最長5時間! 毎日長電話をかけてくるママ友に悩む相談者。しかし本音は“切りたくない”? 「テレフォン人生相談」先週のハイライト(2/2 ページ)
「根底に嫌われたくないというような思いもあるのかなと思うのと……」
ママ友とは子どもを通じての友達だからということも気にしているようだが、子どもたちはもう29歳。交流は既になくなっているようだ。
「だから、アナタがその人を友達としてどうなのかっていう話ですよね?」「常識的に考えれば、要するにマナーも知らない失礼な人ですよね?」
「そこまで言えればいいけど(笑)、私の口からは何とも、そういう風に……」
ここで大迫恵美子の声のトーンが一段キツくなる。
ママ友をちょいちょいディスりつつも、「そう思っている私はいけない」なんてことを言っている相談者の物言いに引っかかっているようだ。
「なぜそんなに振り払うことも出来ないほどね、6年間も連絡のなかった人に今、縛られているんですか?」
「ここで突き放してしまうと、彼女自身が何かこう、思いあまってっていう……そういう気持ちになってしまうんですね」
「そうなの? だって近所の人の悪口を言ってるんでしょ?」
近所の人の悪口はもちろん、相談者へ向けても「格好つけてる」「もっと正直に」なんて言ってくるようだ。精神的には心配だけど、元気そうではある。
「彼女がアナタのことを『格好つけてる』とかね、『正直じゃない』と言う理由は分かるような気がしますよ。ご自身ではそう思いませんか?」
「何か自分自身がちょっと八方美人的なところがあるのかなっていう……。人助けではないんですけれども、自分が出来る範囲で、今いる自分の立場で何が出来るのかっていうことは、常にやっぱり思いますね」
「うん、なんかね。ごめんなさいね。正直じゃない人だなって思っちゃうんです、アナタが」
「そうですか(笑)」
今回の大迫恵美子はどうしてここまで相談者に厳しいのかと思っていたが、意図が分かってきた。
相談者の話を聞いていると、ママ友を心配しているという体にはなっているものの、ちょいちょい悪口も挟んでいる(そのときの口調が嬉々としてるのだ)。一方、自分の欠点を聞かれると「優柔不断」なんて言いつつも、「優しい私」アピールを欠かさない。
聞き返してみたら、冒頭で柴田理恵から「優しい人ですねぇ」と言われた際、ものすごくうれしそうな反応をしていた。これが言われたくて電話をかけてきたのでは……。
「要するに本当のこと言ってないんですよ」「ヘタなことを言うとものすごく嫌われちゃうのでね、『こういうこと言っておけば嫌われないだろう』と思うようなことばっかり選んで言ってるんだと思いますけどね」
こんな性格もあって、相談者には「親友」と呼べるような人はひとりしかいないという。その親友にママ友のことを相談したところ、「相手にしない方がいい。身がもたない」と言われたんだとか。「テレフォン人生相談」に電話するまでもなく、もう答えは出てるんじゃないだろうか。
大迫はさらに斬り込む。
「この人のことをね、切ってしまうのが惜しいと思ってるんじゃないのかなと思うんですよね。だってこの人は明らかに自分よりも問題が深い人じゃないですか。アナタ自身、自分に問題があると薄々は思っててね、彼女のようなちょっと問題が深刻そうな人を見ていると安心するんじゃありません? だからそれ、すごくよくないことじゃないですか」
辛辣! 確かにそんな感じもするが……。最後に柴田がちょっとだけフォローする。
「私は、アナタの唯一の親友が言ってくれた『そういうのは切っちゃいなさい』っていうのに従ってみるのがいいと思いますよ」
嘲笑するような口調でママ友の「悪い点」を語っているのが気になった今回の相談者。おそらく今の相談者が「ママ友のため」に出来ることは何もないので、親友の言うとおり切っちゃった方がお互いのためによさそうだ。
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