「†クラウド†」「KURAUDO」を名乗っていた人に聞く思春期のエピソード こうして俺たちは“クラウドになった”勝手にFFVIIリメイク発売記念(2/3 ページ)

» 2020年03月02日 19時00分 公開
[戸部マミヤねとらぼ]

クラウド好きの女性プレイヤーに養われていた

「テニス部だったので、ラケットで超究武神覇斬や勝利モーションを再現しようと頑張りました」

「木刀で凶斬りを練習していたのですが、そのせいで書き順を間違えて先生に怒られました


 取材に協力いただいた7人の中には、クラウドのモーションやリミット技を実際に練習したという人もいた。

 ケレン味あふれるモーションに、漢字を取り入れた斬新な技名。クラウドのリミット技には男子を魅了するロマンの全てが詰まっている。長い棒をバスターソードに見立ててしまうのは「クラウドあるある」なのかもしれない。

 余談だが、リメイクでは「凶」の書き方がさらにめちゃくちゃになっていて笑ってしまった。



「凶」書いてて「N」が出来ることある?(公式トレイラー

 外見や剣技など、現実の自分をクラウドに寄せようとしたエピソードが多い中、オンラインゲーム上でクラウドならではの経験をした人も。「クラウド好きの女性に養われていた」と語るとろ(@Goku_tubushi)さんだ。

――とろさんは、なぜクラウドに憧れたのでしょうか?

とろさん 金髪碧眼、ピアス、バイクなど、現実の社会をよく知らない当時の私が想像した「年上のかっこいいお兄さん像」に完璧に当てはまっていたからです。ハンドルネームをクラウドにしたのは、イケメンかつ孤高の戦士になりきり、周囲の皆とは違う存在になりたかったのだと思います。

――クラウドは弱さや人間臭さも含めて魅力的なキャラですが、子供のころはかっこいい側面ばかり見えてしまいますよね。大人になってクラウドの印象は変わりましたか?

とろさん 当時はクラウド好きであることに一種の特別感を感じていましたが、キングダムハーツやスマブラにゲスト出演する彼を見て、むしろ世界中から愛されているキャラクターなのだと思うようになりました。



――そんな「クラウド」というハンドルネームが中二病の代名詞として扱われることについてどう思いますか?

とろさん まだ中二病の概念が生まれていない時代に、これほど多くの子供たちに影響を与えた功罪はすさまじいと思います。

――「クラウド」を名乗っていたオンラインゲームでは、どのようなプレイスタイルでしたか?

とろさん クラウドが好きらしい熟練の女性プレイヤーに養われていました。ゲーム序盤に声をかけられて、強いモンスターを倒しても「私はいらないからアイテム全部取っていいよ」と。

――すごい……。エピソードの内容にも驚きですし、ヒモとして生活してるクラウドをけっこう容易に想像できてしまうことも目から鱗でした。そんな関係を捨ててまで「クラウド」を卒業したのはなぜですか?

とろさん 2ちゃんねる(現在は5ちゃんねる)で揶揄(やゆ)されているのを知ったからです。

――いわゆる「やめなよ」ですね。最後に、憧れのキャラクターを真似る行為について、現在の考えをお聞かせ願えますか?

とろさん 普段の自分と違う誰かになれる体験はRPGの魅力の1つだと思います。そういった意味では「ゲームを本気で楽しんでいる」といえるのではないでしょうか。思春期特有のちょっとズレた感性が恥ずかしい行動を取らせているだけで……。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/22/news047.jpg 刺しゅう糸を20時間編んで、完成したのは…… ふんわり繊細な“芸術品”へ「ときめきやばい」「美しすぎる!」
  2. /nl/articles/2412/18/news207.jpg 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」【大谷翔平激動の2024年 現地では「プレー以外のふるまい」も話題に】
  3. /nl/articles/2412/22/news034.jpg 後輩が入手した50円玉→よく見ると…… “衝撃価値”の不良品硬貨が1000万表示 「コインショップへ持っていけ!」
  4. /nl/articles/2412/21/news040.jpg 友達が描いた“すっぴんで麺啜ってる私の油絵"が1000万表示 普段とのギャップに「全力の悪意と全力の愛情を感じる」
  5. /nl/articles/2412/21/news019.jpg 毛糸6色を使って、編んでいくと…… 初心者でも超簡単にできる“おしゃれアイテム”が「とっても可愛い」「どっぷりハマってしまいました」
  6. /nl/articles/2412/22/news036.jpg 「これは家宝級」 リサイクルショップで買った3000円家具→“まさかの企業”が作っていた「幻の品」で大仰天
  7. /nl/articles/2412/21/news023.jpg 「人のような寝方……」 “猫とは思えぬ姿”で和室に寝っ転がる姿が377万表示の人気 「見ろのヴィーナス」
  8. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  9. /nl/articles/2412/17/news042.jpg 山奥で数十年放置された“コケと泥だらけ”の水槽→丹念に掃除したら…… スッキリよみがえった姿に「いや〜凄い凄い」と210万再生
  10. /nl/articles/2412/22/news039.jpg 13歳少年「明日彼女に会うから……」 パパを説得してヘアカットへ→大変身した姿に「生まれ変わった」「全く別人みたい」【海外】
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  5. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  6. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  7. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  8. ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
  9. 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
  10. セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」