「ダイヤわっさー入っとる」「虫どものように男を引き寄せる」 パワーワードだらけの宝石オススメ文がクセになる
コテコテの大阪弁だったり貴婦人目線だったり、商品の紹介文が変幻自在。
「ダイヤわっさー入っとる」「ネオンに引き寄せられる虫どものように男を引き寄せる」――パワーワードまみれのジュエリー販売サイトがクセになるとTwitterで話題です。ほかにもおかしな紹介文がないか、ついつい探してしまう。
同店は大阪の老舗質屋「マルヨ」を母体とするセレクトショップ「ドゥペールノエル」。それだけに、紹介文には「豹でっせ、おかーさん! 今着たはるヒョウ柄にぴったりですやん」といったフレンドリーな大阪弁が頻出します。かと思えば、中古指輪のページに「この品、明らかに破談OR離婚による売却であることは素人にも容易に察しがつくところであろうが」などと、急に質屋ならではの毒が噴出するので油断なりません。
このおかしさは、Twitterユーザーの元鈴木さん(@Motosuzukisan)が「見るのがやめられない」と紹介したことで広く拡散。「読んだあとに何度も思い出すスーパーコピー」「1つ1つのワードが強すぎて笑いが止まらない」などと好評を博しました。
一時はTwitterでトレンド入りする反響を受けて、マルヨのスタッフブログも反応。「ジュエリーの商品コメントは“宝石の伝道師”ことハリー中野が担当しており、ときにはこてこての大阪弁、ときには江戸弁を使いこなし、その時々で面白かったり過激だったり普通(?)だったり、まあその日の調子もあるんでしょうが一生懸命書いております」と、内情を少し明かしました。
言われてみるとその通り、「ジュエリー」カテゴリーの商品説明はことごとくユニーク。べらんめえ口調や女性目線、格調高い詩的表現など、変幻自在の文体で楽しませてくれます。そんなスタイルがどのように生まれたのか、編集部はドゥペールノエルに詳細を聞きました。
書いたのはペニンシュラでも宝石を売った腕利き販売員!?
――面白いと評判の紹介文を書かれるようになったのは、いつごろからですか?
ドゥペールノエル はっきり記憶にございませんが、今から4、5年前くらいになるのでしょうか。楽天さんに出店したのを機に、「商品説明のコメントをそれぞれに付けたほうが良いのでは」となり、商品カテゴリー別に各担当者がコメントを書くようになりました。
――このスタイルが生まれたきっかけを教えてください。
ドゥペールノエル バッグや小物は若い有能なスタッフがコメントを書いていますので、常軌を逸脱した非常識なコメントを書くようなことはまずございません。
ただし、宝石担当の者は定年を過ぎた嘱託(しょくたく)の老いぼれでございまして、この者長年の飲酒がたたったのか、あるいはもともとの気質なのか、事のよし悪しをよくわきまえぬしれ者。結果的にこのような世間様をざわつかせるコメントを垂れ流す運びとなっております。この憂慮すべき点をふまえ、弊社といたしましては、謹んで遺憾の意を表する次第でございます。
――ジュエリー担当のハリー中野さんについて、差し支えない範囲で教えてください
ドゥペールノエル 「香港ペニンシュラホテルから大阪南港フリーマーケットまで、あらゆる場所であらゆる客層に宝石を販売してきた、オールマイティなジュエラー」……などと本人はうそぶいておりますが、実際のところは前述の通り定年過ぎの老いぼれアル中おやじでございます。紹介文が面白いとおほめいただき調子こいておりますが、本人はいたって凡庸でつまらぬ退屈な、ご期待をあざむく凡人でございます。
おもてむき「凡庸」とは言うものの、やはりユニークな紹介文を生み出している人物も相当ユニークな様子。ハリー中野さんは、たまにお客さんから注文時にしゃれた返しをもらい、ひそかに喜んでいるのだそうです。同店で宝石を購入する際は、応援などひと言添えるといいかもしれませんね。
関連記事
- 「どんなセキュリティにも“穴”はあるのよ……ちくわのように」「肉を切らせて米を炊く」 クセが強い女子の1コマ漫画シリーズがじわじわくる
とぼけた調子がクセになる。 - 「自分がサンドイッチであることを見失っている」 セブンのサンドイッチ、レタスが強すぎる商品名にツッコミ続出
いずれはレタス産レタスのレタレタレタスになるとの声も。 - パン一の男「君の不安や心配を吸収してあげよう」 → 自分が瀕死に シュールな漫画『大丈夫マン』が何もかも大丈夫じゃない
2人分吸収したら死にそう。 - 日清食品、復刻販売した「ラ王焼そば」の巨大アスキーアート公開 約2万字の商品紹介文がびっしり
