl/articles/2111/29/news101.jpg 「目が覚めたかね」「猫になった気分はどうだ?」 猫医者のような見下ろす猫に脳内アフレコする人続出
  9. /nl/articles/2111/30/news053.jpg 「永遠に見ていられる」「可愛くて泣ける、もん絶級」 保護猫4兄妹の“こしょこしょぱっ”がかわいすぎて胸が苦しい
  10. /nl/articles/2111/29/news181.jpg 【その視点はなかった】夫「惑星を英語でいえるなんて天体詳しいね」 → 今の30代日本女性は大概答えられるんだよ……

先月の総合アクセスTOP10

  1. 池田エライザ、 “お腹が出ている”体形を指摘する声へ「気にしていません」 1年前には体重58キロ公表も
  2. 「前歯を取られ歯茎を削られ」 広田レオナ、19歳デビュー作で“整形手術”を強制された恐怖体験
  3. ゴマキの弟・後藤祐樹、朝倉未来とのストリートファイトで45秒負け 左目腫らした姿を自ら公開し「もっと立って闘いたかった」
  4. 清原和博の元妻・亜希、16歳次男のレアショットを公開し反響 「スタイル抜群」「さすがモデルの遺伝子」
  5. 小林麻耶、おいっ子・めいっ子とのハロウィーン3ショットに反響 元気な姿に安堵の声が続々「幸せそうでなにより!」
  6. カエルに普段の50倍のエサをあげた結果…… 100点満点のリアクションに「想像以上で笑った」「癒やされました」
  7. 「左手は…どこ?」「片腕が消えてる」 中川翔子、謎が深まる“心霊疑惑”ショットにファン騒然
  8. 「家ではまともに歩けてない」 広田レオナ、左股関節に原因不明の“炎症” 夫から「凄い老けたと言われてます」
  9. 小林麻耶、髪ばっさりショートボブに「とても軽いです!」 ファンも反応「似合います」「気分も変わりますよね!」
  10. キンタロー。浅田舞の社交ダンス挑戦を受け体格差に驚がく 「手足が長い!!」「神様のイタズラがすぎるぞ!!」