家族に忍び寄る不穏な存在 あの世のお姉ちゃんが守ってくれたと思ったら…… 斜め上のオチに涙が引っ込む漫画

最大の謎はマキ姉ちゃん。

» 2020年03月18日 19時30分 公開
[きんじょうめぐねとらぼ]

 小さな女の子が描いた家族の絵に思わぬものが……泣ける展開かと思ったら、ラストで涙が一瞬で引っ込む漫画が人気です。作者はイラストレーターの茶んた(@Chanta_in_inari)さん。タイトルは『ちょきちょきさん』です。

遊戯王 シックスセンス ちょきちょきさんはとても怖い人だという……

 お絵描き好きのえみちゃんに、ママが「今日は何を描いてるのかな?」と尋ねると、「家の中のみんなを描いてるの」とお返事。紙にはえみちゃん、ママとパパ、もう一人の子ども、それにハサミのようなものを持った黒い影と、曲がりくねった線だけの何かが描かれていました。

遊戯王 シックスセンス

 えみちゃんは黒い影のことを“ちょきちょきさん”と言い、はさみでちょきちょきしながら追いかけてくる怖い人と教えてくれました。えみちゃんはさらに、「でもねー、マキお姉ちゃんが助けてくれたの」と不思議なことを言います。えみちゃんが描いていたもう一人の子ども、それがマキお姉ちゃんでした。しかしマキちゃんは3年前に病気で他界しています。マキちゃんが「ずっと見ててくれた」というえみちゃん。お姉ちゃんがちょきちょきさんから妹を守ってくれたのでしょうか……。

遊戯王 シックスセンス
遊戯王 シックスセンス
遊戯王 シックスセンス

 ママはもうひとつの絵についても恐る恐る尋ねます。するとえみちゃんはこう答えたのです。

 「ヘルカイザードラゴン」

 しんみりモードから突然の遊戯王!? 「なんで地獄の竜が我が家に!?」と驚くママに「お姉ちゃんが連れてきた」とえみちゃんは平然と答えますが、反対にママは気が動転してしまいます。まさか天国に見送ったはずの娘が地獄に堕ちたなんて……。ところで「ちょきちょきさん」はどうなったの?

 しかしこの話はまだ終わりません。また家の中のみんなを描いていたえみちゃんの元に、今度はパパが来ました。今回もちょきちょきさんが描かれていて、ママも心配です。その上えみちゃんの絵にはもう一人女性が増えていました。「これはパパの新しいお嫁さんだよ」――ずっと“一人”でしゃべっているえみちゃんを心配したパパは、再婚を決めていました。実は今まで側にいたママも、本当は亡くなっていたのでした。

遊戯王 シックスセンス
遊戯王 シックスセンス
遊戯王 シックスセンス

 ようやく自分が死んでいると自覚したママの元に、マキちゃんが迎えに来ました。「さあ、ヘルカイザードラゴンに乗って!」。ヘルカイザードラゴンを連れてくることができるマキちゃん、地獄で何をしているの……?

遊戯王 シックスセンス

 亡くなったお姉さんが密かにえみちゃんを守っていた……という泣ける物語かと思ったら、オチですべてを持っていくヘルカイザードラゴン。タイトルで存在感を放っていたはずのちょきちょきさんがどうなったかというと、作者は読者へのリプライで「たぶん消し炭になった」と投稿しています。ヘルカイザードラゴンの圧勝……!

 漫画には「展開急すぎて草」「ヘルカイザードラゴンに全てを持ってかれるちょきちょきさん」「お姉ちゃん&ヘルカイザードラゴンに拮抗するちょきちょきさん強い」など、ちょきちょきさんへの哀悼のリプライが寄せられています。

画像提供:茶んた(@Chanta_in_inari)さん



Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. /nl/articles/2412/14/news019.jpg ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. /nl/articles/2412/17/news163.jpg 柄本佑、「光る君へ」最終回の“短期間減量”に身内も震える……驚きのビフォアフに「2日後にあった君は別人」「ふつーできねぇ」
  4. /nl/articles/2412/16/news079.jpg “プラスチックのスプーン”を切ってどんどんつなげていくと…… 完成した“まさかのもの”が「傑作」と200万再生【海外】
  5. /nl/articles/2412/17/news060.jpg 100均のファスナーに直接毛糸を編み入れたら…… 完成した“かわいすぎる便利アイテム”に「初心者でもできました!」「娘のために作ってみます」
  6. /nl/articles/2412/17/news049.jpg 「品数が凄い!!」 平愛梨、4児に作った晩ご飯に称賛 7品目のメニューに「豪華」「いつもすごいなぁ」【2024年の弁当・料理まとめ】
  7. /nl/articles/2412/17/news183.jpg 「秋山さん本人がされています」 “光る君へ”で秋山竜次演じる実資の“書”に意外な事実 感動の大河“最終回シーン”に反響 「実資の字と……」書道家が明かす
  8. /nl/articles/2412/17/news144.jpg 「私は何でも編める」と気付いた女性がグレーの毛糸を編んでいくと…… 「かっけぇ」「信じられない」驚きの完成品に200万いいね【海外】
  9. /nl/articles/2412/17/news078.jpg 鮮魚コーナーで半額だった「ウチワエビ」を水槽に入れてみた結果 → 想像を超える光景に反響「見たことない!」「すげえ」
  10. /nl/articles/2412/17/news033.jpg セリアのふきんに、糸で“ある模様”を縫っていくと…… 思わずため息がもれる完成形に「美しい」「やってみます」
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  5. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  6. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  7. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  8. ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
  9. 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
  10. セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」