子どもがいる家の中、イライラを最小限にして仕事するにはどうすればいい? ワンオペフリーランスが4年半の歳月を経てたどり着いた13の工夫(1/2 ページ)

子どもと同じ空間での在宅仕事は大変……!

» 2020年03月02日 19時30分 公開
[青柳真紗美ねとらぼ]

 我が家はシングル家庭で4歳の男の子を育てており、私はフリーランスで仕事をしています。

 これまで、感染症による登園禁止期間や「なんとなく保育園行きたくない病」にかかった息子に自宅で対応しながら仕事する方法を、何度となく模索してきました。完全に個人の所感ですが、こんな時だし誰かの役に立つかもしれないと思いまとめてみます。

子どもが家にいるときの仕事
子どもが家にいるときの仕事

準備編

Netflixを契約する

 がっかりしました? でも、まずはこれです。いろいろ試したけど結局これが一番、お互いの時間を作るために貢献してくれました。背に腹はかえられません。Netflixじゃなくても、Disneyが好きな子にはDisney deluxeでもOK。だいたい初月無料で利用できるので、お試しでやってみて子どもが忘れた頃に解約しちゃえば良いです。ちなみに我が家はAmazon Prime video、Netflix、Disney deluxeの3つを契約しています。

 YouTubeとかでもいいと思うのですが、親としてはあまり見せたくないなと思うコンテンツも多く、結局有料コンテンツに行き着きました。

朝起きたら最初におにぎりとおみそ汁をつくる

 子どもがいるときに仕事していて、一番ストレスになるのが「おなかすいたー!」のコールです。大人でも空腹になればイライラするわけで、子どもならなおさら。しかも、ノッていた仕事を中断してするご飯の準備と片付けって、なんというか自己犠牲感が半端ないんですよ……。

 だから私は、子どもが家にいるときに集中して仕事をしたい(しなければならない)時には、朝一番でご飯を2合炊いて、おにぎりとおみそ汁を作るようにしています。おみそ汁には野菜をガッツリ入れて。これにプチトマトとウインナーでも添えれば、立派なご飯です。お腹いっぱいになれば、子どもはまた好きなように遊び始めます。

 朝も昼も夜も同じメニューだって良いのです。おにぎりはラップで包んで、洗い物が極力出ないようにします。紙皿と紙コップで済ませるときもありますよ。

相手をする時間と仕事する時間を決めて、伝える

 あらかじめ子どもの相手をする時間と仕事をする時間を決めて、朝食の時などに予定を共有するのも大事です。

 そんなに細かくは決めず、こんなかんじです。

 「今日は朝ごはんを食べたら、少しお散歩に行こう。帰って来たらご飯を食べて、そのあとはテレビを見たりして、好きなように過ごしていいからね。でも、お昼ご飯から夜ご飯の間は、ママはお仕事をしないといけないの。お隣の部屋でやるよ。おやつは一緒にたべるけど、それ以外は自分で遊んでもらっていいかな?」

 最近では、簡単に時計の針で時間を示したものを描いて、「この時間はおひるごはん」「この時間はおやつ」「この時間はお風呂」などと伝えると、時間がわかるようになってきました。でも、あまり厳密に時間を決めると時間通りにいかなくなったときに自暴自棄になるので、あまり決めすぎないようにしています。

午前中に30分でいいので散歩する時間をつくる

 子どもがいる家で仕事をするとどうしてもメリハリがなくなり、大人も子どももイライラします。なので、天気がいい日は朝食後に30分だけ、散歩する時間をつくるのがおすすめです。

 コンビニに寄って好きなおやつを一つだけ買い、その日のお楽しみにしてもいいし、公園でサッカーボールを蹴って遊ぶのもいいし。

 面倒です。面倒なのですが、この30分がその日1日の満足度にすごく影響します。足りない食材や消耗品などがあればこの時に買っておきましょう。

 夕方、「あれもこれも終わってない……!」というテンションの時に「買い物」というタスクが残っているとぐったりします。

無料でダウンロードできるワークなどを用意する

 子どもは幼児向けテレビが大好きですが、指先を使うワークや、集中する時間を作った方が結果的に落ち着いた時間を過ごします。特に夕方〜夕食後は、あまり興奮させない方が早く寝てくれるので、テレビにはできるだけ頼らないようにしています。

 そんなときに活躍するのがオンラインの幼児向け教材です。

 我が家では無料ダウンロードできる知育プリント「ゆびさきクラブ」にお世話になっています。最近はハサミワークがお気に入り。市販のドリルみたいなクオリティーの「ちびむすドリル」というのもあります。小学生向けもあるみたい。

 プリンターがないおうちはタブレットでのゲームなどもいいと思うのですが、

 「ママ〜、なんかきえちゃった……」

 「でんちがないって!」

 という地味かつめんどくさいトラブルに対応するのは面倒なので今のところ「紙最強」という結論に達しています。勝手にやってほしいので、難しいものは用意せず、「切るだけ!」とか「塗るだけ!」とかのワーク中心です。工作に使う道具も、ひととおりそろえた状態で出しておくと、「あれだして〜」というリクエストにイライラせずにすみます(なお、いたずら書きしちゃう子には、熱で消えるペンがおすすめです。キャップのところでこすらなくても、ドライヤーで消えます)。

子どもが家にいるときの仕事

いつもの4割しか進まない想定で予定を組む

 予定を組んだり、その日のタスクを整理するときには、一人で集中して仕事に取り組めるときの4割しか進まない想定で組みます。どんなに「子どものことは気にせず、仕事に集中しよう」と思ったって無理なものは無理です。だって親だもん。子どもと同じ空間にいたらどうしたって親モードが発動しちゃいます。

 クライアントや同僚には迷惑をかけることになるかもしれませんが、はやめに予定を組み直して、優先順位を整理できた方がお互いにとって良いと思うのですよね。

「子供が寝た後(昼寝中)にやる」は諦める

 数えきれない「眠れぬ(眠っちゃいけない)夜」を経てわかったのですが、「夜やります」は禁句です。体調を崩すとかそういうこともありますが、何よりもメンタルにきます。

 眠ってくれない子どもにもイライラするし、寝落ちしたら罪悪感が半端ないし、夜中に起きて仕事したとしても次の日は眠いし。

 いいことは一つもないので、子どもが寝てるときには一緒に寝る、もしくは自分のリラックスタイムに充てるということに決めた方がいいです。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  2. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  3. 安達祐実、成人した娘とのレアな2ショット披露 「ママには見えない!」「とても似ててびっくり」と驚きの声
  4. 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
  5. “これが普通だと思っていた柴犬のお風呂の入れ方が特殊すぎた” 予想外の体勢に「今まで観てきた入浴法で1番かわいい」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
  8. お花見でも大活躍する「2杯のドリンクを片手で持つ方法」 目からウロコの裏技に「えぇーーすごーーい」「やってみます!」
  9. 弟から出産祝いをもらったら…… 爆笑の悲劇に「めっちゃおもろ可愛いんだけどw」「笑いこらえるの無理でした」
  10. 3カ月の赤ちゃん、パパに“しーっ”とされた反応が「可愛いぁぁぁぁ」と200万再生 無邪気なお返事としぐさから幸せがあふれ出す
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」