「ケータイ小説風」「ビジュアル系バンド風」などに書き分けた長〜い紹介文。 - 立体マウスパッドメーカーの商品紹介が激熱 「卓球ラケットが飛んできた」「中国人とテレパシーで通じた」
どんなに暴走した妄想も形にしてくれるそうです。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
「クレオパトラみたい」と言われ傷ついた55歳女性→カット&パーマで大変身! 「本当にびっくり」「素敵なマダムに」
-
伝説の不倫ドラマ「金曜日の妻たちへ」放送から41年、キャストの現在→75歳近影が「とても見えません」と話題
-
余りがちなクリアファイル、“じゃないほう”の使い方で食器棚がまさかのスッキリ 「目からウロコ」「思いつかなかった!」と反響
-
七五三で刀を持っていた少年→20年後には…… “まさかの進化”に「好きなもの突き進んでかっこいい!」
-
野良猫が窓越しに「保護してください」と圧をかけ続け…… ひしひし感じる強い意志と表情に「かわいすぎるw」「視線がすごい」
-
「あのお客さんに幸あれっ!」 小銭の出し方が完璧な“神客”にレジ店員感激 会計がスムーズになる配慮が参考になる
-
「こういうの好き」 割れたコップの破片を並べたら…… “まさかの発想”で息を飲むアート作品に 「すごいセンス良い」「前向きな考え」
-
50代女性「モンチッチみたいにしてほしい」→美容師がプロのワザを見せ…… 別人級の変身に「めっちゃお洒落」「すごい!」
-
「これが免許証の写真???」 コスプレイヤーが公開した“信じられない”免許証が話題 コスプレ姿との比較に「両方とも可愛いすぎる」
-
大型犬が18年間、ドアを開け続けた結果……そうはならんやろな驚きの末路に「どうしたらこんな風になるのよ」の声
- ネットで大絶賛「ブラウニー」にカビ発生 業務スーパーに7万箱出荷…… 運営会社が謝罪
- 「全く動けません」清水良太郎がフェスで救急搬送 事故動画で原因が明らかに「独りパイルドライバー」「これは本当に危ない!!」
- トラックがあおり運転し車線をふさいで停車…… SNSで拡散の動画、運転手の所属会社が謝罪
- 「ヤヴァすぎる!!」黒木啓司、超高級外車の納車を報告 新車価格は5000万円超 2023年にはフェラーリを2台購入
- そうはならんやろ “ドクロの絵”を芸術的に描いたら…… “まさかのオチ”に「傑作」の声【海外】
- 「ウソだろ?」 ハードオフに3万円で売っていた“衝撃の商品”に思わず二度見 「ヤバいことになってる」
- 「結局こういう弁当が一番旨い」 夫が妻に作った弁当に「最強すぎる!」「絶対美味しいビジュアル」
- “メンバー全員の契約違反”をライブ後に発表 異例の脱退騒動背景を公式が釈明「繋がり行為などではなく」
- 「言われる感覚全く分からない」 宮崎麗果、“第5子抱いた服装”に非難飛び……夫・黒木啓司は「俺が言われてるのかな?」
- 大沢たかお、広大プールを独り泳ぐ“バキバキ姿”が絵になり過ぎ 盛り上がる筋肉の上半身に「50代とは思えない」「彫刻みたい」
- “緑の枝付きどんぐり”をうっかり持ち帰ると、ある日…… とんでもない目にあう前に注意「危ないところだった」
- 「しまむら」に行った58歳父→買ってきたTシャツが“まさかのデザイン”で3万いいね! 「同じ年だから気持ちわかる」「欲しい!」
- 友人に「100円でもいらない」と酷評されたビーズ作家、再会して言われたのは…… 批判を糧にした作品が「もはや芸術品」と490万再生
- 高校3年生で出会った2人が、15年後…… 世界中が感動した姿に「泣いてしまった」「幸せを分けてくださりありがとう」【タイ】
- 「ま、まじか!!」 68歳島田紳助、驚きの最新姿 上地雄輔が2ショット公開 「確実に若返ってる」とネット衝撃
- 荒れ放題の庭を、3年間ひたすら草刈りし続けたら…… 感動のビフォーアフターに「劇的に変わってる」「素晴らしい」
- 食べた桃の種を土に植え、4年育てたら…… 想像を超える成長→果実を大収穫する様子に「感動しました」「素晴らしい記録」
- 「天才!」 人気料理研究家による“目玉焼きの作り方”が目からウロコ 今すぐ試したいライフハックに「初めて知りました!」
- 「エグいもん売られてた」 ホビーオフに1万1000円で売られていた“まさかの商品”に「めちゃくちゃ欲しい」
- 義母「お米を送りました」→思わず二度見な“手紙”に11万いいね 「憧れる」「こういう大人になりたい」と感嘆の声