結婚式にも新型コロナの影。「延期」「予定通り実施」「まだ迷っている」みんなの判断は?

378人を対象とした調査。カギとなるのは「ゲストの健康」とキャンセル料。

» 2020年03月24日 11時45分 公開
[谷町邦子ねとらぼ]

 新型コロナウィルスにより、スポーツ・エンターテインメントイベントが中止や延期、規模縮小を迫られるなか、カップルの晴れ舞台にも影響が及んでいます。


コロナと結婚式 たくさんの人びとに人生の門出を祝ってもらうはずが……(画像はイメージです

 結婚準備情報を提供する「ウェディングニュースアプリ版)」が、今年の3月〜12月に結婚式を予定している花嫁とその両親を対象に調査をしたところ、「延期」が3割、「予定通り実施予定」が4割、「まだ迷っている」が約3割と、意見が大きく分かれる結果になりました。

延期、実施予定、迷い中……それぞれの理由


コロナと結婚式 「延期」は3割、「予定道理に実施を予定」しているのは4割

 調査は3月7日〜3月10日に行われ、「ウェディングニュース」の読者の378人がアンケートに回答しました。3月に結婚式を予定している人に限っては、「延期」は約51%、「実施」が46%と、やや延期を決めた人の割合が上回ります。

 延期を決めた人が重視したのは「ゲストの健康」。「遠方からくるゲストや高齢者、子連れのゲストが多かったため」「ゲストの健康を第一に考えた」と、公共交通機関を使い遠方から来ることもあるゲストを心配した回答や、「高齢者や小さなお子さん、妊婦さんから欠席の連絡がきたため」という声もありました。

 延期先に選ばれた時期は、7月や9月が多くなっています。延期にはなったけれど、いつ結婚式をするのか決められない人もいるようです。


コロナと結婚式 台風シーズンとかぶるという不安要素も(ウェディングニュースより)

 一方、「予定通り実施」しようと決めた理由で最も多かったのが「キャンセル料」。「膨大なキャンセル料がかかるため」という声が上がっています。「ウェディングニュース」は、延期の場合でも当日に近づくほど結婚式場のキャンセル料は高くなり、1ヵ月前だと申し込み金や招待状などのアイテム料金が全額かかることが背景にあるのではと推測しています。

 そして、約3割の人が「まだ迷っている」については、「もし延期したとしてもいつ実施できるかわからない」「実施して感染者が出てしまったときの対応」など、新型コロナウィルスの終息の見通しが立たないことによる不安のほか、「延期を決めるタイミングで金額が変わってくるキャンセル料」といった「予定通り実施」と同様、キャンセル料が理由となっているようです。

実際に延期してみた人は

 実際にキャンセル料を払ったと回答した人によると、18万円、20万円、50万円、75万円、100万円と金額はまちまち。結婚式場やタイミングによるのでしょう。

 しかし、「2020年以内なら対応可能」などの条件つきで、7割の式場がキャンセルについての特別処置をしてくれたという結果に。キャンセル料はかからず、支払いは招待状など手配済みのものだけだったという人もいたそうです。


コロナと結婚式 7割がキャンセル料がかからなかったという結果に。これぞ神対応!?(『ウェディングニュース』より)

 さらに、新型コロナウィルスに関しては、「無料での延期」を受け付けている式場も少なくないようです。「ウェディングニュース」ではアンケートでキャンセル料がかからなかったと回答されている全国の式場を公開。これから結婚式場を選ぶ方は、キャンセルについての対応も確認したほうが安心ですね。

(谷町邦子 FacebookTwitter

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. /nl/articles/2412/18/news145.jpg “月収4桁万円の社長夫人”ママモデル、月々の住宅ローン支払額が「収入えぐ」と驚異的! “2億円豪邸”のルームツアーに驚きの声も「凄いしか言えない」
  3. /nl/articles/2412/16/news079.jpg “プラスチックのスプーン”を切ってどんどんつなげていくと…… 完成した“まさかのもの”が「傑作」と200万再生【海外】
  4. /nl/articles/2412/17/news060.jpg 100均のファスナーに直接毛糸を編み入れたら…… 完成した“かわいすぎる便利アイテム”に「初心者でもできました!」「娘のために作ってみます」
  5. /nl/articles/2412/17/news197.jpg 「巨大なマジンガーZがお出迎え」 “5階建て15億円”のニコラスケイジの新居 “31歳年下の日本人妻”が世界初公開
  6. /nl/articles/2412/17/news078.jpg 鮮魚コーナーで半額だった「ウチワエビ」を水槽に入れてみた結果 → 想像を超える光景に反響「見たことない!」「すげえ」
  7. /nl/articles/2412/18/news059.jpg 「奥さん目をしっかり見て挨拶してる」「品を感じる」 大谷翔平&真美子さんのオフ写真集、球団関係者が公開【大谷翔平激動の2024年 「妻の登場」話題呼ぶ】
  8. /nl/articles/2412/18/news015.jpg 家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
  9. /nl/articles/2411/25/news189.jpg 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」
  10. /nl/articles/2412/18/news056.jpg 日本人ならなぜか読めちゃう“四角形”に脳がバグりそう…… 「なんで読めるん?」と1000万表示
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  5. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  6. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  7. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  8. ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
  9. 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
  10. セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」