先回りしすぎな相談者のマリッジブルー。生まれていない子どもの転校や、まだ元気な親の介護に心配募らす 「テレフォン人生相談」先週のハイライト(1/2 ページ)

ちょっと先回りしすぎかも!?

» 2020年03月30日 17時30分 公開
[北村ヂンねとらぼ]

 「テレフォン人生相談」(ニッポン放送・月〜金曜11時〜)先週のハイライト。今回ピックアップしたのは3月24日(火)放送の今井通子パーソナリティー回。

 遠距離恋愛をしていた彼氏からプロポーズされたが、引っ越すことに心配があるという相談。

テレフォン人生相談

何もかも不安になってしまう相談者

 相談者は30歳女性。両親はともに60代。ふたりの兄がいる。

 相談者には付き合って9カ月くらいになる彼氏がおり、最近プロポーズされたのだという。

 「ホントに私もカレのことが好きなのですごくうれしかったんですけど。ただ条件が……今私が住んでいるところからかなり離れたところに住んでいて」

 せっかく遠距離恋愛を成就してプロポーズされたわけだが、遠恋カップルの結婚とはどちらかが引っ越しをするということ。そこが引っかかっているという。

 彼氏は自分が転職するという選択肢は考えておらず、当然、相談者が彼氏の元に来てくれると思っているようだ。

 「私もそういうところをちょっとあやふやにしながら付き合ってきたところはあるので……」

 両親に相談をしたところ「大事に育ててきたから遠くには行ってほしくない」とは言われたものの、最終的には「自分で決めればいいよ」と言ってくれたという。

 やはり彼氏とは別れられないと考えた相談者は「行きます」という返事をした。しかしまだ気持ちが揺らいでいるという。

 「地元、離れたくないっていうのとか、まったく知らない土地に行くっていうのとか、色んな不安が出てきちゃって……」

 そういった不安についてカレが「ちゃんとフォローしていく」と言ってくれたことで、再び「やっぱり付いて行きたいです」と返事をした。……が!

 「返事してからもちょっと悩んじゃって」

 ゆ、揺れてる!

 ここまで悩む引っ越し問題。彼氏の住む地域はどの程度離れているのかというと「飛行機に絶対乗らないと行けない」くらいの場所とのこと。北海道や沖縄ということなのだろうか。

 「今、住まわれているところにものすごく執着しているように思うんだけど、理由は何なの?」

 「家族がいるっていうことと、あとは友達もいるし。仕事も特に辞める理由もなくて……」

 「仕事を辞めたくはないっていうこと?」

 「正直、辞めてもいいかなと思っています」

 今の勤め先にこだわっているわけではないが、彼氏の住んでいる地域で求人をチラチラ見てみたところ、相談者がやりたいと思うような仕事はなかったという。具体的には語っていなかったが、どうやら彼氏が住んでいるのは結構な田舎のようなのだ。

 そしてもうひとつ、相談者が引っかかっているのは住居のこと。現在、親の持ち家に住んでおり「将来、いい人がいたら(一緒に)住んでいいよ」と言われているんだとか。

 「それをカレに言ったら『結局、お金か』みたいなことを言われちゃったんですけど。そっち(彼氏)の方に行くとしたらたぶん、マイホームとかは望めないと思っていて。『生活レベルはちょっと落ちる可能性はあるね』って言われていて」

 持ち家なのはいいが、相談者が「結婚相手は親と同居してくれる人!」とか考えているんだとしたら、なかなか相手を選ぶ話だ。

 これだけ生活拠点の変化に難色を示すあたり、地元から出たことがないのかもと思いきや、海外で生活していたこともあるという。

 「友達から言わせると『あんなにいろいろあちこち行ってたのに、たかが日本、同じ日本語が話せるところで何をそんなに悩んでるのかが分からない』とは言われて」

 一時的に留学するのと、結婚して移住するのでは話は違うとはいえ……。

 「彼氏はその土地の企業かなんかに勤めてて。これ、転職する予定は全然ないの?」

 「それもありまして。ただ、私の住んでいる地域には(支社が)ないらしいので」

 「そうすると、近くなったりすることもあり得るっていうことでしょ?」

 今井通子は、転勤することで多少実家に近づくこともあるんだから……と言いたかったのだと思われるが、相談者的にはこの転勤も心配なのだ。

 「転勤があるっていうのも私の中ではちょっと引っかかっちゃって。子どもが転校生になるとか」「私は大丈夫かもしれないんですけど、子どもがそれで悩んだらどうしようって思っちゃったりとかしちゃって」

 まだ妊娠すらしていない子どもが転校するしないで悩んでも……。この相談者、何事も先回りして勝手に心配しすぎだ。

テレフォン人生相談 不安が募っている相談者

人生のスケールが見えちゃったらつまらないでしょ

 この日の回答者は、精神科医の高橋龍太郎。

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