トイレットペーパーはタイムマシン? トイレから始まる非日常を描いた漫画に引き込まれる 「SCPみがある」「素晴らしいSF」
トイレットペーパー買い占め問題、真の狙いはもしや……?
紙製品の買い占めにまつわるニュースが世間を騒がせる一方で、トイレットペーパーで時間をさかのぼれるという真実を知る人はそう多くありません。日常の象徴ともいえる“トイレ”を入り口に、不思議な時間旅行が始まる漫画をご紹介します。
主人公は漫画家の女性。締め切りに追われ、ぼーっとした頭でトイレに入ったため、トイレットペーパーを前後逆向きで補充してしまいます。「直すのもめんどいし」と、そのまま紙を使用してトイレを後に。
すると奇妙なことが起こりました。作業途中だった原稿が真っ白になっているのです。保存したはずのバックアップも存在せず、なぜか作業履歴まで消去されています。
「なんかのバグかなあ」「作品ごと消えてたら吐いてたよ」とヘコみつつも、アニメを見て元気になった女性はどうにか作業を再開します。
ところが、再びトイレに立った女性を同じ悲劇が襲います。「もおおおお時間ないのに」と嘆きながら時計を確認すると、あれ、思ったよりも経過してない? それどころか時間が戻ってる……?
タイムトラベルに気付いた女性は検証を開始。トイレの中でさまざまな行動を取り、時間が戻っているか試します。原因を絞り込んだ結果、どうやら秘密は最近買ったトイレットペーパーホルダーにあるもよう。トイレットペーパーを逆に装着することで、時間をさかのぼる力が発動するようです。
偶然とはいえせっかく手にしたタイムマシン。女性はささやかな私利私欲のために使おうと決めました。
タイムマシンを使い、締め切りまでの時間を何度もループし続ける女性。これなら膨大な時間をかけて考え抜いた名作が誕生する……と思いきや、性格が反映された怠惰な生活がだらだらと続くのみ。「すごい…すごいぞ私 無限に仕事しない!!!」
また、このトイレットペーパーホルダーは、壁に設置する向きによって未来やパラレルワールドにも行けると判明。今の自分とは異なる生き方を体験できるかも、という期待に反して、記憶やスキルがないまま「アイドル」や「殺し屋」になっても何もできず、「人生は積み重ね」という教訓を胸にもとの世界に帰還します。
女性は結局、ここぞというタイミング(アニメを見逃したときとか)までタイムマシンを封印すると誓い普通の生活に戻ったのでした。
作者は漫画家のkashmir(@picnic2kashmir)さん。白泉社『楽園』誌上にて連載中の『ぱらのま』は、残念なお姉さんの小旅行を描いた作品。今回ご紹介した漫画と同じく、“日常と隣り合わせの非日常”を堪能できます。
画像提供:kashmir(@picnic2kashmir)さん
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東洋の魔窟・九龍城砦の日常を丁寧に描いた作品です。
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