大戸屋、直営店10店を閉店へ 経営改善計画を発表、地域や客層に合わせたメニュー展開

全国一律だった店舗やメニューを見直し。

» 2020年02月28日 16時59分 公開
[ねとらぼ]

 大戸屋ホールディングスは2月28日、経営改善計画を発表しました。定食屋チェーン「大戸屋」の不振が続き、2020年3月期は本業のもうけを示す営業損益が通期で赤字に転落する見通し。来期は不採算の国内直営10店舗を閉店するなどして効率化する一方、これまで一律だったメニュー構成などを店舗の客層に合わせた形に変更するといった施策を打ち出しました。

フォト 19年4月に消滅したものの、半年後の10月に復活した大戸屋ランチ

 主要ブランドの「大戸屋ごはん処」では、「美味しさ」と「健康」を求めるお客向けに「お値打ち価格で調理したてのお食事を提供することを追求」する一方、食事に満足感やボリュームを求めるお客向けに、「大戸屋ごはん処」とは別のブランドや店舗への投資も行うとしています。

 マーケティング戦略は「顧客起点」に転換。従来は、店舗立地や客層に関わらず基本的に全店舗で同一のメニュー・店舗作りをしてきましたが、今後は分析に基づき、店舗立地や客層によって異なるニーズを満たすメニューの構成・店舗作りを展開していく方針を打ち出しました。

 具体的には、店舗の立地と客層に基づいて大きく3つのセグメントを設定。各セグメントにおける主要なお客像を特定した上で、それぞれのニーズに基づいたメニュー展開などを進めます。

 一方で、業績の回復が見込めない不採算店舗については早期閉店を決断し、赤字拡大に歯止めをかけます。2021年3月期には国内直営事業で10店舗を閉店することを決めました。一方、FC(フランチャイズ)事業では投資コストを抑えた出店形態(狭小地での出店も可能な店舗設計や商品構成)も推進します。

フォト 大戸屋HDの株価推移(Yahoo!ファイナンス

 大戸屋HDは国内事業で既存店売上高が前年割れの状況が続いています。これを受け、20年3月期通期の業績見通しを下方修正し、売上高は従来予想から5億円減の245億円(前期は257億円)に引き下げ、営業損益は3億1000万円の赤字(前期は4億1400万円の黒字に転落。最終的なもうけを示す純損益も5億3000万円の赤字(前期は5500万円の黒字)を見込みます。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/18/news202.jpg 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの行動”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」【大谷翔平激動の2024年 「家族愛」にも集まった注目】
  2. /nl/articles/2412/20/news023.jpg 60代女性「15年通った美容師に文句を言われ……」 悩める依頼者をプロが大変身させた結末に驚きと称賛「めっちゃ若返って見える!」
  3. /nl/articles/2403/21/news088.jpg 「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に
  4. /nl/articles/2412/21/news038.jpg 皇后さま、「菊のティアラ」に注目集まる 天皇陛下のネクタイと合わせたコーデも……【宮内庁インスタ振り返り】
  5. /nl/articles/2412/21/news056.jpg 真っ黒な“極太毛糸”をダイナミックに編み続けたら…… 予想外の完成品に驚きの声【スコットランド】
  6. /nl/articles/2412/21/news088.jpg 71歳母「若いころは沢山の男性の誘いを断った」 信じられない娘だったけど…… 当時の姿に仰天「マジで美しい」【フィリピン】
  7. /nl/articles/2412/20/news096.jpg 新1000円札を300枚両替→よく見たら…… 激レアな“不良品”に驚がく 「初めて見た」「こんなのあるんだ」
  8. /nl/articles/2412/18/news015.jpg 家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
  9. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  10. /nl/articles/2412/17/news195.jpg 「ほぼ全員、父親が大物芸能人」 奇跡的な“若手俳優の集合写真”が「すごいメンツ」と再び話題 「今や全員主役級」
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  5. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  6. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  7. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  8. ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
  9. 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
  10. セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」